ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ルリボシヤンマ 2020<9月①>

2020-09-13 | ルリボシヤンマ

<9.9>

不可解

気温が下がる気配がなく、今後の天候も不透明。行けるうちにルリボシヤンマの産卵撮影です。最高気温34℃。
正午直前、産卵を始めた♀が即刻♂に捕まりました。草のなかで縺れて低く飛び上がって落下、姿が見えません。
再び飛んで今度は見える場所に30秒程静止しましたが、草の間から撮れる位置が限られて久々に焦りました。
かなり抵抗して交尾態になっていたのが不可解ですが、この時点では♀の生殖器は♂の副生殖器を外しています。
そのまま飛び上って低い梢に止まり、交尾が一旦成立したように見えましたが20秒程で♀が逃げました。

交尾態 交尾は成立していない




次に飛来した♀も産卵前に♂に襲われました。抵抗して負傷し林に飛べなかったのか、近くの梢に止まりました。
頭部が捻じれた状態のまま2時間以上静止。その後、無事に飛立ったようです。

♀ 静止




次の♀も簡単に♂に捕まり交尾態で上空に。産卵が撮れないムードでしたが、14時半頃にやっと撮影しました。
最初にうちは草の裏で絶望的でしたが、待っていると撮れる所に出てきました。6回移動して約25分間の産卵。

♀ 産卵 約7分間の産卵


移動して約3分間産卵


ここは約1分間で移動


移動の間隔が短くなり、次の移動の約3分後、♂に見つかりました。しかし、草にしがみついて連結させません。
♂はあっさり断念、ルリボシヤンマでは珍しいパターンでした。♂の絡みは撮れませんでした。

連結失敗の♂が上空を飛び、身を伏せる


動じずそのまま産卵を再開


約7分後に移動して約5分間産卵




移動して約2分間産卵して終了








探雌行動は活発で、草に潜り込むように飛んで執拗に♀を探します。長いホバリングは見られませんでした。

♂ 飛翔





2020.9.9 東京都

コメント
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