<9.9>
不可解
気温が下がる気配がなく、今後の天候も不透明。行けるうちにルリボシヤンマの産卵撮影です。最高気温34℃。
正午直前、産卵を始めた♀が即刻♂に捕まりました。草のなかで縺れて低く飛び上がって落下、姿が見えません。
再び飛んで今度は見える場所に30秒程静止しましたが、草の間から撮れる位置が限られて久々に焦りました。
かなり抵抗して交尾態になっていたのが不可解ですが、この時点では♀の生殖器は♂の副生殖器を外しています。
そのまま飛び上って低い梢に止まり、交尾が一旦成立したように見えましたが20秒程で♀が逃げました。
交尾態 交尾は成立していない
次に飛来した♀も産卵前に♂に襲われました。抵抗して負傷し林に飛べなかったのか、近くの梢に止まりました。
頭部が捻じれた状態のまま2時間以上静止。その後、無事に飛立ったようです。
♀ 静止
次の♀も簡単に♂に捕まり交尾態で上空に。産卵が撮れないムードでしたが、14時半頃にやっと撮影しました。
最初にうちは草の裏で絶望的でしたが、待っていると撮れる所に出てきました。6回移動して約25分間の産卵。
♀ 産卵 約7分間の産卵
移動して約3分間産卵
ここは約1分間で移動
移動の間隔が短くなり、次の移動の約3分後、♂に見つかりました。しかし、草にしがみついて連結させません。
♂はあっさり断念、ルリボシヤンマでは珍しいパターンでした。♂の絡みは撮れませんでした。
連結失敗の♂が上空を飛び、身を伏せる
動じずそのまま産卵を再開
約7分後に移動して約5分間産卵
移動して約2分間産卵して終了
探雌行動は活発で、草に潜り込むように飛んで執拗に♀を探します。長いホバリングは見られませんでした。
♂ 飛翔
2020.9.9 東京都