一昨年の暮れ、京都から一目散に夜を徹して車を飛ばし、夜明けの遅いこの地に着いたのが7時過ぎ、なんとか撮影出来る明るさに成っていた。
九州自動車道小倉南ICでドロップ、北方へ約2.5km、周りに新興団地の押し寄せるなだらかな山裾の里山、「長行(おさゆき)集落」
集落の中程、神社とは名ばかり、大楠の根元に小さな祠が祀られて居ます。
一見スマートに見える楠の巨木は方向を変えれば・・・
根元が異様に膨らみ合体木でもあるかの様に根元から二幹に岐れて居る。
元々三本の大楠が有り、寛政の頃(1800年頃)、小倉城の用材として伐採したところ、村中の牛馬が悉く死に、村人も悪疫にかかり、天守も焼失しまったため、伐採は中止・・・・、この一本が難を逃れた。
目通り8.3m、樹 高18m、小倉市の保存樹に指定され大切にされています。
撮影2011.12.15