浅草神社の三社神輿の巡行を見送った後、浅草寺に戻り境内や伝法院通りなどの名所を巡ってきました。
浅草六区通りでは、萩本欽一や渥美清さんなど浅草ゆかりの芸人や文化人などの写真が飾られて、浅草の伝統文化を感じる景観で賑わっていました。

奥山おまいりまちは、浅草観音でお参りして奥山エリアで大道芸や芸能を楽しむ商店街となっており、賑わっていました。

奥山門を出た先には、五重塔の上には相輪が輝き、東京スカイツリーと融合した美しい光景も見られフォトスポットとなっています。

浅草神社では、三社大権現の幟が立ち、三社祭を祝う雰囲気となって参拝者の大行列となっていました。


浅草神社の本堂裏側には、伏見稲荷神社から祭神御分身を勧請した摂社の被官稲荷社が設置されて、杉皮葺きの覆屋の珍しい建築が保存されていて、お堂の横には多くのお狐が飾られています。


浅草寺の本殿から宝蔵門付近の参道の多くの観光客や参拝者で賑わう光景が見られます。

本堂前の大提灯の下には、雷門の提灯と同様、立派な龍の彫刻が飾られています。

本堂の天井には、明治から昭和に活躍された巨匠が描かれた「龍の図」と「天人の図」が飾られています。

薬師堂前の池端には、金の龍が舞い降りて浅草寺の山号になっている「金龍山」ゆかりの「金龍権現」や浅草寺の守護神の「九頭龍権現」が鎮座しています。

淡島堂の境内には、五重塔に似た法輪を写経供養塔が設置され、供養塔には、浅草寺に納められたお写経の経題と巻数をが奉納されているようです。

東京大空襲で浅草界隈は、火の海となったそうで、戦災殉難者の霊をまつる、浅草大平和塔が設置されています。

淡島堂近くの広場には、明治・大正期に活躍された無声映画で活躍された弁士の名が刻まれた「映画弁士塚」の往時の様子を知る記念碑が設置されています

六角形の銭塚地蔵堂では、堂内に六地蔵尊が安置されており、その塔の下には寛永通宝が埋められているそうで名前の由来となって金運祈願スポットとなっているようです。

銭塚地蔵堂の前には、「カンカン地蔵」というユニークなお地蔵様も鎮座しており、小石でカンカンと打つとご利益があるそうで、原形を留めていませんが、商売繁盛・金運成就の開運スポットとなっています。

西浅草に鎮座する東本願寺は、浄土真宗東本山寺派の本山で、久しぶりに立ち寄って参拝してきました。
本堂は、壮大な景観が見られ、本堂内も公開されていて、ふるさとや先人を思いながら参拝していました。


東門の扉には、光り輝く紋が飾れています。

伝統の三社祭の賑わいや浅草界隈の歴史を知りながら散策を楽しんだひとときでした。