YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

火定(かじょう)-澤田瞳子

2018-01-07 11:09:27 | 書評
奈良時代の天然痘を巡る話。(アマゾンのリンク

時代背景に馴染みは無いが、ストーリーに沿って分かり易く説明してあるので苦にならない。惜しむらくは、三人いる主要登場人物が誰一人として主人公の域に達しておらず、情念の深さが足りない感じ。

メインテーマである天然痘の大流行は、人類が唯一撲滅させた感染症だからこそ読んでいて恐怖心が煽られる。

恥ずかしながら、平城、平安時代の歴史小説は殆ど読んでいないが、題材によっては面白いかも。


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1 コメント

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Unknown (omachi)
2019-11-21 22:26:04
お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
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