兵庫県丹波山系の真っ只中、 同じ関西人でも京都南部に住む僕にとってはかなり馴染みの薄い地域です。
中国道滝野社で国道175号線へ、その後西脇市内で国道427号線、県道139号線と乗り継いで多可町東安田集落はずれの山裾まで、付近にそれと解る看板が出ているので間違うことはない。
山裾に簡素な本堂と薬師堂が残るのみで無住の寺となってしまった平安時代の建立だといわれる善光寺が有って、このイブキの大木が一本寂しく立って居る。
紀伊半島方面などでイブキの巨木を見慣れているせいかそれ程の驚きはないが・・・。
主幹はらせん状に巻いてるがそれ程の激しさも無くやや物足りなさを感じてしまう。
樹齢約400年、目通り約4.6m、樹高は17mとある。
しかし何は無くともこの景観は捨て難い、誰も来やしないお堂バックに大きなイブキの巨木。
無住と成ってしまった門も無ければ塀も無いがらんとした境内・・・・薬師堂とこのイブキの巨木が寂しく、お互いをかばうかの様にたち尽くして居る。
海沿いでは大きく育つイブキも、こんな雪の多いこの地域では珍しいようです。
因みに兵庫県の指定天然記念物に成っています。
撮影2009.7.4