寒い冬空の日でしたが、久しぶりに仲間と金沢文庫の称名寺へスケッチに出かけてきました。
鎌倉時代の古刹称名寺にはこれまでも3度スケッチに出かけていたが、名物のイチョウや桜も散った称名寺は初めての訪問でした。
称名寺境内は、鎌倉幕府の要衝で北条一門の菩提寺として、世界遺産登録を目指した歴史的遺産であり、閑静な名庭園でスケッチポイントとしても多くのスケッチ愛好者が訪れる名所でもあります。
赤門をくぐると桜道の参道を進みましたが、桜の開花にはまだ早く参道のお店もお休みでした・・・
参道の先の重厚な山門(仁王門)に到着すると、門の左右には木製の仁王像(金剛力士像)が迎えますが、堂々とした実に貫禄あるものでした。
境内の阿字ケ池の周りを散策して構図選びをしていたが、どこから描いても冬の光景として素晴らしく迷いながら一回りしたが、この日の参拝者も少なく静かな別世界の雰囲気でした。
金堂、釈迦堂と回ってみたが、釈迦堂の茅葺き屋根や軒下の組み物、火灯窓など実に興味深いお堂でした。お堂の前には、阿弥陀像?が印象的でしたね。
朱塗りの平橋と反橋を渡り仁王門に戻り、一枚目は朱塗りの反橋と池の先に金堂を望む光景を描いてみました。
やはり反橋の遠近感の表現に苦労しました。
午後の2枚目は、迷いながら反橋の左側に移動して池の端から池の先に金堂、反橋を望む構図に挑戦してみました。
少し手前の桜の木を手前に主役に引き立ててみました。
そのすぐ左には、新宮跡(古址)が鎮座しており、称名寺の鎮守さまだそうで、かなり古いものですね・・・
午後は、寒風吹きすさみ余りの寒さに震えながら早々に引き上げましたが、途中、筆を止めて金堂裏山の称名寺市民の森をジョグってみました。【続く】