ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カラカネイトトンボ 2021<7月>

2021-07-25 | イトトンボ科

<7.20>

予想外の時間帯

2年前、初めて八幡平でカラカネイトトンボを撮影しましたが、未成熟が大半で満足に交尾態が撮れていません。
時期と天候を照準に撮り直しです。北東北は連日の猛暑で現地も30℃以上、小さな個体相手には厳しい日です。
活発なのはルリイトトンボばかりで、最初の目撃は10時半頃。前回撮影の交尾態は午前中なので焦りました。

最初の交尾目撃は予想外の時間帯の12時半頃。撮影できていないものを含めて10対の交尾態が見られました。
13時頃からの約20分間に集中し13時半頃に終了。その後、駄目もとで産卵を待ちますが、目撃なしでした。

交尾態 12時32分、最初の交尾態が草叢から道に飛び出す


草叢に飛び、交尾時間は10分以上




12時53分頃の交尾態 最初の交尾態を撮影しているうちに次々に交尾が成立した




13時11分頃の交尾態




13時13分頃の交尾態 この頃から風が強くなり草に触れてすぐ移動する ♀はこの日唯一の♂同色型


13時24分頃の交尾態


13時37分頃の交尾態 最後の目撃


交尾態はまだしも単体でいるとかなり敏感。近寄ることは相当困難ですが、飛んでも大抵は近くに止まります。

♂ 飛翔


♂ 静止








♀ 静止


♀ 未成熟 静止


♀ 老熟 静止

2021.7.20 岩手県

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セスジイトトンボ 2021<7月>

2021-07-24 | イトトンボ科

<7.19>

炎天下の沼で(その2)

オオセスジイトトンボの沼、この時期に見るイトトンボはセスジ、クロイト、キイト。今回オオイトは目撃なし。
水辺のイトトンボの9割以上はセスジです。圧倒される個体数で、オオセスジの餌食になるのは大半が同種です。
南関東で出会う機会は多くありませんが、これだけいると撮影気力が失せがちになります。

交尾態 右は♂




交尾を解いた直後


交尾態






移精


連結産卵






♀ 静止 連結産卵中に♂が捕食された個体


チョウトンボが飛び回り、交尾、産卵が見られるも撮影気力なし。他にコフキトンボ、ショウジョウトンボが少数。

<コフキトンボ> ♂ 静止


<ショウジョウトンボ> ♂ 静止

2021.7.19 宮城県

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オオセスジイトトンボ 2021<7月>

2021-07-23 | ・オオセスジイトトンボ

<7.19>

炎天下の沼で(その1)

東北のオオセスジイトトンボの撮影です。必ず釣り人がいる沼ですが、暑過ぎるのでさすがに人影がありません。
炎天下、探雌は盛んでも♀は水辺に姿を見せません。散々待って、縄張りの♂が♀を連結。交尾が撮れそうです。
ところが、移精して交尾に移行するはずが一向に進展しません。♀が茎にしがみ付いて交尾拒否。気温34℃。

連結態 ♂が♀を持ち上げようとする


約3分後、♂が諦め連結を解く ♀は逃げることなくしばらく静止


約50分後、同様のシーンを目撃。あまりにも暑く♀に交尾する気がないようです。水辺に来るのは捕食目的か。

連結態 交尾拒否


綺麗なブルーに色付いた♂






セスジイトトンボ♀を捕食する♂




水面に出ていた♀


老熟気味の♀


♀のクリーニング行動

2021.7.19 宮城県

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マルタンヤンマ 2021<7月①>

2021-07-22 | マルタンヤンマ

<7.18>

ぶら下がりヤンマ初日

梅雨明け宣言後、連日気温が上昇して猛暑日一歩手前。ぶら下がりヤンマが気になって都区内の公園に様子見です。
北関東、東北は厳しい猛暑でしたが、東京は34℃止まり。この日の当所は風の通りがよく汗の量も控え目でした。
マルタンヤンマの未成熟♂狙いでしたが、♂の目撃はなし。3♀が高めの所にいました。他にはヤブヤンマ2♂。

♀のぶら下がり




別個体




別個体 やや低い所にいた個体

2021.7.18 東京都

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オジロサナエ 2021<7月>

2021-07-21 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<7.16>

梅雨明け宣言の日

関東で梅雨明け宣言。天候の安定を待っていたオジロサナエの産卵撮影です。前回から約3週間経ちました。
♀は1時間に1回飛来するイメージ。低位置で横から卵塊を狙いますが、大概は卵塊が小さいまま打水します。
静止と1度の打水を繰り返す一方、ホバリングしつつ打水する♀もいて、♂の動向次第で産卵行動は様々です。
地域の気温は33℃、現地は風が通り28℃。以下、撮影した産卵の時系列です。打水は撮れていません。

11時7分から約2分間の産卵 静止して卵塊形成






12時9分から約3分間の長い産卵 静止して卵塊形成




飛び上がってやや長いホバリング




13時25分から約1分間の産卵 静止して卵塊形成


上から蜘蛛が狙う 察知したのか中途半端に産卵を終えた


13時48分から約1分間の産卵 おそらく上の♀が戻り、静止後ホバリング


静止して卵塊形成


14時51分から約2分間の産卵 ♂がいない時間帯で落着いて産卵した♀ 静止して卵塊形成


ホバリング


再び静止して卵塊形成






産卵終了して飛立ち前


15時8分から約1分間の産卵 静止して卵塊形成




卵塊が大きくなり、あまりホバリングせずに打水して飛び去る


日が射すと♂が樹上から降りてきます。大概は産卵後に現われるのが面白い。

♂ 静止 2♂が近くで縄張り行動








<ヒメサナエ> 老熟して白くなった♂ ヒメサナエの目撃はこれのみ

2021.7.16 埼玉県

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