ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミルンヤンマ 2018<9月②>

2018-09-16 | ミルンヤンマ

<9.9>

一か八か

昨日はミルンヤンマ3♀の静止を見て、産卵はすれ違い。こういう時は続けて行くことが得策、出直しました。
天候はあまり変わらず、風が強くても湿度は高めで気温27℃。この日も3♀を目撃し、産卵撮影ができました。
9時半に到着して、すでに産卵中の♀を発見。死角になる場所で、すっかり落着いていて接近しても逃げません。
しかし、シダの枯葉に隠れて頭しか見えない状態です。さて、どうするか。

♀ 産卵


約30分経過、飛ぶのは覚悟して一か八か左の枯葉を引上げました。結果は、産卵に集中して動じず、成功です。
遮蔽物がなくても、発見時から約1時間産卵が続きました。こういう個体に出会うと探す苦労を忘れさせます。

















約50分経過 一旦小飛行して方向転換




1分程すると回転して再び元の向きに 落着きがなくなり産卵の終わりが近い様子

10時半頃、産卵を終了して飛立ち、再び降りてきましたが、一瞬で飛んで姿を消しました。



正午になる頃、ふらふら飛んできた♀が対岸の低い枝に止まりました。見えない所で産卵していたようです。

♀ 静止 








11時頃、林縁で休止の♀を発見。記憶のある枝です。昨日のコシボソヤンマと全く同じ場所に止まっていました。

♀ 静止


<コシボソヤンマ> ♂ 静止 前日の撮影


コシボソヤンマは午前中から探雌する♂を目撃、11時45分頃、産卵中の♀を驚かせて樹上に飛ばれました。
数分後、強風を避けてさらに高い枝に移動、産卵の再開なく飛び去りました。産卵はしばらく見られる気配です。

<コシボソヤンマ> ♀ 静止

2018.9.9 神奈川県

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ミルンヤンマ 2018<9月①>

2018-09-14 | ミルンヤンマ

<9.8>

止まりばかり

この日はミルンヤンマの産卵目撃がなく、静止ばかリ。今季は個体数が多いのか8月からよく目につきます。
目撃の3♀はいずれも産卵後のようで悔やまれます。産卵は午前中に終わる様子で、探雌行動は全く見ません。
10時頃、樹上の♂を発見、約50分後に見に行くと同じ木に♀が静止。飛来の♀に♂は気付かなかったのか。

同じ木に2頭 右下♂ 左上♀


♂ 静止 右の個体






11時40分頃 一旦飛立って、おそらく同じ♂がさらに高い枝に止まる


♀ 静止 左の個体




11時50分頃、産卵していた♀に気付かず、飛ばしました。産卵再開には微妙な高さ、5分後に飛び行方不明。

♀ 静止 


♀ 静止 12時40分頃 暗い林縁で休止していた個体


♂ 静止 13時40分頃 同じ一角に飛来して休止した個体





2018.9.8 神奈川県

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コシボソヤンマ 2018<9月>

2018-09-12 | コシボソヤンマ

<9・8>

間に合った

8月下旬以降も暑い日が多く、コシボソヤンマの出が悪い状況。まともに産卵が撮れないまま終わる雰囲気です。
3日前は探雌の1♂を見たのみ。暑くなる予報でしたが決行しました。最高気温31℃、谷は27℃で推移。
午前中は産卵どころか♂も飛ばず、早くも終わったかと不安になりましたが、13時半頃から1♂が探雌を開始。
14時半頃、漸く♀を目撃しました。しかし、行方不明になり探していると交尾態で現われて上空に消えました。

15時頃、次の♀が飛来。♂を警戒して飛び回ってから朽木に着地しました。流れが速い水面際は落着きません。
恐る恐る接近して撮影。約2分間で上流に消えました。8月中旬以来6回目にしてやっと2度目の産卵撮影です。
終盤間近ですが、何とか間に合ってやれやれでした。

♀ 産卵












約15分経過して近くに戻ってきたと思いましたが、別個体のようでした。運よく再び水面際の産卵撮影です。
約2分間の産卵で飛び、落着くことなく転々と着地しながら遠くに移動して、追いきれずに終わりました。
この時間帯に産卵が集中しましたが、同じような天候でも産卵タイムは日替わり、探雌行動もしかりです。









12時半頃、林縁に飛来して休止した♂です。2♂が探雌していたようで、1♂が♀を捕捉しました。

♂ 静止


飛来した別の♂に反応して飛び、近くに戻って再び静止



2018.9.8 神奈川県

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ムツアカネ 2018<9月>

2018-09-11 | トンボ科アカネ属

<9.6>

辛うじて

信州の高原、オオルリボシヤンマが満足に現われず、一方の楽しみのムツアカネも交尾、産卵の目撃は各1回。
到着した12時半頃に辛うじて撮影しました。翌日は雨で見切りをつけ朝のうちに下山。天候には勝てません。

交尾態


強風に煽られ移動




連結産卵


♂ 飛翔


池端を歩くと、羽化したキトンボが数頭飛立ちました。

<キトンボ> ♀ 羽化直後

2018.9.6 長野県

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オオルリボシヤンマ 2018<9月>

2018-09-10 | オオルリボシヤンマ

<9.6>

連結態

たまにはゆっくりオオルリボシヤンマでも撮ろうと、3年ぶりに信州の高原に行きました。現地到着は12時半。
ところが、強風が吹き荒れて♀もいません。本番予定の翌日は雨、短時間での撮影で終わりました。
14時過ぎに3♀の産卵を目撃したのみで♀が少ない分、面白いシーンに遭遇しました。気温は23℃止まり。

14時半頃、♀を追尾する2♂に1♂が加わり、高速で広く池を逃げ回った♀が草陰で産卵を始めた様子でした。
1♂がホバリングしているので駆け寄ると、真下で♀を叩き落として連結した♂が暴れていました。
産卵終了後の♀を追尾の♂が捕捉するシーンは見ていますが、産卵移動を含め産卵中の連結は初めての目撃です。
産卵開始前の追尾であったかもしれず詳細な状況は不明ですが、2♀しか見当たらない時間帯での出来事でした。

連結態


♀は草を掴み抵抗




発見して約3秒後 次の瞬間に飛立ち交尾態になって上空に消える


というわけで、探し回らないと産卵さえ撮影できない状況でした。天候の他、時間帯の影響もあると思われます。

♀ 産卵








この♀は♂が姿を消した15時頃から16時過ぎまで、悠々と産卵を続けていました。







♀ 飛翔 産卵移動





2018.9.6 長野県

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