行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

霜柱・氷

2009-01-19 20:31:30 | Weblog
霜柱

 水たまりの氷   

関東ローム層の赤土の土地に育った.
小学生の頃,冬の朝は,畑畦の霜柱をさくさく踏みつぶして歩くのが,
楽しみの一つであった.
毎日のように霜柱を踏んで通学していたような気がする.
また,池や水たまりにできた氷を割ったり,
その上を滑ってみたりするのも,道草の一つであった.

道が舗装され,土の道がなくなり,水たまりもなくなり,
また,温暖化の影響もあるのかもしれない.
東京では,霜柱や氷を眼にすることがめっきり少なくなってしまった.

写真は先週,公園の花壇の日陰で見つけた霜柱と水たまりの氷.
小さい頃を思い出し,撮ってみた.

寒い日が続き,空気が澄んでおり,星,月がとてもきれいである.
一週間ほど前であろうか,まだ空にうっすらと青の残る夕暮れ,
まん丸の月が東の空に出ていた.
大きな鮮やかな満月が遠景の大東京を見下ろすようにあり,
まるで影絵のようであった.

 暮れなずむビルの街町冬の月  
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蕾のまま・・・

2009-01-18 16:14:48 | Weblog
冬のムラサキカタバミ

 冬蕾(薔薇)

駐車場コンクリート壁の隙間に根づいているムラサキカタバミがある.
昨年暮れから何回か花をつけるが,なかなか咲かない,開かない.
ときどき観察しているが,いつも花は閉じている.
そして,いつのまにか花がなくなっている.
一度も開かずに花が終わってしまうような気がする.
正月を過ぎて,再び花をつけたが,やはり開いているのを眼にしない.
寒くて咲ききれないのであろうか.

下も我が家での写真.
樹がかわいそうだから,切ってやれというのを
蕾があるからかわいそうと奥さんが一枝だけ残した薔薇である.
1月に入り,蕾がほとんど大きくならない.
色も黒ずんできている.
このまま枯れてしまうのかもしれない.

 あわれなり咲けずに散るか冬蕾
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早くもオオイヌフグリの花

2009-01-17 23:15:48 | Weblog
オオイヌフグリ

日当たりのよい南斜面に,早くもオオイヌフグリの花がたくさん咲いていた.
1cmに満たない小さな花であるが,
コバルトブルーの花色がとても魅力的である.
まだ枯れ草一面の野に,一番に咲くこの花は春の訪れであり,
気持ちをうれしくさせてくれる.

ゴマノハグサ科クワガタソウ属の雑草植物で,
ヨーロッパ原産,明治初期に渡来している.
渡来前からあった薄い紫の花をつけるイヌノフグリに花,形が似ていて,
少し大きいのでオオイヌフグリと名がつけられた.
フグリとは陰嚢の意味で,
イヌノフグリの実が犬の陰嚢に似ているので,そう名付けられたようである.
オオイヌフグリの実は陰嚢に似ているわけではないが,
そのままイヌフグリの名が課せられている.
ヨーロッパでは「聖女ヴェロニカの草」といわれ,崇められているようである.
日本でも先にイヌノフグリがなかったら,
可憐な名前がつけられていたに違いない.

 まだ春は先と思うぞ いぬふぐり
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雀の 木の葉

2009-01-16 22:28:46 | Weblog
寒雀

 雀の葉

道を歩いていると,目の前の樹から数十羽のスズメが一斉に飛び立った.
そして,少し前の樹に,また一斉に留まる.
何回かそれを繰り返す.
ボスがいて,号令をかけているのか,本当によくそろって行動する.
まるで,集団行動の訓練をしているようである.

スズメが適当な間隔でとまり,折からの逆光で,
枯れ木に葉が瞬時に生えたように感じられた(写真下).
写真上は同じスズメの集団,こんどは背の高い樹に留まり,
そして飛び立つ瞬間である. 

 寒雀一糸乱れず枝の上
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ヒドリガモ(緋鳥鴨)

2009-01-15 22:28:48 | Weblog
ヒドリガモ♂(多摩川1/10)

先日の土曜日,強い北風のなか,多摩川の土手を歩いてみた.
河川敷ではリトルリーグの子供達であろうが,野球の練習をしている.
凧上げをしている親子もいた.
強風に煽られ,なかなかうまく上がらない.子供は帰りたがっているが,
父親のほうが夢中になってしまったようである.
土手の道は,ランニング,散歩,スポーツサイクルで疾走する人,
川風の冷たさにも関わらず,けっこうたくさんの人がいた.

川の水量は,前の日,雨がだいぶ降ったので多い.
しかし水は碧く,水面は風に揺れ,日の光りを反射してきらきらしている.
比較的流れが弱く,深みのところに鴨と川鵜がいた.
鴨は比較的小柄な種である.5,6羽いる.色の違うものがいる.
鴨は雌雄で体色,かっこうなどが違うので多分オス,メスであろう.
写真は一番近くで,撮ることができたもの.
調べた結果,ヒドリガモ(緋鳥鴨)のオスである.
ヒドリガモは冬にユーラシア大陸の北部から渡ってくる.
日本にはけっこう普通にいる鴨らしい.
鴨のなかでも小柄な部類で,植物の葉,茎,根などを食べる.
額の茶の地にクリーム色がモヒカン刈りのようになっているのが特徴である.
また,眼がやさしく,かわいらしい.

 冬の土手ひたすら北に歩みゆく
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梅一輪

2009-01-14 22:38:27 | Weblog
紅梅(1月11日)

 白梅(1月10日)

寒に入り,やっと冬らしい寒さになってきたここ一週間である.
これから大寒をむかえ,さらに寒さが厳しくなってくるのであろう.
そんな中,春告げ花としては,少しフライングと思われるが,
早くも,梅の花が咲いていた.
紅白のいずれとも,まだ一輪,二輪であったが,
たくさんの蕾が膨らんでおり,すぐにも仲間が花をつけそうな気配である.
1月10,11日の稲城市内での写真である.

 寒の入り梅一輪の気品かな
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カエデと楓(フウ)

2009-01-12 12:42:11 | Weblog
楓(フウ)の実

すっかり葉が落ちたカエデ並木のいくつか樹に
栗のイガのような実が付いていた.
カエデの実はこうなのだと思いながら,青空を背景に写真を撮る.

しかし,ネツト等で調べたカエデの実はプロペラのような羽根が付いている.
この写真の実とはだいぶ様相が違う.
どうもカエデの実ではないようである.
さらに調べてみると,この実はカエデバフウの実であると分かる.
ということは,カエデ並木と思い紅葉を眺めていた並木は,
カエデではなく,カエデバフウの並木であったということになる.

カエデバフウは別名アメリカフウ,マンサク科フウ属の落葉高木であり,
葉の形,紅葉するところなどカエデにそっくりであるが,カエデではない.
さらにややこしいことにフウの漢字は楓と書く.
カエデと混同するのも無理のないことと思われる.
この楓(フウ)の実は金,銀に色付けされて,
クリスマスの飾りによく用いられているあの植物の実のようである.

裸木に残り葉一つ空青し
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景色

2009-01-11 21:34:24 | Weblog
雲と住宅

暖かくおだやかな正月の日中,雲までがゆったりとおだやかである.
少し高台に行き,高層住宅とその雲を撮ってみた.
奥の大型マンションが2,3年前にでき,
長い間空いていた手前の土地も造成され,
いまはスズメが群れをなして,草の種を啄んでいる.
間もなく戸建て住宅が建つと聞く.
この街もゆっくり,徐々に開発が進んでいる.

 寒すずめこの大空(そら)のもと我もをり
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タヌキの里

2009-01-10 21:51:54 | Weblog
タヌキ像

 リス

正月6日の朝,稲城駅前に近いメインストリートで
タヌキが車にはねられ無惨にも死亡していた.
冬毛のふさふさしたりっぱなタヌキである.
エサがなくなり,こんなところまで出てきてしまったのかなと,
「平成狸合戦ぽんぽこ」というアニメ映画を想い出す.

スタジオジブリによる「平成狸合戦ぽんぽこ」は,
開発により,棲む場所を失いつつあるタヌキが団結して,
人間に対抗し,開発を阻止していこうとする物語である.
多少,社会性を感じさせるテーマをタヌキが化けるという言い伝えと
アニメいう手段を駆使して,ユーモラスに娯楽性たっぷりに描いている.
その舞台と設定されたのが,ここ多摩ニュウタウンである.
そしてここには,いまでも狸がある程度の数,生存しており,
交通事故に合っている姿も時々見る.

写真はそんなニュウタウンの中に,
オブジェとしてこっそり配置されているタヌキとリスの像である.
その他,フクロウ,カエルなどいろいろな動物(鋳造品や石像)と
思わぬところで出会うことがあり,ニヤリとしてしまう.

 狐狸の地を故郷ときめて春いくつ
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海底火山噴火?

2009-01-09 22:24:28 | Weblog
火山噴火

季節はずれの噴水の写真である.
水を動かして,浄化するのだろう,正月も休まず水を噴きだしている.
オート撮影のため,シャッタースピードが速く設定され,
火山が噴火しているかのように撮れた.
噴水の出口が山のように水面から出ているので海底火山の噴火であろうか.

 きらきらと輝き増せる水に春
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