ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

マダラヤンマ 2023<9月①>

2023-09-21 | マダラヤンマ

<9.18・19>

4年ぶり

この時期、毎年2、3回行くことにしている上田のマダラヤンマ。19年を最後に交尾態が撮影できずにいます。
30℃を超えると♀が入らず、探雌も不活性になるのは分かっていながら、待ちきれずに2日連続で行きました。
2日とも最高気温は予報より高い34℃。交尾目撃は初日の17時以降に2対、2日目の16時半に1対でした。
いずれも28℃に気温が下がってから。2日目に漸くガマの群落の外側に止まって、4年ぶりに撮影できました。
15時頃に探雌が活性化しますが、暑い日が続き♀の飛来は極端に早い時間で、交尾も早朝に集中するようです。

交尾態で池に飛来して約10分で交尾を解いた 林で交尾していた模様








♀は青色型 腹部第3節まで黄色で青みがない珍しい個体


交尾解除とともに♀は激しく動いて一瞬で連結を解いて猛スピードでガマの林に姿を消しました。

静止する♂










夕方のホバリング 16時を過ぎて飛び始めた












朝のホバリング 8時半頃の短時間





2023.9.19 長野県

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タカネトンボ 2023<9月>

2023-09-19 | エゾトンボ科

<9.14>

暗い池

オオルリボシヤンマの産卵待ちの間、タカネトンボが何度も探雌して飛び回りました。産卵が見られそうです。
見逃さぬよう見張っていると、15時前に暗い池に♀が飛来しました。産卵終了直後、隣の池に続いて♀が飛来。
相変わらず激しく飛び回り、最初の♀はまったくヒットせず、2番手の♀を何とか撮影しました。

激しく動き回って産卵する♀


方向転換


卵を飛ばす前 排出した卵が見える

2023.9.14 兵庫県

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オオルリボシヤンマ 2023<9月>

2023-09-16 | オオルリボシヤンマ

<9.14>

関西の青色型

朝晩は凌ぎやすくなっても日中は真夏の気温が続いて空振りの連発。遠征しても外す確率が高く、悩むところです。
3年ぶりに、関西の標高が高い池でほぼ安定して生息するオオルリボシヤンマの青色型♀の産卵撮影に行きました。
池は水位が低く、枯れたコウホネが目立つのは酷暑の痕跡でしょうか。現地は平地より4℃程低い27℃位。

この日の産卵は13時半からと14時45分からの各々45分間に集中して数頭が同時に飛来するパターンでした。
前半の方が多く、ピークと予測した15時半以降はほぼ飛来なし。目撃は10頭に届かず低調のまま終了しました。

コウホネの茎で産卵 当地では殆どが関西特有の青色型♀ 








池端の土手でしばし落着いた♀












腹端までが青色斑の検証




1♂が時々池を巡回し、他の♂が現われると追い払い、追われた方は定石どおり上空を旋回して様子を窺います。
♀が複数飛来すると上空の♂も追尾しますが、♂♀とも少なく追尾飛行は15時からの10分間に限られました。

追尾飛行 ♀は唯一目撃した当地では珍しい緑色型


♀は大概コウホネの葉の下に潜り込む


産卵移動する♀


15時を過ぎるとオオアオイトトンボの生殖活動が活発になりました。9月中旬の季節感を取り戻した一時です。

<オオアオイトトンボ> 交尾態

2023.9.14 兵庫県

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オニヤンマ 2023<9月>

2023-09-12 | オニヤンマ科

<9.7>

連結前のホバリング

ルリボシヤンマの池では、午前中からオニヤンマの探雌行動が盛況で2♂がひっきりなしに飛んでいました。
オニが飛び回るとルリボシヤンマが不活性になる傾向があるので邪魔者。♀は湿地を繋ぐ狭い流れで産卵します。

12時頃、産卵を目撃して、排水ホースが写り込むので撮るかどうか迷っているうちに♂が接近してきました。
♀の後方からホバリングをしつつ忍び寄って連結成功。♀にピントを合わせて待つべき場面でした。大失敗です。

水面すれすれでホバリングする♂ ♀を連結する直前


♂のパトロールは続き、次の♀が産卵に来たのは4時間半が経過した16時30分頃。♂が不在の時間帯でした。

♂がいない時間を狙って約3分間産卵 最初の♀とは別の流れに飛来した






産卵中に虫を捕食したのか長い触角が見える


小移動して



2023.9.7 東京都

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ルリボシヤンマ 2023<9月>

2023-09-10 | ルリボシヤンマ

<9.7>

産卵せず

東京のルリボシヤンマがよい時期になり、気温も低下したので産卵撮影に行くと、まったく見られませんでした。
♀の飛来は1回。着地した途端に飛んで戻りません。前週も同じ状況で、8月中旬以来産卵を目撃していません。
♂も飛ばず閑散としていた前週と異なり、探雌行動はまずまずの活況で3♂以上が入れ替わって飛び回りました。
曇りがちで最高気温は前回より2℃低い29℃。産卵条件は良好でしたが、一体どうなっているのか。

13時10分頃のホバリング 30分以上飛び続けた♂






15時を過ぎると断続的にホバリングが見られ、時間とともに草叢に潜っての探雌が念入りになった




辺りが暗くなっても♀は飛来せず



2023.9.7 東京都

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