行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

藪萱草(ヤブカンゾウ)

2012-07-20 20:54:03 | 花,植物

7月になり,野の緑の中に濃い橙色が目に付きます。
藪萱草(ヤブカンゾウ)の花が咲きだしたのです。
ヤブカンゾウ,ノカンゾウ(野萱草)は人里で見られるキスゲの仲間です。
このように群れて咲いていると橙色のキスゲのように思えます。


ヤブカンゾウは八重花,
ノカンゾウは一重のよく似た色の花をつけます。
家近く(東京稲城市)を7月の一週,二週と歩いてみて,
野原に住宅の横にたくさんのカンゾウの花を見つけましたが
みんなヤブカンゾウでした。


ヤブカンゾウのほうが多く存在するのは間違いないのですが,
ノカンゾウがまるでないかというとそうでもありません。
昨年は,8月になってからノカンゾウをいくつか見ました。
多分,ノカンゾウは花期が遅く,
これから見られるものと思われます。




八重花は蘂が花弁化したといわれています。
見つけたヤブカンゾウの花,
八重花ですが,雄蕊があるものとないものがあります。
ということは,完全に蘂が花弁化したものと,
一部だけ花弁化したものがあるということになります。
しかし,雄蕊が残っているものが花弁数が少ないかというと
そうでもないようです。
こんな疑問も湧いてきましたが,
蘂があっても,なくても,ヤブカンゾウは3倍体,種子はできません。


萱草やより鮮やかに草緑
コメント
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