ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

クロサナエ 2022<4月②>

2022-04-29 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<4.26>

草のなかの羽化

3日前の渓流で、再びサナエトンボの羽化撮影です。同じポイント付近に出るのはクロサナエかヒメクロサナエ。
どちらが優先ということではありませんが、前回はクロの羽化を記録したので、ヒメクロを期待していました。
結果、撮影したのは今回もクロサナエです。たまに日が射す天気で最低13℃、最高気温22℃。

曇天で気温が上がらず諦めかけた11時15分頃、枯れ葉のなかから這い上がってきたヤゴを発見しました。
神経質に動いて定位場所を決めるまで時間がかかり、気が気でありませんでしたが、見通せる所で無事に定位。
前回と環境の異なる草のなかでのクロサナエ♀の羽化記録です。気温が低く、裂開から開翅までは1時間12分。

11時15分頃 這い上がるヤゴ


11時32分頃 定位


11時45分頃 裂開


11時47分頃 複眼が抜ける


11時50分頃 前肢が抜ける


11時53分頃 後肢が抜ける


11時55分頃 休止期 休止は約10分間




12時5分頃 脱出開始 25秒で完了








12時16分頃 翅の伸長


12時20分頃


12時34分頃 腹部伸長


12時57分頃 開翅


1分もしないうちに飛び近くに止まる


他の羽化目撃はクロサナエの1♀でそろそろ終わりかも。ヒメクロサナエの目撃は羽化不全の居残り1♂でした。

♀ 羽化後間もない別個体

2022.4.26 東京都

コメント
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