<10.14>
受難の産卵
前回、殆どカトリヤンマの産卵を見なかった埼玉の湿地、1週間を経て様子を見に行きました。
13時過ぎから16時前まで散発的に産卵が見られましたが、時期が早いか♂のホバリングの目撃はありません。
最高気温は20℃に届かず、リスアカネの産卵は急減。たまに連結態が来ても元気がなく単独産卵が主流でした。
最初の♀が猛スピードで湿地内を飛び回って着地。1ヵ所数秒程で、数ヵ所を移動して約5分間産卵しました。
♀ 産卵
♀ 飛翔 産卵移動
約45分後、次の♀が飛来。ここで落着き約1分間産卵しました。
♀ 飛翔
♀ 産卵
明るい湿地にも数頭飛来しましたが、撮影出来たのは1♀のみ。すぐに飛び去りました。
飛ばれた後、辺りをよくよく見ると蟷螂がカトリヤンマを捕食しています。腹部は見当たらない状態でした。
産卵する♀を待ち伏せして捕えたものと思われます。警戒心の強いカトリヤンマでさえ餌食になってしまいます。
捕食される♀
少々の接近で産卵を中断し樹上に止まるので、撮る機会が多かった休止♀の数々です。
♀ 静止
2016.10.14 埼玉県
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