子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

苫小牧校「ウヨロ川・ウヨロの森たんけん」

2008年11月29日 18時40分31秒 | いぶり校
今回は、白老のウヨロ川・ウヨロの森を歩きました。
「フットパス」という、いろんな自然の様子を
とても上手に見ることのできる、素敵な散歩道を
使わせてもらいます。

見事な快晴。
それだけで、今日は楽しい!

まずは、馬や白老牛たちが我々を覗いている
牧場の中を歩きます。



こんな風に、牧場の中を歩くことって、
実はありそうでなかなかないことであります。

そして、ウヨロ川。



今年は、どういうわけかサケの遡上は少ないそうです。
だから、最初は、「あれ?いないじゃん」という以外な雰囲気です。
が、
歩いていくと、大きなサケの死骸が。
川底をよく見れば、それは石ではなく、サケのなきがらです。



そして、よく川の中を見ると、まだサケが泳いでるではありませんか!
あちこち傷だらけのサケの雄姿。
言葉にならないエネルギーや波動が、周囲を包みます。
そして、「あれ?」「あ!」という心の揺れ加減が、
子どもたちの動きをより活発にしてくれます。

さらに、空にはタカ柱(トビがほとんどですが)。
上昇気流に乗って、トビが乱舞しています。
そして、サケのほっちゃれを狙っているんですね。



のぼるサケの一部が、トビの栄養となり、死んだサケの死体が、
川に養分となって溶けだし、周囲の森林のミネラルとなる。
そんな壮大なサイクルが、小春日和のウヨロ川で展開されていました。

そんなフットパスを詰めていくと、そう、
ゴールのウヨロ小屋が見えてきました。



遊びながら、ではありますが、
それでも3キロ以上、2時間かけて歩いていますので、
腹ペコです。

空中ウッドデッキにあがり、空の上でランチです。



このウヨロ小屋の周辺、
事前に連絡さえすればいつでも入れるのですが、
実はかなりの隠れスポットでもあります。
今日も、こんなによい天気なのに、だれもいません。
まさにプライベートフォレストであります。
存分に、やりたいことをやりたいだけやって遊びます。

だから、ぼくたちもやりたいことをやります。
ぼくがやりたかったのは、ここの林の木(カラマツ)を使った
焚き火と、焼き芋です。
(ぼくは、これがやりたくて来たようなもんです。大好きなんだな)
よく乾いた薪をパチパチ燃やしていたら、
みんな寄ってきました。



手伝っているんだか遊んでいるんだか、とにかく楽しいですね。
そして、定番のイモ。
定番ですが、やはり裏切らないおいしさであります。



こんなふうに、好きなことを好きなようにでき、
おいしいものをみんなで楽しく食べられるって、
当たり前のようですが、でも、ぜいたくですね。

仰ぎみれば、明るい空、明るい森。
気分は上々です。

ということで、
満ち足りた気分で苫小牧へ。
ついた頃は、もう真っ暗なんですけどね。
そんなお迎も、楽しい一瞬です。

今回のフィールドを提供してくださいました
「NPO法人ウヨロ環境トラスト」の皆様、
ありがとうございました。
コメント (3)
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