龍澤山 禪昌寺の開山

龍澤山　禪昌寺の開山

その後、いったん飛騨に戻り、享禄元年（一五二八）、（天文元年（一五三二）とする異説あり）、筆者案ずるにこの説は竣工の年月と考える）。
　このころ、益田郡中呂村（現在、下呂市中呂）の、「龍澤山　禪昌寺」を開山し、その始祖となっている。

乾徳山 慧林寺の中興

乾徳山　慧林寺の中興

　明叔慶浚は、大永年間（一五二一－一五二七）に招かれて甲斐国の慧林寺（恵林寺　山梨県甲州市）に入り、荒廃していた、慧林寺の再興にとりかかり、飛騨から飛騨番匠（斐太ノ工）を招いて堂宇を建造し中興となった。