行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ミドリヒョウモンとアカボシゴマダラ

2016-10-16 20:00:08 | 昆虫
ミドリヒョウモンとアカボシゴマダラ、
同じ日、同じ場所で写し、
両者ともタテハチョウ科そして色が名につく、
無理やり共通点を探して、一緒に載せてます。


今年初見のミドリヒョウモン、
雌の個体です。
房藤空木の花に吸蜜していました(10/2)。


毎年、9月下旬~10月初め、
数頭は自宅近くの公園に見つけるのですが
今年は見たのはこの一頭だけです。
雨そして厳しい暑さの9月だったせいでしょうか。
周辺の開発により、自然も少なくなってきてもいます。


ミドリヒョウモン、
後翅の裏面に数本の白帯があるのが特徴です。


ほかのヒョウモンチョウに比べて
オレンジ色が鮮やかでありません。
特に雌は褐色の豹紋模様が大きく、
オレンジ色がくすんでいます。


ミドリヒョウモンの近くにアカボシゴマダラを見つけました。
もともとは日本には奄美諸島に分布するだけで
存在しないはずの蝶ですが、
昭和の終わりごろに、愛好者が放蝶したのが元といわれていますが、
大陸由来の個体群が関東地方を中心に急激に広がっています。
東京の多摩地区では、ミドリヒョウモンに比べれば、
はるかによく見られる蝶となってます。


赤い星模様もあり、けっこう美しい蝶、
動きもそれほど早くありません。
この後、補虫網を持った親子がこの蝶を捕まえて、
揚羽蝶が捕れたと喜んでいました。


花に吸蜜はせず、樹液を食餌するそうです。
草にとまったこのアカボシゴマダラ、
草液も食餌するのでしょうか、よく見ると口吻を伸ばしています。

幼虫の食樹はエノキとのこと、
日本在来のゴマダラチョウも食樹はエノキです。
ゴマダラチョウもまた見ることがめっきり少なくなっています。


コメント
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