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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

四十雀とグミの花

2010-04-20 19:02:40 | Weblog
3月の最後の日曜日,家の屋根から,
「スピッスピッスピッ」とよく響く鳴声が聞こえてきます。
聴き方によってはピースピースとも聞こえ,
平和な春を楽しんでいるかのようです。
外に出てみますと,四十雀がグミの木に舞い降りてきました。
すぐ横のハナミズキにも一羽,四十雀がいます。
カップルかもしれません。
さっそくカメラを持ち出してみました。
グミにとまったものは黒い腹帯が太く,雄の四十雀です。
咲いたばかりのグミの花を啄ばんでいるように見えます(写真上)。
ハナミズキにとまっていたのは腹帯から判断して,雌の四十雀です。

このグミの木には3月の上旬にも,やはり四十雀が2匹訪れていました。
上のものと同一のカップルかも知れません。
写真中はそのときのもの,これは雌の四十雀が撮れました。
グミの木はやっと芽が膨らみを見せています。
上の写真のわずか半月ほど前ですが,葉も蕾もまだよくわかりません。
写真下は4月3日,写真上から1週間後のグミの木,
花を一杯に咲かせていました。

時間軸が前後して,分りづらくなりましたが,
まとめてみますと,
写真中→上→下と早春から春にかけてのグミの樹の移り変わり,
あわせて,そこに訪れた雌雄の四十雀の姿です。

春深しピースピースと鳥の鳴く

 四十雀雌


 グミの花
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紫花菜(ムラサキハナナ)

2010-04-19 22:28:45 | Weblog



諸葛菜(ショカッサイ),花大根(ハナダイコン),
オオハラセイトウ,紫花菜(ムラサキハナナ),
いろいろな名が付けられていますが,
この花の姿からは,紫花菜が一番似合うように思えます。
2,3日前の新聞でも,ムラサキハナナが昭和記念公園で満開,
いまが見頃と紹介されていました。

4枚の花弁から想像できるようにアブラナ科の植物,
もともとは園芸植物だったようですが,いまは野生化しており,
春3月ごろから,野に咲いているのをよく見かけます。
パステルカラーの花の紫,葉の緑が明るく,春らしく,
野に群生して咲く姿がよく似合います。
写真は上下ともに雑草に混じり咲く紫花菜。

諸葛菜の名は三国時代の蜀の軍師・政治家である諸葛孔明が,
緊急時の備えとして栽培したことによるようです。

野に生きてところを得たり諸葛菜
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接骨木(ニワトコ)の花

2010-04-18 23:22:16 | Weblog




山地の斜面に山野の木らしい素朴な花をみつけました。
接骨木(ニワトコ)のようです。
ニワトコはスイカズラ科の山野によく見られる落葉低木,
新緑の展開とほぼ同時に白い小さな花がかたまって咲きます(写真,4月10日)。
新芽は天ぷらなどにして食用にもされるようです。
接骨木の不思議な当て字はもともと枝,幹,葉などの煎液を
骨折や打撲などの治療に用いたところから使われているようです。

宝塚歌劇団の「すみれの咲く頃」というよく知られた歌は,
もともとはオーストリアではやった
「白いニワトコが再び咲く頃」という歌だそうです。
それがフランスにわたり「白いリラの咲く頃」というシャンソンとなり,
そして,日本に持ち込まれ,「すみれの咲く頃」と変化し,
いまや,宝塚歌劇団のテーマソングのような存在になりました。
ネット情報でニワトコを調べていましたら,
上のようなことが記されているブログがありました。
歌にされるようですから,オーストリアではニワトコはごく一般的な花のようです。
もっとも,このニワトコは花の香りが日本ニワトコに比べ強い
西洋ニワトコといわれるもののようです。
しかし,日本名の接骨木の花では歌詞にするのは難しいですね。

接骨木の朽ちた枝にも若葉かな
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黒文字の花

2010-04-17 23:59:54 | Weblog




城山かたくりの里,山の頂上近くに,
春らしく,明るく若々しい花を咲かせている小木を見つけました(3/30)。
黒文字(クロモジ)の木です。
天を向いて葉先を立てるその黄緑色の新芽,
無垢な黄色の花に春のいのちを感じます。

クロモジはクスノキ科クロモジ属の落葉低木,
枝は高級楊枝の材料とされ,その楊枝自体も黒文字と呼ばれ,尊重されるようです。
黒文字の名の由来は若枝の表面に出る斑紋を文字に見立てたとのことです。

山風の柔らかく吹き黒文字の花
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ヒメオドリコソウとタネツケバナ

2010-04-16 22:42:37 | Weblog




昨日,今日ととても寒い4月の中旬です。
真冬並みの気温といわれていますが,
今,帰宅しましたが,外の風の冷たさは真冬並みではなく,
真冬以上と感じました。
東京でも今夜から明日にかけて雪になるかもしれないという予想が出ています。
東京の4月17日の雪は観測至上1位タイになるそうです。

そんなこともあり,今日は少し前の3月下旬に撮った初春の雑草の花です。
写真上,姫踊子草(ヒメオドリコソウ)とそれを取り囲むタネツケバナです。
姫踊子草はシソ科ヒメオドリコソウ属のヨーロッパ原産の帰化植物,
春早くから,道端,空地,畑地などによく見られる雑草です。
段々に五重塔のように積み上げられた葉,葉の上層は赤紫色となり,
そこに小さなピンク色の唇形の花が咲きます。

タネツケバナはアブラナ科の雑草,
日本全土に生育する越年草で,春早くに白い小さな4弁花をつけます。

両者が並んで花咲く姿は,
踊子とそれを引き立てるバックダンサーと言うところでしょうか。

写真下,群生して咲いている姫踊子草,
踊子草は群生していることのほうが多い植物のようです。
その名からか,群生して咲いているのを見ると,
踊子が大勢で踊っている場面を想像してみますが,
なかなかそうは見えません。
写真,じっくり見ると,踊子というより赤鬼の集まりです。
なにか,なまはげの鬼が大勢でこちらに向かって来るように思えます。

紫の笠おそろいに踊子草
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三色咲きの桃

2010-04-15 22:40:02 | Weblog


淡いピンク,ピンク,緋色と見事に三色の花を咲かせている桃の樹です。
今年は特に見事に思えます。
ご近所の庭ですが,道路から撮らせてもらいました。

三色の桃を接いだのでしょうか,
どうやってこんな桃の樹ができたのか知りたいものです。

眼を凝らす一樹三色(みいろ)に桃の花
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白桃の花

2010-04-14 22:55:14 | Weblog




道路に面した農家の前庭,果樹仕立ての樹に,
桜かなと思われるきれいな花が咲きはじめていました(写真上,3/27)。
一週間後の4月3日,花見の帰り道,その花の満開の姿が気になり,
少し遠回りをして寄って見ました。
すると,なにやら作業をしている人がいます。
聞いて見ますと,その桜に似た花は白桃で,
いま受粉の作業をしているとのことでした。
きれいですねというと,
どうぞ,いっぱい写真を撮ってくださいということで,
撮らせてもらいました(写真下)。
あのみずみずしく美味な果実に,こんなきれいな花が咲く,
白桃の樹はすばらしい。

山里に至福のときあり桃の園
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梨の花

2010-04-13 23:02:54 | Weblog



ブログ主の住む,ここ稲城の特産物である梨,
梨園の梨の花がほぼ満開になっています(4/10)。
今年は桜が満開までに時間がかかったせいか,
三沢川のほとりでは,桜と梨の花が道を挟んで同時に鑑賞できました。

歌舞伎の世界を梨園(りえん)と呼びますが,
これは唐の玄宗皇帝が梨の植えられている梨園と呼ばれる場所で,
自ら音楽を教えたという故事に由来するとのことです。
もともとは演劇界全体をこう呼んでいたようですが,
いまでは歌舞伎の世界に限定して使われるようです。

玄宗の時代の梨園は,中で音楽が演奏できるほど広々としており,
梨も多分,花を楽しむために,いまの桜と同じ目的で植えられていたと思われます。
ここ稲城の梨園は果実を収穫するため,効率よく梨の木が植えられ,
樹高も2m弱に収穫がしやすいように,低くそろえられています。
また,鳥害を防ぐためと思われますが,
どの梨園も青いネットで地面以外の5面が囲まれています。

写真はそのネットの隙間から撮った梨の花です。
純白の花びらに紅い雄蘂,桜に増してきれいな花に思えます。

紅桜白き梨花に落ちにけり
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スジグロシロチョウとモンシロチョウ

2010-04-12 23:20:23 | Weblog
例年は桜の花より1週間ほど遅い開花と記憶していますが,
今年は,桜の満開と時を同じくして,
4~5分ほどでしょうか梨の花が咲いていました(4月3日)。
そして,梨畑では,はやくも受粉作業を行われていました。

多分,このような花には受粉はされず,
実にはならない花と思われますが,
切り株の瘤に梨の花がかたまって咲いていました。
そこに,蝶が一匹,とまっています。
あまり見たことのない蝶です。
よく見ようと近寄っても動こうとしません。
生まれて間もないのかもしれません。
生まれてはきたが,寒いので動けないのかもしれません。
シロチョウ科の蝶には違いないと思われますが,
モンシロチョウではないようです。

調べて見ますと,スジグロシロチョウの春型とのようです。
スジグロシロチョウは発生時期により,春型と夏型があり,
春型は写真のように翅に黒い筋がはっきりと浮かびます。
モンシロチョウとは明らかに違い,判別ができます。
夏型はこの筋が薄くなり,
モンシロチョウと混同されていることが多いと記されています。

写真中は昨年8月に撮ったキツネノマゴにとまるシロチョウです。
いままでモンシロチョウと思っていましたが,
正しくはスジグロシロチョウに分類され,それの夏型のようです。
うっすらと黒筋が確認でき,紋もありません。
都会ではモンシロチョウに比べ,少なくなっていると書かれています。
写真下は正真正銘のモンシロチョウ(2009年10月),
しっかりと紋があります。

花冷えや彩なき蝶の動かざる

 スジクロシロチョウ夏型

モンシロチョウ
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木々芽吹く

2010-04-11 21:25:37 | Weblog




桜が満開に咲き,桃の花も一斉に花を開き,
レンギョウ,雪柳があちらこちらで彩りを添えています。
時々寒い日はあるものの,フィールドはまさしく春爛漫です。

様々な落葉樹も芽吹き,初々しい緑を見せています。
花にも増して美しいこの時期の,木々の芽吹きの一瞬です。

美しく木々の芽吹きし夜の闇

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