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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

タネツケバナとハコベ

2009-03-29 21:54:36 | Weblog
タネツケバナ(3月7日),ロゼット付き

 (ミドリ)ハコベ

タネツケバナはアブラナ科タネツケバナ属の雑草で,日本全土に生育している.
10月ごろ,水田の畦や空き地に発芽し,
ロゼットで冬を越し,春に花を咲かせる.
稲の籾種を水に漬ける頃に,
花開くのでタネツケバナ(種漬け花)の名がある.
今年は暖冬のせいもあっただろうか,東京の多摩,稲城あたりでは,
3月初旬にはあちらこちらでこの花が咲いていた.
白い4弁の花は直径4~5mmと小さい.
春の七草として,同じアブラナ科であるナズナと間違えて,
七草粥などに用いられることがよくあるが,
若草はよく似ており,また食べられるので問題はない.

この時期,同じような小さく白い花を咲かせる草にハコベ(繁縷)がある.
こちらは5弁の花で,それぞれの先が
2つに切れているので10弁のように見える.
ハコベはハコベラとも呼ばれ,春の七草の1つに数えられており,
日本中,広範囲に認められる.
名の語源が「はびこる」といわれているように,
その葉は豊かであり,花の咲く頃になっても柔らかそうである.
ちなみに,春の七草は,セリ,ナズナ,ゴギョウ(ハハコグサ),
ホトケノザ(タビラコ),スズナ(カブ),ハコベ,
スズシロ(ダイコン)であり,春今頃にいずれも白か黄色の花をつける.

 春の野や七草の花白に黄に 

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