鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

U-23日本代表・山村・大迫、最終調整

2012年05月21日 | Weblog
トゥーロン国際出場のU-23代表が国内で最終調整(5/21)
 トゥーロン国際大会(23日~6月1日)に出場するU-23日本代表が20日、千葉県内に集合し、約1時間、軽めの調整を行った。この日、JリーグのあったMF水沼宏太、DF大岩一貴、現地で合流するMF宇佐美貴史、FW指宿洋史を除く16人が集合。水沼、大岩の2人は試合後、チームに合流。同日深夜、フランスに向けて出発した。


笑顔でランニングする


FW大迫勇也は1トップの定位置を懸けて指宿とのポジション争いに臨む


大迫(右)と山本が並んでストレッチ


DF山村和也は今回はDF登録で招集された


国内での最終調整を行ったU-23日本代表の大迫と山村である。
札幌戦では共にゴールを記録し、気持ちよく代表に合流したのではなかろうか。
ここからは日の丸を背負い戦うこととなる。
お国のために命を捧げるのだ。
勝利を掴んで帰国して欲しい。
期待しておる。

新潟・黒崎監督、解任へ

2012年05月21日 | Weblog
新潟黒崎監督解任!21日にも発表

成績不振を理由に解任されることが分かった新潟の黒崎監督

 新潟の黒崎久志監督(44)が成績不振を理由に解任されることが20日、分かった。今日21日にも同クラブから発表される。

 この日、なでしこリーグ新潟-INAC神戸戦(新潟市陸)を訪れた田村貢社長は「僕が一番感じているのは、アルビレックスが最後まで諦めないプレーで感動させること。昨日の試合ではそういうところがまったく見られなかった。パンツが真っ黒になるくらいにボールをとろうとしていない。試合が終了して立てない選手がいたかというと違った。代えざるを得ない気がしました」と言った。

 1-6と大敗した19日の磐田戦(東北電ス)直後に、強化担当者と黒崎監督が協議。「今日にでも僕を含めた3人で話がしたい」と同社長は続けた。

 黒崎監督は今季で3年目。1年目は9位、2年目は14位。主力のFWチョ、DF酒井が抜けた今季は、ここまで2勝3分け7敗の勝ち点9でJ2降格圏の17位。ホーム6戦未勝利で、目標のACL圏内にはほど遠い。

 後任人事に関しては「準備はこれから。(代えるのは)監督だけではない可能性もある」。選手の特徴などを熟知し、S級ライセンスを取得している西ケ谷隆之ヘッドコーチの内部昇格を含め、後任監督人事が急がれる。

 [2012年5月21日7時2分 紙面から]

17位と低迷 新潟の黒崎監督解任、後任は未定

解任が明らかになった新潟の黒崎監督
Photo By スポニチ


 新潟の黒崎久志監督(44)が解任されたことが20日、明らかになった。また西ケ谷隆之ヘッドコーチ(39)も解任された。2人は21日のミーティングで選手たちに退任のあいさつをする予定だ。

 新潟はここまで2勝3分け7敗の17位と低迷。19日のホーム磐田戦は1―6と大敗。試合後に田村貢社長は「監督を含めてスタッフの入れ替えなどを総合的に考えたい」と話していた。同社長はこの日、神田勝夫強化部長、黒崎監督と話し合いの場を持ち、その席で同監督に解任を通告した。シーズン途中での監督交代はクラブ史上初。26日の柏戦でチームを誰が指揮するのか、後任監督が誰になるのかは分かっていない。

 黒崎監督は07年新潟のコーチに就任し、09年からヘッドコーチを務め、10年監督に昇格した。攻撃サッカーで初年度は9位(12勝13分け9敗)と健闘。昨季終盤はJ2降格の危機にさらされながらも14位(10勝9分け15敗)で残留した。今季は開幕3連敗とスタートダッシュに失敗していた。

[ 2012年5月21日 06:00 ]

新潟の黒崎監督が解任との報。
今季の新潟は17位と低迷しており、致し方のないところやも知れぬ。
しかしながら、戦力的に充実しておらぬこのチームを良くもここまで率いておったと好意的に取れるところもある。
特に昨季は、主力を多く引き抜かれながらもJ1残留を決め、指導力の高さを見せておったと思う。
結果的に鹿島は黒崎の率いた新潟には一度も勝てずに終えた。
それが本当に無念である。

岡山・後藤、敗戦の弁

2012年05月21日 | Weblog
【J2:第15節 岡山 vs 京都】試合終了後の各選手コメント(12.05.20)
5月20日(日) 2012 J2リーグ戦 第15節
岡山 1 - 2 京都 (16:04/カンスタ/11,088人)
得点者:18' 田所諒(岡山)、31' サヌ(京都)、69' 工藤浩平(京都)


●後藤圭太選手(岡山):
「相手のプレッシャーに圧倒されてたのかなということは感じます。全部が来れていたわけじゃないんですけど、イメージが残ってて、慌てて自分たちのサッカーが出来なかった感じじゃないのかなと。僕も顔を上げた瞬間、出す選手が前にいなくて、何回も切り替えるしかなかったことがあった。事前に見ておくことも大事だし、単純に味方が走ってないこともあったと思うんですけど、直していきたいと思います。プレッシャー、速かったです。でもこうやって目覚めさせられると、練習から生かせることが出来れば、上のレベルに行けるんじゃないかと思います。
(Q:宮吉、サヌ選手の対応でかなり動かされた印象はありますか?)
結構、2列目からボランチも走ってきて、ポゼッションする中から走ってくる選手がいると、あれだけパス回しが巧いので対応しきれないというか、限定できなかったですね。ほかの場面はそこまでのビッグチャンスはなかったと思うんですが、2失点はしているのでよく振り返りたいと思います。どこかで必ず防げると思うので」


先制も逆転負けを喫した岡山の後藤である。
京都のプレッシャーに戸惑った様子。
この経験を糧に強い守備を構築して欲しいところ。
元U-20日本代表の力を魅せるのだ。
楽しみにしておる。

札幌戦レビュー

2012年05月21日 | Weblog
【J1:第12節 鹿島 vs 札幌】レポート:リーグ戦ではクラブタイ記録となる7得点をあげた鹿島が、七色のゴールで札幌を退ける!(12.05.20)
5月19日(土) 2012 J1リーグ戦 第12節
鹿島 7 - 0 札幌 (17:04/カシマ/13,915人)
得点者:9' 岩政大樹(鹿島)、15' 大迫勇也(鹿島)、40' 山村和也(鹿島)、61' 興梠慎三(鹿島)、74' 本山雅志(鹿島)、82' ジュニーニョ(鹿島)、89' 遠藤康(鹿島)


組織で攻め、組織で守る。それが鹿島アントラーズの特長である。傑出した個人の能力に頼るのではなく、別々の個性を持った選手たちが、そのデコボコな能力を組み合わせ、戦う。その意味では、この試合で生まれた7つのゴールが、すべて別の選手によるスコアだったことは、理想の形と言えるだろう。リーグ戦でのクラブタイ記録となる7得点で鹿島が札幌に大勝した。

先手を奪ったことがすべての始まりだった。
ガンバ大阪に5-0と大勝したあとの3試合で、鹿島は1分2敗と失速。順位もジャンプアップさせていくどころか再び15位に逆戻りしていた。その最たる要因が、相手に先制点を許してしまっていたこと。清水、磐田、そして先のヤマザキナビスコカップ横浜FM戦でも、先制されたことで試合展開を難しくしていた。
特に、かつてのチームであれば、苦しい時間帯を迎えても、そこを耐え抜き、自分たちに流れが来るのを待つことができた。しかし、今季はそうした場面であっさりと失点。前からボールを奪いにいく姿勢が、逆効果を生んでいた。

ところが、この日は違っていた。ある程度のラインを保ちながら、しっかりと自陣で相手を待ち受けたのである。それでも試合開始直後、怪我人が続出したことから[3-4-2-1]に布陣を変更してきた札幌に主導権を握られ、ゴールへと迫られる。しかし、この日は曽ヶ端準を中心にしたディフェンス陣が集中力を保つ。相手の時間帯にも得点を許さず、小笠原満男のゲームコントロールで自分たちに流れを引き寄せた。
それが結実したのは意外に早かった。相手のパスをインターセプトした岩政大樹が、ボールを味方に預けるとそのままゴール前へ。右サイドの興梠慎三からクロスが送られると、岩政がヘディングでコースを変えて、待望の先制点を奪う。
決して簡単なゴールではなく、「あれくらいの気迫がFWにも欲しい」と遠藤康が驚嘆するほど。まさに岩政の気迫が生んだゴールだった。

15分には大迫勇也がPKで追加点。その後、前がかりになった札幌の反撃に遭うも、ここは曽ヶ端が好セーブを連発。あわやというシュートをすべて枠外へ弾き出し、水曜日のナビスコカップでの痛恨のミスを払拭する活躍を見せた。そして、40分には流れのなかから山村和也が嬉しいプロ初ゴールを叩き込む。
ジョルジーニョ監督が「センターバック2枚からの崩し」と喜んだとおり、岩政の若干アバウトな楔のパスを、ペナルティエリアで受けた大迫が丁寧に落とすと、そこに走り込んだ岩政が今度は優しく絶妙なパスを山村に流すアシストから生まれた得点だった。6本のシュートで3点を奪った鹿島が理想的な展開で前半を折り返す。

札幌としては、前線で起点となっていた前田俊介を前半のうちに負傷交代させなければいけなかったのが痛かった。さらに後半から内村圭宏を投入するも、大きく傾いていた試合展開を変えるのは難しかった。
61分には、ゴール右前に走り込んだ小笠原のヒールパスに合わせた遠藤がミドルシュート。キーパーが弾くも、そのこぼれ球を興梠が落ち着いたフェイントでシュートコースをつくり4点目。74分には、同じような形でゴール右前に走り込んだ興梠がヒールパス。ディフェンスだけでなくキーパーもつられていたため、パスを受けた本山雅志は無人のゴールに蹴るだけだった。さらに82分には小笠原のスルーパスに抜け出したジュニーニョが、移籍後リーグ戦初ゴールとなる得点を奪い6点目。最後、89分に遠藤が速攻の流れから7点目を奪い、大勝劇を締めくくった。

「正直、前の公式戦のあとに家に着いたときに娘が、『大好きなパパの笑顔はどこへ行ったの?』という問いかけを、家に入った直後にすぐ言われて、やっと笑顔を娘に見せられるのではないかな、という心境です」
このエピソードを披露したジョルジーニョ監督には満面の笑みが広がっていた。しかし、前回の大勝利のあとから、再び調子を崩してしまっただけに、同じ過ちを繰り返してはならない。表情を引き締める選手は意外なほど多かった。

対して、憤懣やるかたないという表情だったのが札幌のベテラン選手たち。大島秀夫、高木純平ら勝負の世界の厳しさを知る選手たちが「今日の試合は恥」と、怒りを露わにしていた。若い選手たちにとっては忘れようにも忘れられない試合となったことだろう。クラブワーストとなる7失点。百戦錬磨の石崎信弘監督も「今日のゲームをしっかり反省して、どう生かしていくかがポイントじゃないかと思います」と、この試合をしっかり受け止めることを選手たちに期待している様子だった。


以上
2012.05.20 Reported by 田中滋


岩政の先制点に文字を割くレポートである。
それほどにこの得点には意味があった。
五月に入りリーグ戦は無得点が続いておった。
ゴールを奪えなければ、勝ち点は奪えぬ。
簡単な理屈であろう。
それを覆すべく、掟破りとも言えるCBのオーバーラップを試み、見事得点につなげた。
素晴らしい判断であったと言える。
結果だけを見れば、攻撃力が爆発した大勝のように見えるが、岩政の1プレイがこの結果を引き寄せたように思える。
そして岩政は守備陣を統率し、完封も達成しておる。
気迫のこもった岩政の責任感がこの勝利を呼び込んだのである。
岩政と共に勝利を積み重ねていきたい。