6月の梅雨空の下,
草野に咲いていた黄色のキク科の大輪花,
どれももともとは園芸種なのだと思いますが,
野生化,雑草化しているものが多くあります。
(小さなひまわり)
ひまわりは背丈が大きいものと思っていましたが,
最近は草丈50cm以下の小さなひまわりが
野生化しているものをよく見ます。
(オオハンゴンソウ)
北米原産で明治中期に渡来し,
昭和の中ごろに野生化が始まり,
今は日本全国に定着,広がっています。
外来生物法により特定外来生物に指定されており,
栽培,保管,運搬などを許可なく行なうことが禁止されています。
花びらがやや垂れ下がり,
筒状花の中央部が盛り上がるようにある特徴があるそうです。
写真上は上の特徴どおり,オオハンゴンソウ,
下も当初オオハンゴンソウと思いましたが,
花びらは垂れ下がっていないのでわからなくなりました。
(ヒマワリモドキ)
ヒマワリモドキ,キクイモモドキ,キクイモ,
これらの識別,なかなか難しくよくは分かりません。
3者ともヘリオプシスと呼ばれるよく似た仲間なのです。
上の写真,ヒマワリモドキと判断しましたが,
あまり自信はありません。
(キクイモモドキ)
当初,これをキクイモ,
上のヒマワリモドキをキクイモモドキと判断していましたが,
葉の形などから,こちらがキクイモモドキと思われます。
(オオキンケイギク)
5月末から6月,草原に密集してよく見られる
今や誰もが眼にしたことのあるきれいな黄金色の花です。
これも鑑賞用に導入された帰化植物,
繁殖力が強く,野生化し日本全国に広がっているようです。
オオハンゴンソウに同じく,特定外来生物に指定植物です。
ひまわりは小ぶりも黄色大輪花