高山線の気動車
昭和43年3月当時、高山線の急行は全て気動車で、普通列車も大半が気動車であった。
10月の岐阜・高山間の無煙化後にDD51が牽引していた客車列車は、翌年に気動車化されて姿を消した。
美濃太田に入線する上り急行"ひだ"2号 最後尾は長大編成対応のキハ58-1050
1968.3 美濃太田駅
キハ58系、55系の混成11両の上り臨時急行"ライン"
1968.3 美濃太田・坂祝
名古屋発着の定期急行は"加越"、"ひだ"、越美南線北濃行の急行"おくみの"が名古屋・美濃太田で"ひだ"に併結された。
この他に、大阪・高山間に"のりくら"、循環列車の"しろがね"、"こがね"が設定されていた。
この年10月のダイヤ改正でキハ82系による特急"ひだ"が運行を開始、以後、急行は"のりくら"に統一して改称された。
1967.10 名古屋駅
岐阜から美濃太田を経由して太多線に入り多治見に向かう気動車は、当時から運行されていた。
キハ30先頭の下り太多線多治見行普通DC
1968.3 坂祝・美濃太田
キハ58系、55系、35系混成上り岐阜行普通DC
美濃太田から越美南線に向かうキハ17系4連普通DC 前部58系2連は急行"おくみの"用増結車と推定される
1968.3 美濃太田駅