横浜中華街の春節もフィナーレを迎え、春節の伝統イベントの元宵節燈籠祭が横浜媽祖廟で開催されました。
中華街の東の門「朝陽門(ちょうようもん)」では、門の下側には守護神の青龍や華やかな龍の姿が見られ、東側を守る門と春を守る門と言われ、豪華な多くの彫刻も飾られています。
元宵節燈籠祭の会場の横濱媽祖廟でも、天后媽祖を祀ることから「天后宮」と書かれた中国特有の豪華な色あいの彫刻が飾られて、多くの御利益がある横浜のパワースポットとなって大変な賑わっていました。
「天后宮門」の裏側の姿も壮観な光景が見られます。
身動き取れない会場で待つこと約30分で伝統の勇壮な獅子舞や優雅な奉納舞が始まり、多くの観客と共に、新しい年も平和な年となることを願う雰囲気に包まれていました。
獅子舞では、巨大な獅子が観客席に入りこみ、獅子舞に頭を噛まれると疫病退治・悪魔払いして「魔除け・健康長寿」の効果があると、多くの観客が頭を獅子に向けて噛んで~噛んでよ~と大変な騒動となっていました。
獅子舞の後、人々の願いが天に届くようにと宮廷衣装で中国舞も奉納されて大拍手が送られ、和やかな姿に魅せられていました。
奉納舞の後には、爆竹が轟く中で、二頭の獅子が巧みな技で勇壮な姿でアクロバット風に踊り、観客と共に大変な盛り上がりとなっていました。
勇壮な演技が終わった後には、舞台の前に新年の願いが込められたランタンが奉納されて、温かい雰囲気に包まれていました。
燈籠祭を見終えて、山下町公園へ向かう街並みも赤い提灯が飾られて中華街特有の光景が創り出されていました。
山下町公園の「會芳亭」は、明治初期には劇場兼料亭だった史跡で、この日も多くのランタンに包まれて優雅な雰囲気に包まれたお休みスポットとなっていました。
関帝廟も中華街最大のパワースポットとなっており、春節ならではの豪華な門や本殿が中国様式の光景が輝いていました。
関帝廟から元町へ通じる市場通り橋でも、中華街と同じような提灯やイルミネーションで光の橋となっていました。
元町のショッピングストリートの石川町側の入口にもシンボルのフェニックスアーチが見られ、夜空を飛ぶような不死鳥の姿が光輝いていました。
横浜の冬の風物詩と言われる春節も終わり、立春を迎えて春本番が待ち遠しい夜散歩でした。