YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

I Dreamed a Dream

2010-01-09 12:23:44 | 音楽関連
Susan Boyleの事は、昨年あれだけ話題になったのでニュース等でなんとなく知っておりました。大晦日の紅白歌合戦で観たのをきっかけに、最初に登場した時の放映をYouTubeで観ました。(恥ずかしながら未だ貼付け方がよく分かりません。http://www.youtube.com/watch?v=RxPZh4AnWyk)何回観ても飽きる事がありません。

こんな奇跡みたいな事があるのですね。全ての状況を引っ括めた上で、この番組で脚光を浴びるまでの彼女の人生を象徴している様な"I Dreamed a Dream"の歌詞が最高です。(I Dreamed a Dream Lyrics)

" Now life has killed the dream I dreamed."  結局、こういう事になるのですけれど。

頑張れば良い事があるなんて単純で無邪気な年齢ではありませんが、観る度に不思議に勇気づけられ、その歌詞で切なくなります。

彼女が同い年という事と大いに関係すると思いますが,こんなに興奮と無常が一緒に押し寄せてくる感覚は、初体験です。

海のならずもの Sea Shepherd

2010-01-09 01:13:49 | 雑記
カジュアルではあるが捕鯨史が好きな私にとって、反捕鯨運動、その中でも特に捕鯨船への妨害活動は、狂気の沙汰としか思えません。捕鯨シーズンの始まりという事で、早速、Sea Shepherdの船が、捕鯨船に(”と”ではありません)衝突する事故が起きておりす。(あちこちにニュース映像があるので探してみて下さい。Sea Shepherdの宣伝映像自体にも反対運動の過激さ、ならず者ぶりが出ております。)

GreenpeaceやSea Shepherdは、思想、方法論からして、環境保護、動物愛護テロ以外の何物でもないと思います。

一応、日本の捕鯨は調査なので、クジラの保護という意味でも重要です。しかし、そんな事はおかまい無しです。

クジラは増加していると言うデータもあり、ある程度捕鯨した方が他の水産資源とのバランスが良くなると言った議論もあります。(日本捕鯨協会、今日初めて見てみましたが面白そうなサイトです。)

絶滅に瀕している動物や可愛い(知的な?)動物は、何が何でも保護しなければいけないという考え方は、極端すぎます。人間の活動が広がった事で、伝統的な自然との共生が難しい限り、経済とのバランスを考えながら新しい共存を考えるべきだと思いますが、そんな気は少しも無さそうです。

日本の様に捕鯨の伝統がある国にとって、環境保護、動物保護の視点からだけで反対する国々、人々は偽善者以外の何物でもありません。こんな輩に限って、インディアンや原住民の伝統を守ろうと言ってみたりします。(日本人も日本列島に住む原住民とみなす鷹揚な気持を持って欲しいものです。)アメリカ、カナダに至っては、油のためだけに捕鯨をしてきた歴史もあります。捕獲許可が与えられているエスキモーが獲るクジラが、一番絶滅の危機にある種と言う皮肉な事実もあります。

ほぼ100%のアメリカ人にとっては捕鯨は想像出来ない上に、鯨は知的であると言うイメージがあるので,捕鯨反対運動は当初からハリウッド俳優、それも結構有名どころが、名を連ねております。昨日もテレビで$5ミリオンを寄付して、Sea Shepherd 所有の船に自分の名前を冠している昔のTVのゲーム番組司会者が出ておりました。

ここは、一つハリウッド男優である渡辺謙に一肌脱いでもらって、捕鯨賛成キャンペーンでもやるしか無いと思います。捕鯨反対の立場から、日本の調査捕鯨にオブザーバーとして参加し、条件付きながら捕鯨賛成派となった CWニコル にも一層頑張って欲しいものです。