ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

サラサヤンマ 2016<6月>

2016-06-12 | サラサヤンマ

<6.4>

諦めず

サラサヤンマの産卵撮影は5月で終わりのつもりでしたが、今季見た♀は成熟度が低く落着きがない個体ばかり。
そろそろ落着いて産卵する頃と思い直し、再び行きました。湿地の状態は良好、晴れて低湿度で最高気温26℃。

11時半頃の到着時、♂の姿はなく♀が飛んでいました。一時見失い、消えた方向を探して産卵中の♀を発見。
その後移動しながら約25分間産卵しました。今季初めて落着いた♀に出会い、諦めずに行って正解でした。

♀ 産卵 5月中の3日間、延べ何時間も待機したポイントに飛来 ここはすぐ飛立つ


近くに移動 この次は長靴に止まった こういう個体は産卵意欲が旺盛で逃げないので安心




数m先に進みここが気に入ったようで約15分間産卵


















十分に産卵して30m程移動 ここは気に入らないのかすぐに飛ぶ




繁みに入り込みましたが、最後はもう一方の産卵ポイントに辿り着き、正午を前に産卵を終了しました。



この♀を撮影中、もう1頭の♀が近くに現われましたが、二兎を追うわけにいかず撮影できていません。
産卵が終了して約10分後、♂が飛来してホバリングせずに止まりました。他の♂が侵入しても反応なし。

1時間後に現われて、広範囲を丹念に探雌行動した元気な♂です。15分程で姿を消しました。

♂ 飛翔






♂ 静止

その後♀は現われず、♂も樹上で休止していました。日が翳った15時頃、今回は満足して撤退しました。

♂ 静止 縄張り


樹上で休止する♂



2016.6.4 千葉県


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