神戸市内のど真ん中、JR六甲道駅と阪急六甲駅に挟まれた住宅街の中に建つ春日神社の大きな楠。
阪神淡路大震災で大被害を受け社殿も鳥居も新しくなり、付近もすっかり新しい街並みに成りましたが、この「神前の大クス」はビクともせず、何事も無かった様に葉を茂らせて居ます。
住宅街の真ん中にあり鎮守の杜とは縁遠いような明るく拓けた境内にこの楠だけが光を遮り聳えて居ます。
大楠は「神前の大楠」と名付けられ、兵庫県の天然記念物指定「市民の木」として親しまれ大切にされています。
目通り8.2m、樹高18m、樹齢約500年・・・・長壽の楠としては、まだまだ若々しく物足りなさは有りますが、市街地のど真ん中で阪神淡路大震災の生き証人として、ますます元気に生き続けることでしょう。
拝殿右側にある大楠はすでに枯れ果てているがこれも大切に保存されてた。
撮影2010.4.24