横浜開港150周年の記念すべき誕生日にあたる6月2日には、横浜の街は祭一色となり大変な賑わいであった。
小学校も、記念のお祝い休日だったようだ。
今年のテーマは【 THANKS TO THE PORT 『 開港を祝い、港に感謝しよう 』横浜市民で創る祭典】である。
特に、今年は、市民参加のイベントが多いそうで、現地へ出かけてみて実感した。
管理者も、横浜に住んで約20年、住所を移してからも生活のベースとして関わっており、
関心をもってその歴史に触れ合いながらの一日を楽しんだ。
今日は、出きるかぎり多くのイベントに触れながら、歴史の変遷を目と肌で感じようと、臨港パークから新港埠頭、
海上保安庁埠頭、赤レンガ倉庫周辺、象の鼻地区、開港広場、開港資料館、開港記念会館と脚をつかってのウオーキングに挑戦した。
この日は、記念日を祝うかのように、快晴に恵まれてみなとみらい21地区は、ランドマークなども素晴らしく化粧した美人姿に見えていた。
資料館などの説明によれば、開港150周年の由来は、江戸幕府とアメリカのペリー提督が日米和親条約を結び、
鎖国を解いて後、アメリカなど5カ国との修好通商条約が締結されて、
安政6年6月2日(1859)に横浜に港が開かれ貿易が開始されたことに由来するそうである。
桜木町から日本丸メモリアルパークを経て、臨港パークへ向かったが、駅から履きだされた人の群れは、
絶え間なく続いていて、臨港パークや新港パーク周辺には、このエリアが整備されて以来、
これ程の人が集まった事があっただろうかと思えるほど、家族連れなどで広場や波打際の散歩エリアは既に埋まっていた。
この日の最大のイベントは、航空自衛隊のアクロバット飛行専門チーム『ブルーインパルス』の展示飛行である。
この日は、定刻ぴったりに、6機の編隊が南の空から姿を表わし、その後に横浜駅方面からと、編隊を変えて現われ、
青い空のキャンパスに白いスモークを筆代わりにして、大きな「ハート」や「さくらの花」の鮮やかなアートを描いていた。
姿を現すたびに、大群衆の頭と視線は、機体と友に動いて、素晴らしい航空ショーに酔いしれていた。
ブルーインパルスのショーが終わると、大観衆は思い思いの次のイベント会場へと踵を変えて分散したが、
続いて燐光パーク海上で繰り広げられている「官公庁艇パレード」が繰り広げるデモンストレーションを眺めながら、
新港埠頭に停泊している『海王丸Ⅱ世』や海上自衛隊の護衛艦『しらゆき』、メキシコ帆船『クワウテモック』へと移動した。