秋本番となり各地でお祭りが開催されているが、湘南江ノ島の秋祭りが16~17日に開催され毎年大変にぎやかに盛り上がりをみせるので、この日は、走り込みの日と決めて久しぶりにジョギングで、鵠沼海岸経由で江の島へと向かった。
鵠沼海岸のサーフビレッジでは、波静かで多くのサーファーは手持無沙汰に波を待つ光景がみられていたが、ビーチではビーチバレー大会が始まり、カヌー教室などが開かれていたり、バーべキューを楽しむヤングマンの姿が多く見られ、すっかり秋の湘南海岸に変っていた。
江の島では、藤沢市制施行70周年記念イベントとして、恒例のドラゴンボートレースや大道芸パフォーマンス、ミュージックフェスタなどが行われており、江ノ島駅から参道への人の流れは切れ目なく繋がっていた。
境川河口で行われていたドラゴンボートレースは、到着したときには予選が行われていて、約7Mのカヌー型の龍をあしらったボートに10人が相乗り、約200Mの折り返しコースでのマッチレースで競っていたが、男女混合や勇ましい若者、中高年組などが、ドラを打ち鳴らして漕ぐレースは、面白くまさに力勝負のようであった。
2レースを見てから江の島に入り抜け道を経て岩屋へと向かうが、弁天橋では駐車場待ちの車が全く動かない状況となっており、この日はとにかく訪れた観光客は凄かった。稚児が淵の岩場にも、釣り客や家族ずれなどで賑わっており、秋の休日を楽しむ光景があちこちに見られた。
また、江ノ島は「天女と五頭龍伝説」が伝わる島だけに、とにかく島内には龍の付くものが多い。龍宮(ワダツノミヤ)大神や龍恋の鐘、龍窟など龍神が棲む島であると言い伝えられているそうである。
龍宮と奥津宮にお参りし、恋人の丘 龍恋の鐘に行ってみると、若いカップルがそれぞれの思いを胸に鐘を鳴らしていたが、微笑ましい姿をみて祈りが実って欲しいと願っていた。
稚児が淵は、相模湾の向こうに富士山も見える「かながわ景勝50選」にも選ばれている絶景スポットであるが、さすがにこの時期には富士山も姿を隠していた。
サムエルクッキング苑では、ミュージックや大道芸で大変賑わっていたが、この日はパスして児玉神社へ向かい参拝した。江の島を訪れる人も児玉神社を参拝される人は殆ど見受けられず、階段を上り参道を進むと島内の喧騒を忘れるほど静かな佇まいであった。
坂の上の雲でも有名な日露戦争の英雄で陸軍大将であった児玉源太郎を祀る神社であるが、管理人の方に伺うと鎌倉に住んでいた当時の退避していた場所だったそうである。
また、社殿の前には立派な狛犬が揃い踏みしているが、何と雄雌の狛犬には、立派な性器が彫られており、逸作である。口にも玉石を加えており、これだけの狛犬は恐らく他では見られないだろうと しばし感嘆していた。
参拝後は、境川遊歩道を走り藤沢駅を経て帰路についたが、秋空の下で久しぶりのLSDで疲労感を感じていた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます