昭和記念公園の花みどり文化センターで開催中の「花とみどりの書展」を観てきました。
会場の文化センターには、緑の文化をテーマに作られている昭和天皇記念館やギャラリー、会議室などがあり、他の美術館などとは異なる雰囲気となっており、特徴的な壁や天井を利用して大作が展示されていました。
今回も知人が所属する「欅会」の役員の方々など30人の書家の作品が展示されて、会場の花とみどりの文化センターの名前に由来して、四季の花々を詠んだ詩文が書かれた現代書の大作が見られました。
会場の奥の広場には、天井から床に届く約6m近い長い作品が吊るされて圧巻の光景となっています。
「欅」や「櫻の蕾は春へとつづく~」、「ゆりゆれて花ゆりこぼす桜かな~」など花や木を詠んだ詩文が書かれています。
サン・テグジュペリ著書に詠まれた「星の王子さま」の長い詩文が短冊に書かれた大作です。
「たとえばどんな名前で呼ばれるときも 花は香り続けるだろう・・・・・・・~」と書かれた大作
「花や花 花 はな 花や・・・・」と書かれた作品
「凛として寒椿 自然の厳しさに耐えて咲く燃える紅 女人もまた苦しみ・・・・」と書かれた作品
巨大な円柱の壁には、小中高生の花(桜・ふじ・菊・椿・バラ)などを描いた半紙の作品が約160点展示されて作者の子供達も自分の作品に触れあって同伴者と多くの作品の素晴らしさに感動する姿も見られました。
どの作品も会場の名前に因んだ花を書いた作品が多く、花咲く春の時期を迎えようと現代書特有の書体の美を感じていました。