<7.10>
ホバリング
♀が若いうちにヤブヤンマの産卵を撮影しておきたいので、6月下旬から出かけていますが、外してばかりです。
昨年までの池は♀が飛来しても産卵せずに飛び去ります。繁殖したアサザが池を覆っているのを嫌うようです。
2日前、所を変えて過去に外れがない暗い池に行きましたが、探雌行動は盛んでも何故か♀の目撃はありません。
この日は湿度が低い程度で気象条件に大差ありませんが、一転して多数の産卵が見られました。最高気温33℃。
産卵中の♀がいる池に♂が飛来して水面際の低い枝に止まりました。♀に気付かないのかチャンスを窺うのか。
♂ 静止
しばらくして産卵中の♀の捕捉を試みましたが、抵抗されて逃げられ、失敗。いつものパターンです。
♂は逃げられた場所に戻ってきて、数秒間ホバリングしました。取り逃がした後、たまに見せる行動です。
♂ 飛翔
♂ 静止 探雌行動中の休止 別個体
さて、狙いの産卵ですが、11時半頃に最初に現われた♀は、今季初の撮影の意に反しかなりの老熟個体でした。
相当敏感で、着地してすぐに姿を消すること2回、約1時間後の3回目の飛来で落着き、約8分間産卵。
♀ 産卵
次は待望の若い♀ですが、撮り難い場所ばかりに行きます。
3番目は再び老熟♀です。明るい場所で約13分間産卵して冒頭の♂に襲われました。
15時過ぎ、ほぼ同時に2♀が飛来。この日の産卵は計5♀。やっと産卵を撮影して一段落でした。
別個体
♀ 未成熟 林内に潜む
2018.7.10 東京都