ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ネアカヨシヤンマ 2021<7月①>

2021-07-18 | ネアカヨシヤンマ

<7.15>

雷雨の前と後

ここ数日間、関東の何処かで雷雨が発生しています。引き返した日もありましたが、行ってみるしかありません。
例年の湿地でネアカヨシヤンマの撮影です。結局、雷雨には遭遇したものの、前後は晴。気温は低目の29℃。

最初の♀は11時半、湿地は水浸しで、生木で産卵しました。時期が早いのか超敏感、約20秒間で飛びました。

♀ 産卵






12時半頃から雷雨で40分程雨宿り。再び晴れると1♂が探雌、♀も飛来しましたが、草のなかに潜ります。
14時半頃、先程の生木の根元で♀が1分程産卵しました。個体の特徴から同じ♀で警戒心が強い。

同じ♀が生木の根元で産卵


これまでかと覚悟した14時40分頃、同じ木の裏側に回って見上げると、落着いて産卵する♀がいました。
水面から2m半程の高さです。樹上から飛来したようで湿地に入ったことは全く気づかずにいました。

♀ 産卵 別個体












10分程して同じ木の反対側に1♀が飛来


奥の個体は午前中に目撃した♀ 先に産卵する♀がいたので漸く落着いて産卵


先に産卵していた♀は発見後約20分間で産卵を終了して休止 


後から来た♀が移動して産卵 見上げる位置ながら、傾斜していたので横向きのように撮れた







2021.7.15 埼玉県

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ヒヌマイトトンボ 2021<7月>

2021-07-16 | イトトンボ科

<7.11>

体力の限界

夕方は雷雨になる予報、早めに切り上げるしかありません。短時間で済ませるべくヒヌマイトトンボの撮影です。
11時を目途に行き午後の産卵を狙うつもりが、葦原は息苦しい程の蒸し暑さで正午までが体力の限界でした。
到着は干潮時、交尾が多数見られ産卵が期待できそうでしたが、高齢者には危険な状態で撤退が正解でしょう。
2年前の涸沼は出現期が遅れて空振りでしたが、今回は交尾態を選んで撮影できる程で成果は十分。気温32℃。

交尾態






♀は橙色が残るやや若い個体




♀は成熟が進み暗褐色の個体


以下は同一個体 地上1m半程の高さで落着いていた










くるりと向きを変える


♂ 静止






産卵場所と思われる所で待機する♂


♀ 静止 見つけ難い所にいるのでこれまで撮れなかった単体の成熟♀


♀ 未成熟 静止 未成熟♂の目撃はなし

2021.7.11 千葉県

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ヤブヤンマ 2021<7月②>

2021-07-14 | ヤブヤンマ

<7.10>続編

♂同士の連結

久々にすっきり晴れて♂の動きが活発。午後に4♂が現われ、池周り、樹上を繰り返し丹念に探雌していました。
何度もバトルを展開して気合十分。♀の捕捉を期待しましたが、失敗を2回目撃。成功例はありませんでした。

産卵移動して飛立った♀に縄張りの♂が飛びついたように見えましたが、落下して暴れ回っていたのは2頭の♂。
♀はすり抜けていて、♂が♂を連結しています。ピントが合ったのは落下してから約12秒後で飛ぶ寸前でした。
連結した♂は♀を捕えたと確信したようで連結態のまま飛立ちました。樹木に遮られてその後は不明です。

♂と♂の連結態


逃げ切った♀ 3頭目に産卵した♀で♂に見つかる前


気温が高いためパトロールした後よく止まりますが、いわゆるぶら下がり状態ではなく、♀を待っています。

♂ 静止










新しい羽化殻は見られず羽化は一段落と思っていましたが、そうではなかったようで未成熟3♂を目撃しました。
未成熟は通常林内にいますが、成熟♂が休止するような池を覆う樹木でも見られました。珍しいパターンです。

♂ 未成熟 池を覆う樹木にいた個体






♂ 未成熟 別個体 羽化直後のようで風で翅が揺れる


♂ 未成熟 別個体 同じ木にいた

2021.7.10 東京都

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ヤブヤンマ 2021<7月①>

2021-07-12 | ヤブヤンマ

<7.10>

産卵始まる

7月も早や10日、6月末日から短時間でも晴れ間が出たのは2日のみでしたが、朝から晴れて今年最高の暑さ。
5日前は羽化殻が多数で羽化ピークの様相、昼過ぎからの雨で産卵がなかったヤブヤンマの撮影に出直しました。
出現が遅れ気味とはいえ、産卵が始まっているはずです。3♀の産卵を目撃しました。林内の気温31℃。

探雌を含めて午前中の活動は殆どなく、正午過ぎに最初の♀が飛来して約5分間産卵。狙いの若い個体です。

♀ 産卵




明るい場所に移動




次の産卵は約1時間後、先程の♀より黄色みが強い美しい個体です。♂を警戒してやはり約5分間で産卵終了。









産卵移動


約50分後、多分同じ♀が戻ってきましたが、♂に追われ産卵せずに姿を消してしまいました。

♀ 飛翔


14時20分頃、3頭目の産卵が始まりました。♂を相当警戒しているようで草陰に潜り込んでばかりでした。
30分以上産卵しましたが、最後は♂に見つかり逃げ切りました。

♀ 産卵





2021.7.10 東京都

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