一昨年よりスタートした文部科学省が推進する『放課後子ども教室推進事業』に地域の一員として、事業計画などへ推進委員の一人として参画した。
『放課後子ども教室』は、小学校の余裕教室などを活用して地域住民の参画を得て、子ども達とともに学習やスポーツ・文化活動、地域住民との交流活動などを実施するものである。
地域の小学校が、モデル校として一昨年からスタートして、多くの方がボランテイアとして参画されて、安全管理面に配慮して子ども達を見守ってきた実績を持つ。
運営委員会は、地域の各協議会や安全管理者、学習アドバイザーなどで構成されて放課後の子ども達の安全で健やかな活動場所の確保を図るための事業の推進役である。
この2年間の実績では、多くの利用者があり健全な活動が維持されてきているが、それぞれの地域の事情があり、如何に地域の事情に呼応してニーズに応えられるかと日夜関係者は知恵を絞っておられるようだ。
昨年度の利用状況では、低学年の利用が多かったが、子ども達は工作やお絵かき、ブロック遊びなどボランテイアの皆さんの様々な知恵と工夫で、毎日楽しんでいるようだ。
教室には、子ども達の作品や遊戯などが整然と陳列掲載されているが、活動中の子ども達の顔が見えるようである。
利用者数では、必ずしも多くはないが、多い事が喜ばしいことではなく、それぞれの家庭のニーズに応えられればいいと考えられる。
ただ、自習教室の利用は少なく、運動や遊びで楽しんでいることが多いようだ。
今の子ども達は、塾通いやジム通いなどのスケジュールが詰まっているそうで、「今日は教室、明日は塾へ行きます・・・・」と忙しいようである。
毎日、20人前後の利用の中で、安全・安心な活動拠点を確保し、遊びを通して異年齢間の交流や、子ども達の創造性、自主性、社会性を養うことにより、心豊かで健やかに育まれることを願っている。
その為にも、地域と家庭、学校が一体となっての連携が求められている。