行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ダイコンソウとクサニワトコ

2024-10-08 20:00:28 | 花,植物
7月19日の上谷戸の散歩道、
ダイコンソウ、クサニワトコが花をつけていました。


谷戸の草地にダイコンソウ(大根草)の花を見つけました。
バラ科ダイコンソウ属 の多年草、
日本全国に分布、丘陵地や山地の林下などに生育しますが、
生育環境の悪化によるものか、筆者の散歩フィールドでは見る機会が減少しています。


花期は7~8月。
まばらに分枝した茎先に径15mmほどの黄色の花をつけます。
花弁は5個で平開し、萼片は5個で花時に下向きに反り返ります。


雄蕊と雌蕊は多数あり、
集合果は径15mmほどの球形、痩果は紡錘形となり、先がS字状に曲がります。
ダイコンソウの名は根出葉が大根の葉に似ているからとのこと。
草に隠れていて、いつも根出葉の確認を忘れます。


草藪に木のような大型の草が
花序に小さな白い花をたくさんつけていました。
葉は2 - 3対の小葉からなる奇数羽状複葉、
レンプクソウ科ニワトコ属のソクズです。
クサニワトコ(草接骨木)の別名を持ちます。


ソクズの花期は7~9月、茎の先端に大型の集散花序をつけ、
小さな白い花を多数つけます。
花序の中に杯状の黄色い腺体がいくつか見られるのが特徴です。


コクサギ(小臭木)の青い(若い)果実を見つけました。
コクサギはミカン科コクサギ属、雌雄異株の落葉低木、
果実は分果、多くは4分果しています。
秋には茶色に熟し、黒い種実を飛ばします


トウダイクサ科ナンキンハゼの青い(若い)果実。
10〜11月に褐色に熟して裂開し、3個の種子が現れます。
種子は白いロウ質の仮種皮に包まれ、
この仮種皮を集めてロウソクを作ることができます。
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