MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ぶらり散策~上野寛永寺

2016年02月24日 | まち歩き
谷中散策から上野の寛永寺(東叡山・寛永寺)をぶらりと巡ってみました。
上野公園は、元は寛永寺の敷地だったが今は国立博物館の北側あり、谷中霊園に隣接しています。
寛永寺は、天海僧正によって徳川幕府の安泰と庶民の平安を祈願して、比叡山を手本にして寛永年間に創建され、将軍家の菩提寺ともなっています。

先ず「根本中堂」に着くと、境内の本殿前には紅白の梅がほころび始めて静かな別世界のような厳かな雰囲気が漂っていました。


本殿横には、慈海僧正墓が置かれており墓石の中央には、聖観世音菩薩像が彫り込まれています。

その横には、旧本坊表門(重要文化財)に据えられていた立派な鬼瓦が保存されていますが、葵の紋が入っていました。


根本中堂を後にして、歴代の将軍が眠る寛永寺霊廟に回ると、廟内には非公開でしたが、通りには立派な徳川家綱霊廟の勅額門が立ち、その先には東京スカイツリーも望めました。

霊廟から「開山堂(両大師)」へ回りました。
「開山堂(両大師)」は、東叡山の開山である慈眼大師と慈惠大師を祀っていることから開山堂(両大師)と言われるそうで、荘厳な雰囲気でした。


本堂の前庭には、梅がほころび始めて上野の山も春を呼んでいますね。

隣接する輪王殿の表門は、寛永寺の旧本坊表門(国指定重要文化財)で通称「黒門」と呼ばれ、かつての上野戦争で本坊は焼失しましたが、表門だけが残って往時の姿を誇っていました。
「黒門」には、葵の紋ではなく菊の御紋が付けられていますが、本坊には親王が住まれていたそうです。


開山堂から中央広場に戻り桜道を行くと、上野公園の桜の開花を告げる基準木があり、多くの散歩人が開花を期待して蕾の状況を確認していましたが、まだ開花時期を思うには早かったですね。
しかし、その先には、早咲きの大寒桜でしょうか、満開に近く咲き誇っていました。



また、小高い丘の上には「上野大仏」が鎮座しており、受験シーズン真っ只中のためパゴタ(仏塔)の前に合格祈願する受験者の行列でした。

パゴタの前には、関東大震災で落ちたお顔だけが残されています。


大仏の丘の下には「時鐘堂」があり、芭蕉が”花の雲 鐘は上野か 浅草か” と詠んだ鐘で、現在も朝・昼・夕に時を知らせているそうです。


上野に春が訪れて桜咲く時期に再訪したいと思いつつ不忍池から神田へと足を延ばしました【続く】。

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2 コメント

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上野公園 (kagurakko)
2016-02-24 18:18:52
こんにちは、kormanさん。 良く歩かれて、散策されて記事にされていますね~ 私は散策する時は資料を見ながら、説明を聞きながら撮影をしながらの散策になりますのでいつも最後について行きます。上野恩賜公園に2~3年前に、西郷隆盛像の前でフリータイムでしたが余り見て回れませんでしたが、上野動物園や美術館があったようですが… 主人と一緒に集合場所で噴水を見ていましたね~。2時間
全く損をしました。上野公園と、上野恩賜公園は違うのでしようか?
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Unknown (korman)
2016-02-24 20:46:03
kagurakkoさん  今晩は
日頃のブラ散歩は、一人でマイペースでJog&Walk ですから
好奇心をもって寄ってみたい所には、あちこちうろつきますね。
上野公園も恩賜公園も同じですよ。
上野や浅草、ベイエリアは、半世紀通ったところですから、地域情報はよく知っているつもりです。しかし、最近は、歴史など新しい発見は多く興味も湧きますね。
週末には、走れませんが東京マラソンです。
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