<7.12>
交尾後の連結態
6月下旬までアオヤンマの活性がなかった東京の池、前回から2週間以上経過し久々に様子を見に行きました。
予想外に個体数が増えていて驚きました。葦原のなかの♀も多いようで、いつになく探雌行動が盛んです。
気温が上昇しても途切れずに♂が飛来、産卵撮影はかなり厳しい状況です。交尾態に期待することにしました。
朝方の曇天から次第に晴れて、前日から3℃程低いものの最高気温30℃。
11時頃、毎度見て回る低木を慎重に回り込むと、目の前に交尾態が止まっていました。あまりにもに近い所。
出会いがしらに取り敢えず撮って少し動いた途端に飛びました。草叢のなかに一旦着地して飛び去ります。
交尾態
消えた辺りを20分程丹念に探すと枝の間から♀の腹部が見えました。遠回りして反対側から見ると交尾態です。
よくぞ追跡したと思いましたが、先程とは別個体でした。幸い、枝が被らない所からの撮影が可能でした。
交尾態
発見後20分が経過して、♀が肢を動かし始めました。いよいよ交尾を解く様子です。
交尾後の連結態は何度も撮影を失敗しており、今回こそ逃せません。ベストと予想した位置で待ち構えました。
しかし、読みが外れて急遽回り込みましたが、狙っていた横からピントが合う前にタイムオーバーでした。
♂、♀が同時に飛立つまでは55秒です。交尾を解く瞬間を待っての撮影はなかなか狙いどおりにいきません。
交尾後の連結態
2016.7.12 東京都