鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

goal.comコンサドーレ札幌戦プレビュー

2012年05月17日 | Weblog
J1第12節:鹿島対札幌プレビュー
鹿島が攻めて札幌が守る構図となる可能性が高い試合。鹿島の決定力がポイントに



5月19日17時:カシマスタジアム
鹿島

出場停止:
主な負傷者:


16日に行われたナビスコカップ横浜FM戦は敗戦を喫したものの、収穫のあるゲームであった。直近のリーグ戦から先発7人を入れ替えて臨み、32歳の本山が中盤で起点となり、ジュニーニョがキレのある動きで再三相手ゴールに迫った。そして68分にゴールを奪う活躍を見せた。また、2年目の昌子もフル出場を果たして経験を積んだ。彼らの台頭がレギュラー組の刺激となったに違いない。

現在リーグ戦3試合無得点。一時期調子を上げていた攻撃陣だったが、今はやや下降気味だ。前節磐田戦では0ー3で敗れたが、攻撃の回数では相手を上回っていた。あとは決定力の問題。興梠、大迫の2トップの爆発に期待がかかる。

磐田戦ではそれまでのダイヤモンド型の中盤からボックス型に変更。だが、うまく機能しなかった。特にドゥトラの役割があいまいになってしまった。やはり、ドゥトラを起用するならば、ダイヤモンド型の方がよさそうだ。また、先週には4ー3ー3をテストしており、今節で採用される可能性もある。3試合勝利のない状況を打破するために、果たしてジョルジーニョ監督はいかなる策を採るのか。

相手は最下位の札幌。わずか1勝しかしていない相手に負けるわけにはいかない。しかもホームゲーム。勝利だけが求められる一戦である。内容の伴う勝利を挙げて、浮上のきっかけをつかみたい。



札幌

出場停止:
主な負傷者:高柳、中山、高原、曳地、山本


前節のFC東京に0-1と敗れ、リーグ戦でのホーム連勝は果たせなかったが、続いて対戦したナビスコカップ大宮戦は1-1、収穫の多いドローとなった。砂川は今季公式戦初先発、大島、榊は復帰後初先発など、負傷離脱から復帰した選手が多いメンバー構成と、終盤に1点を追いついた粘り強い試合内容は、今後の降格圏脱出への期待を高めるものだ。ただし、試合終了と同時にGKイが負傷し、今節への出場は難しそうだ。

鹿島とは今季、ナビスコカップですでに対戦している。先制、キリノ退場、榊負傷退場とめまぐるしい前半となり、トータルのシュート数1対35と耐えに耐えたものの逆転された試合だった。今節はあの時の借りを返す試合と位置づけられる。大宮戦から札幌に帰らずにカシマスタジアムに乗り込むが、高いモチベーションで今季2勝目を持ち帰りたい。


攻撃の回数はあるが、決定力に難ありと語るgoal.comのプレビューである。
昨季の2TOPがそのまま収まっておる攻撃陣が劇的に変わることはそうあるまい。
ここは、地道に攻撃回数を増やして行くのみと言えよう。
そのキーマンはドゥトラであり、ヤスである。
そのドゥトラはボックスでは機能せず、ダイアモンドにすべきとgoal.comは申しておる。
しかしながら、そういう簡単なものではあるまい。
実際には、ドゥトラは昨日のナビスコ杯・Fマリノス戦では途中出場し、ボックスの攻撃的MFとして多くのチャンスを作っておった。
ボックスでも特に問題はないように思える。
逆に、ジョルジーニョ監督が守備に難のあるダイアモンドを採用せぬのではなかろうか。
ここで考慮すべきは、中盤の構成よりも、選手の距離感と言えよう。
ドゥトラやヤスが下がりすぎれば、FWの二人が孤立しボールが収まらぬ。
満男と岳が攻め上がれば、失点に繋がるカウンターを受ける。
ここのバランス感覚を練習で積み重ねるのだ。
ナビスコ杯を休場した満男と興梠、大迫には、その部分をよく頭に入れて試合に臨んで欲しい。
楽しみにして聖地へ向かいたい。

Fマリノス戦レビュー

2012年05月17日 | Weblog
【ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 鹿島】レポート:『シーソーゲーム』を制したのは横浜FM!鹿島は残り10分を耐えきれず(12.05.17)
5月16日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
横浜FM 3 - 2 鹿島 (19:33/ニッパ球/9,693人)
得点者:36' 兵藤慎剛(横浜FM)、58' 遠藤康(鹿島)、68' ジュニーニョ(鹿島)、83' 齋藤学(横浜FM)、86' 大黒将志(横浜FM)


この一戦は、鹿島アントラーズ・ジョルジーニョ監督の言葉を借りれば、「サッカーファンとすれば、実に見応えのあるゲーム」。計5得点、逆転と再逆転が交差するシーソーゲームにスタンドが大いに沸いた。

鹿島は、中盤、前線を中心に、ターンオーバーとも言うべき選手起用で、若手中心の布陣を配す。横浜FMはベテラン数人を温存させ、ダブルボランチ2人をリーグ戦の前節から入れ替えてはいるが、必要最小限のカスタマイズだった。やはり、予選リーグ突破の可能性を残すため、「白星」をより意識した布陣だったと言えるかもしれない。

鹿島は16分、中澤佑二のバックパスをカットした岡本英也がGKと1対1の絶好機を迎える。しかし、飯倉大樹の左足一本のスーパーセーブに防がれる。これを境に流れは横浜FMへ。24分には齋藤学が初速から一気に加速するドリブルで左サイドをぶち破る。3人のマークを引き剥がして、中へパス。しかし、この決定機をゴール前で待ち構えていた大黒将志が、空振り。
それでも、いい流れは続き、36分に先制点が決まる。速攻から小野裕二が縦パスを送り、走り込んだ齋藤が倒され、PKを獲得。兵藤慎剛が冷静に沈めた。だがその後、畳みかける攻撃は見られず、全体的にラインが下がってリトリート。その戦況を見た時、後半に派手な撃ち合いになるとは知る由もなかった。

後半スタート時から鹿島が動く。遠藤康、柴崎岳を同時投入。この交代により持ち前のビルドアップに、推進力がプラスされる。58分、遠藤がいきなり結果を出す。カウンターから、重心の低いドリブルでDFの壁を切り裂き、エリア内で左シュート。相手の中澤に「あの相手の1点目が悔しい」と言わしめるゴールで同点とした。鹿島は勢いそのままに、68分にジュニーニョが逆転ゴールを奪取。1点目同様に逆襲から、新井場徹のドリブル突破、本山雅志の素早いダイレクトパスを経て決まった爽快な一撃だった。

ところが、試合はまだ動く。その原動力は、71分に鹿島ゴール裏のブーイングを浴びながらピッチに立った、マルキーニョスだ。ゴール前のポストプレーで、大黒らへパスを供給し、チャンスを広げる。また、62分に途中出場していた中村俊輔も広角なパスで相手を揺さぶり、再び横浜ペースへ。
再同点は、相手DFが下がり出し、縦パスが入り出した83分に迎える。相手GKのファンブルを齋藤が見逃さず、ハイエナのごとく、こぼれ球に食らいつき、プッシュ。これでホーム、ニッパツ三ツ沢は一段と活気づき、3分後に大黒が左足を振り抜き、再逆転に成功した。

なお、古巣と初対戦したマルキーニョスは試合後、鹿島のロッカールームまで出向いて、一時代を築いた仲間たちと談笑。その後、古巣との試合について聞くと「若干、不思議な感じがした」と笑みを浮かべたが、続けて「今度はF・マリノスで自分の名前を残したい」と言った。その端正な顔は、真剣そのものだった。


以上
2012.05.17 Reported by 小林智明(インサイド)


見応えのあるゲームと評することも出来るが、鹿島としては特有のしたたかさを出し切れずに終えた悔しい試合であった。
相手のミスにはつけ込めず、逆に先制点を献上。
強引とも取れる力技で同点・逆転とゴールしたが、ミスから敗戦してしまった。
こういう試合もシーズンにはあるもの、重要なのは、次に引き摺らず気持ちを切り替えることである。
明後日にはリーグ戦が開催される。
次の試合では、ミスを犯さず、得点を重ねるのだ。
それこそ我らの望むゲームである。

Fマリノス戦コメント・報道

2012年05月17日 | Weblog
Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第4節



鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ
サッカーファンにとっては面白い試合だったかも知れないが、こちらとしては逆転した段階で落ち着かせなければいけなかった。マーキングのズレもあり、中村選手を自由にしてしまったことが敗因だった。今日で勝点3を取って、ナビスコカップでは一安心したかったので残念な気持ちはある。

ジュニーニョが点を取れたことは非常に良かった。前半は主導権を握られ、不用意なPKで失点してしまったが、後半は遠藤や柴崎が入り主導権を取り返すことができた。しかし相手にも中村選手やマルキーニョス選手など質の高い選手もいて、いいパフォーマンスだったので称えなければいけない。

だが総合的に見て、決して悪い試合ではなかった。今日の良かったこと、悪かったことをしっかり分析して週末の試合につなげたい。

【本山 雅志】
勝てる試合だった。でもジュニーニョも点を取ったし、次につながると思う。残り20分、ゲームをコントロール出来なかった。反省するところはする。

【遠藤 康】
最後のシュートを決めたかった。逆転してからチームとしてやり通せなかった。いつも通り攻めていたけど逆転してから守りに入ってしまった。

【山村 和也】
2-1になってからラインが重くなりすぎた。中盤を押し出してあげれば良かったと思う。悪い部分が出てしまっている。もっと耐えられれば、中盤が楽になる。

【岡本 英也】
最初の失点も自分が絡んでいる。(前半17分の)一対一の場面もあれを決めないといけなかった。右サイドを狙った。それくらいしかシュートコースもなかった。もっとゴール前でのプレーできるようにならないといけない。


2012年05月16日(水)

本日行われたナビスコ予選リーグ 第4節 横浜FM戦は2-3と負けを喫しました。

【ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 鹿島】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.05.16)
5月16日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
横浜FM 3 - 2 鹿島 (19:33/ニッパ球/9,693人)
得点者:36' 兵藤慎剛(横浜FM)、58' 遠藤康(鹿島)、68' ジュニーニョ(鹿島)、83' 齋藤学(横浜FM)、86' 大黒将志(横浜FM)


●ジョルジーニョ監督(鹿島):

Q:後半の選手交代の意図は?
「前半、うまくビルドアップできなくて、ボールをゴール前に運べていなかった。梅鉢の調子も良くなかったので、やむを得ない交代だった。柴崎は技術があるので、自信を持ってプレーすればゴール前までボールを運べると思った。また遠藤のドリブル突破は、我々の攻撃の持ち味、武器でもあるので、期待していた。
サッカーファンとすれば、実に見応えのあるゲームで、色々なゴールの形が見られただろう。ウチとすれば、ドゥトラを入れて4-5-1としてしっかりリードを守れれば良かったのだが。残念ながら不注意なミスから同点に追いつかれた。最後は、予想されていたホームチームのプレッシャーに耐え切れるかという問題となったが、残念ながら耐え切れずに3失点目を奪われてしまった。しかし、この大会はまだ終わったわけではない。またしっかりと準備して取り組んでいきたいと思う」

Q:鹿島らしくないゲーム運びだったように思うが、何が足りないのか?
「私は、その意見には同感ではない。私自身、常にあきらめずに戦いを続けることを心掛けているし、選手に対しても、そう要求し続けている。今日もミスはあったかもしれないが、ミスを犯したGKはリーグで1、2番を争う能力と質を持っている選手だ。今日はたまたま事故が起きてしまった。ホームの圧力もあったのだろう。ただ、逆に2-1で勝っていれば、こういう質問も出ていないだろう」


以上

【ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(12.05.16)
●マルキーニョス選手(横浜FM):
「元チームメイトと対戦した。彼らと長い間プレーして、いろんなタイトルも獲ってきた。一時代を築いてきたということもあったので、戦って若干、不思議な感じがありました。でも、自分としては切り換えたというか、今はF・マリノスのためにやっている。前のチームで自分の名前を刻んだように、今度はF・マリノスで同じようなことができるようにしたい。名前を残したいという想いがある」

●増田誓志選手(鹿島):
「自分が2列目でやるには、もっと走らなければいけないと思う。僕はドリブルができる方ではない。遠目から打てるタイミングでシュートを打ったりすることが、自分ができることかなと思っている」

[ ヤマザキナビスコカップ:第4節 横浜FM vs 鹿島 ]

1点を追うヤマザキナビスコカップ3連勝中の鹿島は58分、遠藤康(写真)のゴールで同点に追い付く。

[ ヤマザキナビスコカップ:第4節 横浜FM vs 鹿島 ]

同点に追い付いた鹿島は68分、ジュニーニョ(写真)が決めて逆転に成功する。


鹿島遠藤「仕方ない」/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:横浜3-2鹿島>◇1次リーグ◇16日◇ニッパ球

 後半から出場した鹿島MF遠藤康(24)のゴールも、空砲に終わった。得点を期待され投入されると、13分にゴール前でDF3人をかわしてゴールを決めた。「前半に先制されてから相手が下がったので、攻めれば決められると思った」と、今季公式戦5点目をマーク。23分には逆転までしたものの、終盤に再逆転を許しナビスコ杯初黒星を喫し「こういう試合もある。仕方ない」と、敗戦を受け止めていた。
 [2012年5月16日23時2分]

鹿島、痛かった曽ケ端のミス/ナビスコ杯

横浜Mに競り負け、肩を落とす鹿島イレブン=ニッパ球

 ナビスコ杯1次L第4節B組(16日、横浜M3-2鹿島、ニッパ球)一度は逆転した鹿島だが、終盤に2失点して4連勝を逃した。ベテランGK曽ケ端のミスが響いた。

 2-1の後半38分、中村のクロスを取り損ね、斎藤に同点ゴールを許した。曽ケ端は「ボールが夜露でぬれていた。逆転したのに、流れを向こうに渡してしまった。申し訳ない」と責任を背負い込んだ。

 ジョルジーニョ監督は「リーグでも一、二のGK。きょうはたまたま事故が起きてしまった」と守護神をかばった。(共同)


鹿島の山村(右)と横浜Mの斎藤。五輪出場を目指す2人が競り合った

GK曽ケ端のミス響く…鹿島 4連勝ならず
ナビスコ杯予選リーググループB 鹿島2-3横浜 (5月16日 ニッパ球)


横浜に競り負け、肩を落とす鹿島イレブン
Photo By 共同


 鹿島は終盤に立て続けに失点して4連勝を逃した。PKで先制を許したが、後半13分に遠藤、後半23分にはジュニーニョがゴール。一度は逆転に成功しながら、後半32分にGK曽ケ端のパンチングミスから失点すると、後半41分に決勝弾を許した。

 12日のリーグ磐田戦から先発を7人入れ替えた布陣が機能せず、ナビスコ杯初黒星。ハーフタイムにジョルジーニョ監督が「得点することだけを考えよう」と猛ゲキを飛ばしたが、実らなかった。

[ 2012年5月17日 06:00 ]

結果だけに注視すれば、ミスによる敗戦となり非常に無念である。
しかしながら、奪ったゴールは二つとも素晴らしいものであり、この攻撃力は今後に繋がるであろう。