ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

サラサヤンマ 2015<5月②>

2015-05-30 | サラサヤンマ

<5.26>続編

最後に長時間の産卵

千葉の湿地では、交尾撮影前の10時半頃から、2♂が明るい草原で摂食を兼ねて縄張り飛翔をしていました。
上空の♂と湿地を交互に見ていると、最初の♀が産卵に来ましたが、1分もしないうちに姿を消しました。

♀ 産卵






湿地の広範囲で産卵する様子でしたが、最初の飛来ポイントがよいとみて待機。正午前に次の♀が飛来しました。
産卵したのかどうか分からないうちに上の枝に止まり、珍しく♀の静止が撮れました。まだ若い♀です。

♀   産卵


♀   静止




正午を過ぎて再び♀が飛来、産卵はしましたが、またもや1分程で飛び去りました。最初と同じ個体のようです。

♀   産卵


♂が全く姿を見せず妙な感じでしたが、13時半、漸く1♂が現われて殆どホバリングせずに止まりました。

♂   静止










♂が姿を消した14時過ぎ、4回目の♀が飛来して、途中何度も休みながら1時間以上産卵しました。
今度は長期戦になり撮り飽きる程でした。明らかに小さい個体で、体力がないのか産卵してもすぐに休息します。
狭い範囲から移動することなく、死力を尽くして産卵しているように見えました。

♀   産卵
















身を伏せてしばらく休止しては再び産卵する繰返し


産卵後、すぐ上の枝に止まる 


これ程、じっくりと産卵を観察したのは初めてのことでした。一方、♂の目撃が♀より少ないのも初めてです。
上の♀の産卵撮影中に飛来してホバリングした♂です。♀は産卵休止中で動かず、見つかりませんでした。

♂ 飛翔





2015.5.26 千葉県


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