行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

狐の孫(キツネノマゴ)

2009-08-24 22:23:29 | Weblog


狐の孫(キツネノマゴ),
本州以南の各地に分布する一年生草本,やや湿ったところを好み,
8月~10月,淡いピンク色の花を穂状花序に少しずつ咲かせる。
キツネノマゴ科キツネノマゴ属のいわゆる雑草である。

狐の孫の名の由来は諸説あるようだが,穂状花序が狐の尻尾のようであり,
それが孫のようにとても小さいからといわれている。
説に少し無理があるようにも思えるが,ともかく,その名はアカンサスなど
キツネノマゴ科一家の代表名となっている。
写真上は稲城市中央園の林の木の下に群生していた(8/22),
写真下は,狐もいただろうと思える石見銀山遺跡の
間歩近くに咲いていたキツネノマゴ(8/9)。

石見銀山遺跡には600もの間歩(まぶ)と呼ばれていた坑道がある。
その中にはとても人間が入れるとは思えないほど
小さな個人間歩といわれるものが,
いくつもあり,当時の採掘の状況,たいへんさが推察される。

夏草や山師の夢の地獄跡
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