
城山公園の山道のところどころに
小さな白い花を見つけました(10/23)。
高野箒(コウヤボウキ)です。

関東以西の山林の日当たりよい場所によく見られる
キク科コウヤボウキ属の落葉小低木,

高野山でこの茎を束ねて箒の材料としたのでこの名があります。
こんな地味な花ですが,
山道に自生しているとよりきれいに感じます。
花はよく見るとうっすらと紅色がかかっているようです。

同じく城山公園の野草園に見つけたコウヤボウキによく似た花,
こちらは柏葉白熊(カシワバハグマ)です。

カシワバハグマもキク科コウヤボウキ属,
コウヤボウキの仲間なのです。
こちらはあまり日の当たらない林床に生育する多年草,
草本です。
葉が柏の葉に似ていて,
白色の頭花がハグマ(白熊;ヤクの尾の毛)に
似ているのでこの名があります。

同じく,城山公園の山道の草の中に
薊(アザミ)を見つけました。
アザミの花の色は赤紫色ですが,
花の形はコウヤボウキのどこか似ているように思います。

ノアザミに姿形がよく似ていますが,
秋に咲いているのはノハラアザミです。
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