行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツチイナゴ、クロコノマチョウ、ウラギンシジミ

2020-11-01 20:00:45 | 昆虫
コロナ渦が続く中、
あっという間に10月も終わってしまいました。
今年は気持ちよい秋日は少なく、
雨が多く、時には寒さを覚える10月でした。


寒い日が続いた後の10月中旬のある日、
夏の昆虫がすっかり姿を消した中、
里の散歩道に続けてツチイナゴの成虫を確認しました。


道路脇の百日草の花の上にもツチイナゴの成虫が。
夏に見られる幼虫は花の上にときどき見ますが、
成虫が花にいるのは初めて見ました。


ツチイナゴは珍しい生態のバッタ、
秋に成虫となり、
寒い冬を緑色の涙を流しながら成虫で冬を越します。
そして、翌年の6月ごろまで生き抜いて、種をつなぎます。
他のバッタ類が成虫の夏は幼虫で過ごします。


タテハチョウ科クロコノマチョウ。
秋型が谷戸の藪をふわふわと飛んでいました。


クロコノマチョウは夏型と秋型があり、
秋型が成虫で越冬、
樹間や竹林の落ち葉の間に隠れて越冬します。
もともとは南方系の蝶、最近は関東地方でもよく見られます。


シジミチョウ科ウラギンシジミの雄。
翅に傷みも色褪せもないので、
多分、発生して間もない個体です。


逃げずにいてくれたので正面から顔にピントを。
ウラギンシジミも成虫で越冬する蝶、
この個体も来春まで生き抜くはずです。

コメント
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