

12月の今頃,ねずみの糞のような形のたくさんの
黒い実が付いている樹木を見ます。
ねずみの糞と言っても,若い人は見たことがないかもしれませんが,
直径1cm弱の黒い楕円形の実です。
葉の感じがモチの仲間に似ており,
この実の外見から,この木ネズミモチの名がつけられている
モクセイ科の常緑の小高木です。
5~6月,枝先の円錐花序に白い小さな花を咲かせ,
実は夏から秋は緑色で,熟してくると黒くなります。


トウネズミモチと呼ばれる木があります。
トウは唐の字,中国原産のネズミモチです。
ネズミモチと同じくモクセイ科で,樹姿,葉などとてもよく似ていますが,
実が円形に近く,また,その実の数がネズミモチに比べても多いのが特徴です。
中国のねずみは円形の糞をたくさんするから
トウネズミモチはこんなに実が多い?
つまらない冗談ですが,
それにしてもこの実の数,驚くほどたくさんです。
ねずみもち折れるばかりの実を抱え
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