鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

岳、篤人に絶賛される

2012年05月20日 | Weblog
鹿島OBの内田が観戦、19歳・柴崎を絶賛
 J1第12節第1日(19日、鹿島7-0札幌、カシマ)日本代表DF内田篤人(シャルケ)が鹿島-札幌を観戦。小学生の前座試合に出場し子どもたちとボールを蹴るなど盛り上げた。後半からは試合中継の放送席ゲストをつとめ、19歳のMF柴崎を「技術も高いしメンタルも動じない」と褒めるなど解説。古巣の爆勝に笑顔が絶えなかった。21日から静岡での日本代表合宿に参加する。
(紙面から)

岳を第絶賛するシャルケの篤人である。
十代らしからぬ落ち着きと、的確なポジショニングに運動量、そして確実性のあるプレイを選択する意思。
サッカーという競技をよく理解しておる。
岳ほどの選手を擁することが出来るのは、鹿島の誇りと言って良かろう。
篤人に続いて欧州に行く日が、いずれ来ることを我等は予感しておる。
それまでに、いくつものタイトルを獲り、後継者を育てていかねばならぬ。
岳と共に在る日を楽しんでいきたい。

札幌戦報道

2012年05月20日 | Weblog
【鹿島】チーム最多タイ7点圧勝/J1

鹿島対札幌 4点目のゴールを決めた鹿島興梠はスタンドを指さす(撮影・浅見桂子)

<J1:鹿島7-0札幌>◇第12節◇19日◇カシマ

 3試合連続で無得点と苦しんでいたホーム鹿島が圧勝劇を演じた。前半に3得点を決めると、後半16分にFW興梠慎三(25)、その13分後にMF本山雅志(32)が今季2点目をマーク。終盤にもFWジュニーニョ(34)とMF遠藤康(24)が続いて、クラブ最多タイ記録となる7得点を決めた。遠藤は「相手もばてていたし、自分もゴールが決めたかった。ただ次の試合で負けたら意味がない」と、引き締め直していた。

 ジョルジーニョ監督(47)は「前の試合の後、家で娘に『大好きなパパの笑顔はどこにいったの』と言われた。これでやっと見せられる」と笑った。

 1得点、2アシストの興梠は「大量点もうれしいが、それ以上に勝ち点3がうれしい」と勝利の味をかみしめた。
 [2012年5月19日22時13分]

鹿島大勝に内田「やっぱり強い」

古巣・鹿島の札幌戦前、前座試合に出場するシャルケの日本代表DF内田(撮影・栗田成芳)

<J1:鹿島7-0札幌>◇第12節◇19日◇カシマ

 日本代表DF内田篤人(24=シャルケ)も、古巣・鹿島をバックアップした。札幌戦前座試合として、小学生と一緒に飛び入り参加。17日から鹿島の練習参加をしていたお礼という形で実現したが、若手選手も内田の姿に刺激を受けた。大迫は「僕には届かない存在になってしまったが、自分も頑張らないといけないと、思えた」。試合を見届けた内田は「さすがですよね。やっぱり強い。これが続いてくれると思う」と、喜んでいた。
 [2012年5月19日20時56分]

鹿島J初!7人で7発/J1

鹿島対札幌 前半、ヘディングで先制ゴールを決める鹿島DF岩政(左)

<J1:鹿島7-0札幌>◇第12節◇19日◇カシマ

 得点力不足にあえいだ鹿島が、J1初の快挙を成し遂げた。ホーム札幌戦で7-0の圧勝。得点者7人の試合は、Jリーグ始まって以来最多記録となった。チームは前節まで3試合連続無得点でゴールから遠ざかっていたが、この試合から「ハットトリック賞」を新設し、OBの日本代表DF内田篤人(24=シャルケ)が駆けつけるなど、バックアップもあって得失点差も一気にプラスへ転じた。

 快挙へ口火を切ったのは、鹿島を後方から支えるDF岩政大樹(30)だった。前半9分に、インターセプトの勢いのまま駆け上がると、最前線に入った。「ゴールは貪欲に取りにいこうと思っていた」と岩政が、FW興梠のクロスを頭で流して今季初ゴール。「点を取ることは僕の仕事ではないですけど。あまりにいいボールだったので緊張してしまった」。普段は最前線にいるはずのない岩政から生まれた先制点。それは圧勝劇の序章でしかなかった。

 前節まで3戦連続無得点と、窮地に陥った名門だったが「幸せの黄色い帽子」効果が、選手の深層心理で働いたのかもしれない。この日の試合から、スポンサーのイエローハット社が特別予算を計上し、1試合3点決めた選手に賞金100万円を贈る「イエローハットトリック賞」を新設。後半に入って疲労度の増した相手に手を緩めず「オレも、オレも」とゴールを決めた選手は、交代選手も加わり7点で7人を数えた。

 今季は何度も得点者さえいなかったチームの公式記録には、7人もの名前がずらりと並んだが、はたして賞金狙いだったのか? 「あぁ~、狙えばよかった」と悔しがる声もあれば「まったく忘れていた」との声も。だが、結果的に7人の得点者はJ1初となる大記録。1試合7得点も、クラブ史上3度目の快挙達成へとつながったのだから、結果オーライ。戦前までマイナス5だった得失点差も、一気に貯金生活へと転じたおかげで、順位は2つ上がった。

 ただ、まだ黒星が2つ先行して13位。さらに、4月28日のG大阪戦で5-0の大勝直後から、3戦勝ちなしという同じテツを踏むわけにはいかない。得点者はそろわなかったが、試合後の選手の口から出た「大勝の後が大事」という言葉だけは、足並みがそろっていた。【栗田成芳】

 ▼鹿島が19日の札幌戦でクラブ最多タイの7得点で圧勝。岩政、大迫、山村、興梠、本山、ジュニーニョ、遠藤と7人がそれぞれ1ゴールをマークしたが、1試合で1チームの7選手がゴールは、過去15度あった6選手を更新するJ1最多記録。鹿島の6選手ゴールは過去2度で、99年11月23日の平塚(現湘南)戦(6-0)、05年8月24日の新潟戦(7-2)で記録している。なお、J1の1試合チーム最多得点は磐田が98年4月15日のC大阪戦で記録した9点(9-1)。2位の8点は過去に3チーム。
 [2012年5月20日7時16分 紙面から]

鹿島、J初7人7発!山村プロ1号

プロ初ゴールを決め、ガッツポーズの山村(4番)。ロンドン五輪代表入りをアピールした

 J1第12節第1日(19日、鹿島7-0札幌、カシマ)鹿島が札幌に7-0と大勝した。U-23日本代表で主将を務めるDF山村和也(22)がプロ初ゴール。ロンドン五輪メンバー入りを猛アピールした。浦和は日本代表DF槙野智章(25)らの活躍で、清水を1-0で破った。磐田は同FW前田遼一(30)が2ゴールを奪うなど、新潟に6-1で大勝。首位の仙台は名古屋に4-0で快勝し、4試合ぶりに白星を挙げた。

 冷静に右足を振り抜いた。2-0の前半40分。セットプレー崩れでゴール前に残っていた鹿島DF山村が、DF岩政のパスをワントラップしてシュート。プロ初ゴールがネットを揺らした。

 「シュートが下手なんで入らないかと思ったけれど決められた。いつも1年に1回だけど、今年は取れないかなと思ってたんですが…」

 得点後は「どこに行っていいか分からなくて」とゴール裏にも仲間のもとにも駆け寄らず、最終ラインに走り出す初々しさを見せたが、『約束』だけは忘れなかった。左手薬指にキスのパフォーマンス。今年元日に入籍した夫人の恭代さん(26)に「ゴールを決めたらやるね」と話していた贈り物だった。

 選手層の厚い常勝軍団で1年目から「背番号4」を背負い、リーグ3戦目で先発を奪ったがプロの壁にも当たった。12日の前節・磐田戦(ヤマハ)では自身のミスから失点し、0-3の完敗。16日のナビスコ杯横浜M戦でも3失点し、「もっとしっかりしないと」と唇をかんだ。この日は危なげないプレーで完封に貢献した。

 U-23日本代表では、五輪メンバー入りへ激烈な争いが続く。関塚監督は山村が起用されてきたボランチで24歳以上のオーバーエージ枠を使う意向で、MF扇原(C大阪)ら同世代も好調なだけに気が抜けない。

 21日からはメンバー選考の場となるトゥーロン国際大会のフランス遠征が始まる。「しっかり結果を出してステップアップして、またチームに帰ってきたい」と山村。激戦区を生き残り、夢舞台に夫人を連れて行く2つ目の『約束』も果たすつもりだ。(佐藤ハルカ)
(紙面から)


鹿島・大迫、志願PK弾「乗っていきたい」
 J1第12節第1日(19日、鹿島7-0札幌、カシマ)鹿島のU-23代表FW大迫がPK弾。1-0の前半15分、普段キッカーを務めるMF小笠原に、「蹴っていいですか」と志願。落ち着いて蹴り込み、今季3得点目を決めた。「自分で(PKを)取ったし、外しても怒られないかと思って」と大迫。前日18日に22歳の誕生日を迎えたばかり。五輪に向け、「ここから乗っていきたい」と誓った。
(紙面から)


試合終了間際に7点目のゴールを決める鹿島・遠藤=カシマ


後半16分、4点目のゴールを決める鹿島・興梠=カシマ


鹿島 記録的ゴールラッシュ!J史上初7人で7得点
J1第12節 鹿島7-0札幌 (5月19日 カシマ)


<鹿島―札幌>前半、リーグ戦初得点を決め、小笠原(左)とドゥトラ(右)に祝福される鹿島・山村
Photo By 共同

 札幌のゴールネットが揺らぐたびに、約1万4000人で埋まったスタンドが激しく揺れた。前半9分の岩政の先制弾を皮切りに、鹿島のゴールラッシュが続く。大迫!山村!興梠!本山!ジュニーニョ!そして遠藤!21本のシュートを叩き込み、終わってみれば、クラブ史上最多タイの7得点をマーク。しかも、7人による得点はJ史上最多記録。小笠原主将も「みんなで攻めてみんなで守った証」と充実の表情を浮かべた。

 先制弾は意外な形から生まれた。前半9分に岩政がパスカットからオーバーラップ。興梠のクロスに頭を合わせてネットを揺らした。毎年セットプレーでコンスタントに得点を重ねているが「オーバーラップからの得点はプロ入り後初めて。いつも周りから“上がるな”と言われるので」と頭をかいた。

 この一撃で勢いづくと、前半15分には大迫が自ら獲得したPKを決めて2点目。「(本来キッカーである小笠原)満男さんに頼んで蹴らせてもらいました」と明かした。前半40分にはU―23日本代表の山村が右足でプロ初得点を記録。「大学時代から1年に1回しか得点していないので、取れるとは思っていなかった」と振り返った。

 後半も勢いは止まらず興梠、本山、ジュニーニョ、遠藤が追加点。前節まで3試合連続無得点に終わっていたのがウソのような多彩な得点パターンを披露した。古巣の試合を観戦したシャルケの内田に「いろいろ勉強させていただきました」と言わせる完璧な内容。開幕から低空飛行が続いているチームが、一気にトップギアに達した。

 ≪1試合7得点は歴代5位タイ≫鹿島が7得点のゴール量産。J1のチーム1試合7得点は歴代5位タイ(25度目、最多は98年磐田の9得点)。鹿島では97年8月9日の名古屋戦(7―0)05年8月24日の新潟戦(7―2)に次いで3度目のチーム最多得点タイ記録だ。今回の7ゴールは岩政、大迫、山村、興梠、本山、ジュニーニョ、遠藤といずれも得点者が異なる。1試合でチームの7人が得点をマークしたのはJ1史上初の快挙(過去6人が9回)。


<鹿島・札幌>中継のゲストに招かれた内田はハーフタイムにピッチに降りる
Photo By スポニチ


[ 2012年5月20日 06:00 ]

J20年目で初!7人がゴール決めた…鹿島

前半40分、3点目のゴールを決めた鹿島・山村(4)と喜ぶサポーター

 ◆J1第12節 鹿島7―0札幌(19日・カシマ) 鹿島がJリーグ史上最多記録となる7人がゴールを決め、7―0で札幌を下した。前半9分、DF岩政大樹(30)がヘディングで先制点を挙げると、U―23日本代表DF山村和也(22)もプロ初得点。7人が1ゴールずつを決めて大勝した。15日に20周年を迎えたJリーグ。創設時からの強豪が新たな歴史をつくった。仙台は名古屋を4―0で圧勝し、首位キープ。広島は神戸に3―2で再逆転勝ちし、2位に浮上した。

 鹿島を象徴する大記録が生まれた。前半9分、FW興梠のクロスを岩政が頭で合わせ、先制すると、同15分にはFW大迫がPKを決めて追加点。同40分には山村が続き、後半には興梠、MF本山、FWジュニーニョ、MF遠藤がそれぞれ1得点ずつ決め、7得点。同一チームで7人が決めるのは、20年目を迎えたJリーグで史上最多記録だ。

 試合前、いつも以上に「勝たなければいけない」(興梠)試合になった。ベンチ入りメンバーは試合開始1時間半前にバスでスタジアム入り。バスを降りた瞬間、全員が目にしたものは、汗だくになった鹿島OBのDF内田篤人(シャルケ04)の姿だった。小学生による前座試合で30分間プレーした後、たまたまチームバスの到着と鉢合わせた。

 前座試合の出場は、内田が「鹿島にお金が落ちるようなことはできないか」とクラブに申し出て実現したもの。実際に出場が発表されると、観戦チケットの売り上げが「二千数百枚」(クラブ関係者)伸びた。欧州チャンピオンズリーグで4強入りするなど、世界トップクラスでプレーする選手の「汗」を見て、奮い立たない選手はいなかった。

 鹿島はリーグ戦を7度制しているが、得点王になったのは08年のFWマルキーニョスだけ。クラブ創設時から20年間、4―4―2のスタイルを貫き、助っ人に頼らず、どこからでも、誰でもゴールを奪えるスタイルを継承してきた。記念すべきJ20年目。それを象徴する新記録となった。MF本山は「鹿島らしい」と言った。内田も「いろいろと勉強させてもらいました」と脱帽した。13位に浮上した鹿島が、7得点を機に鹿島らしく浮上していく。
(2012年5月20日06時03分 スポーツ報知)

山村プロ1号より完封が「うれしい」…鹿島
 ◆J1第12節 鹿島7―0札幌(19日・カシマ) 鹿島のU―23日本代表で主将を務めるDF山村が出場11試合目にしてプロ初ゴール。前半40分、セットプレーの流れからゴール前でDF岩政からパスを受け、右足でゴール左に突き刺した。「フリーだったから(岩政)大樹さんから来ればいい、と思っていた。初ゴールはうれしいけど、DFなので無失点がうれしい」とはにかんだ。
(2012年5月20日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島 札幌に7-0で快勝

【写真説明】鹿島-札幌 後半16分、チーム4点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・興梠(左端)ら=カシマスタジアム

J1第12節第1日(19日・カシマスタジアムほか=8試合)鹿島は札幌に7-0で快勝。4試合ぶりに零封勝ちを収めた。7得点は1997年第2ステージ第4節名古屋戦(7-0)、2005年第20節新潟戦(7-2)以来3度目。今季通算成績は4勝2分け6敗、勝ち点14の13位。

鹿島は7人が代わる代わるゴールを決めた。前半9分、岩政のヘディングシュートで先制。6分後には大迫がPKで加点。40分に山村がプロ初ゴールを決めた。後半も興梠、本山、ジュニーニョ、遠藤がゴールを奪った。

首位の仙台は名古屋に4-0で快勝して4試合ぶりに白星を挙げた。勝ち点は27。広島は神戸に3-2で競り勝ち、勝ち点22として2位に浮上した。試合終了間際に森脇が決勝点を挙げた。

清水は勝ち点22で広島と並んだが、得失点差で3位。


7得点全てを別の選手が記録したのはJリーグ初の記録とのこと。
またもや史上初は鹿島であった。
そんな中で、特筆すべきは恭代夫人との約束を報じたサンスポの佐藤記者であろう。
プロ選手としても夫婦としても新人の山村が、愛情を込めたパフォーマンスは、奥さんも喜んだことであろう。
初ゴールを手土産に気持ちよくトゥーロンへ向かって欲しい。

神戸・伊野波、監督交代を語る

2012年05月20日 | Weblog
【J1:第12節 広島 vs 神戸】試合終了後の各選手コメント(12.05.19)
●伊野波雅彦選手(神戸):
Q:悔しい負け方になってしまいました。
「僕が交代した後ですから、どうしようもないですけど…。うーん…、もう少し賢く戦えればよかったかなとは思います。
2-1になった時に、もう少し全員でラインを下げればよかった。広島はスペースが欲しかったと思うし、そこで引いてスペースを与えずに、ある程度の間隔で守備ができればよかった。横浜FMは実際そうやって守っていたし、そういう手もあったのでは、と思う。間隔があき過ぎて、そこをうまく広島につかれてしまった」

Q:西野監督を迎えるにあたっては?
「僕が(F東京で)プロになった1年目もガーロという監督が交代して、シーズン途中で新しい監督になった。そういうことは、経験している。シーズン中の交代はすごく難しいし、戦術を浸透させるには時間もかかる。それに、またチーム内での競争も始まるし、自分の立場も変わると思う。誰にでもチャンスがあるし、競争して、新監督の求めるサッカーに少しでも早く近づいて、馴染めるようにしたい。また違った神戸が見られるのかなと思う」

Q:今のチームでも、この部分は生かせるのでは、というところは?
「ある程度、ボールは奪える。それは、このチームの特長。Jリーグの中でボールを奪う確率が一番高いのが神戸というデータもある。でも、ボールをとった後のことを変えないと、チームの流れは変わらない。それは、技術面でも精神的にも。とにかく競争して、チームとしてやっていければいい」

神戸・伊野波、西野新監督に期待「求めるサッカーに早く近づきたい」
 J1第12節は19日に8試合が行われ、サンフレッチェ広島はヴィッセル神戸に3-2と勝利した。広島は前半12分に水本裕貴のゴールで先制し攻勢を強めたが、後半は攻め込まれる展開となり、立て続けに2失点して逆転を許す。しかし、後半39分に石原直樹のゴールで同点に追いつくと、ロスタイムには森脇良太が決めて逆転に成功。勝った広島は2連勝で2位浮上、神戸は2連敗を喫した。
 以下は、試合後の伊野波雅彦(神戸)のコメント。

「(失点は)僕が交代した後ですから、どうしようもないですけど……。うーん、もう少し賢く戦えれば良かったかなとは思います。2-1になった時に、もう少し全員でラインを下げれば良かった。広島はスペースが欲しかったと思うし、そこで引いてスペースを与えずに、ある程度の間隔で守備ができれば良かった。横浜FMは実際そうやって守っていたし、そういう手もあったのではと思う。間隔が空きすぎて、そこをうまく広島に使われてしまった。

(西野新監督を迎えることについて)僕が(FC東京で)プロになった1年目もガーロという監督が交代して、シーズン途中で新しい監督になった。そういうことは経験している。シーズン中の交代はすごく難しいし、戦術を浸透させるには時間もかかる。それに、またチーム内での競争も始まるし、自分の立場も変わると思う。誰にでもチャンスがあるし、競争して、新監督の求めるサッカーに少しでも早く近づいて、なじめるようにしたい。また違った神戸が見られるのかなと思う。

(今のチームでも生かせる部分は)ある程度、ボールは奪えること。それはこのチームの特長。Jリーグの中でボールを奪う確率が一番高いのが神戸というデータもある。でも、ボールを取った後のことを変えないと、チームの流れは変わらない。それは技術面でも精神的にも。とにかく競争して、チームとしてやっていければいい」


取材協力:Jリーグメディアプロモーション
[ スポーツナビ 2012年5月19日 21:39 ]


監督交代について語る神戸の伊野波である。
西野監督の下では自分の立場も変わるとのこと。
逆を返せば、ここまでの起用法に疑問があったとも受け取れる。
ボランチとして起用され、途中交代を余儀なくされておることには納得しておらぬのであろう。
次節の対戦ではどのような伊野波が立ちはだかってくるのか楽しみにしたい。

札幌戦コメント

2012年05月20日 | Weblog
2012Jリーグ ディビジョン1 第12節



鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ
やっと笑顔を取り戻したという心境。この20年でもこんな大差の試合はそんなにあるわけでもないし、2点目、3点目を取った辺りから相手のマークにもズレが出て来た。得失点差もこれでプラスに戻したという成果はある。ただ私が選手たちに望んだのは大差で勝って欲しいということではなく、真剣に、そしてアグレッシブにプレーして成果を出すということであって、それを選手たちがやり遂げた結果がこの大勝となったのだと思う。ただこれはもう終わったこと。我々は次に向けて、また努力していかなければいけない。

(大差となった要因として)動き出し、動きの質が良かった。それと試合に寄ってはチャンスを決めきれなかったということもあって結果が出なかったが、今日は決めることが出来た。理解して欲しいのは、前節に磐田から0-3と完敗した先発メンバーと同じメンバーで臨んでこの結果を得たということ。色々な面で歯車が噛み合って来ているのではないかと思う。またセンターバック2人が共に得点し、しかも無失点で抑えられたということは素晴らしい結果だった。



【岩政 大樹】
たくさんゴールが入ったので、自分のゴールを忘れてしまった。ゴールは自分の仕事ではないが、たまにはいいかと思う。点を取る選手の動きは研究している。G大阪戦の後の様に同じことを繰り返したくない。

【大迫 勇也】
次の試合に出られないので、頑張ろうと思った。リードしていたし、自分が取ったのでPKは蹴った。いいチームだし、いい選手が揃っている。この流れを大事にしたい。今日は勝てたことが一番。

【山村 和也】
(得点シーンは)フリーだったので、ボールが来たらいけると思っていたら大樹さんが出してくれた。点が取れたことは良かったけど、守備がメインなので失点しなかったことがもっと良かった。ホームのサポーターの前で結果を出せたのが良かったと思う。ずっと勝ててなかったのでしっかり結果を出したいと思っていた。

【本山 雅志】
相手も疲れていたし、自陣より相手のコートで回すという指示だった。いい試合の後が重要になってくる。点が取れるところでミスがあったので、そこももっと厳しく点を取れるようにしないといけない。

【ジュニーニョ】
リーグ戦初ゴールは神に感謝したい。ホームで決められて良かった。これから少しでも多くゴールが取れるようにしたいと思う。横浜FM戦からコンディションの良さを感じているので維持したい。


2012年05月19日(土)

本日行われたJ1第12節 札幌戦は7-0と大勝しました。

【J1:第12節 鹿島 vs 札幌】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.05.19)
5月19日(土) 2012 J1リーグ戦 第12節
鹿島 7 - 0 札幌 (17:04/カシマ/13,915人)
得点者:9' 岩政大樹(鹿島)、15' 大迫勇也(鹿島)、40' 山村和也(鹿島)、61' 興梠慎三(鹿島)、74' 本山雅志(鹿島)、82' ジュニーニョ(鹿島)、89' 遠藤康(鹿島)


●ジョルジーニョ監督(鹿島):


Q:今までのモヤモヤを吹き飛ばす試合だったと思います。今の心境をお願いします。

「正直、前の公式戦の後に家に着いた時に娘が、『大好きなパパの笑顔はどこへ行ったの?』という問いかけを、家に入った直後にすぐ言われて、やっと笑顔を娘に見せられるのではないかな、という心境です。ただ、私のキャリアの20年の中でも、この大差はそうそうあるものではないし、これはたまたま起きたことではないかと思います。2点目、3点目を取った辺りから、相手の戦術的なズレが出始めて、そこから得点することができました。選手たちにはマイナス5の得失点差ということで、プラスにもっていくことができるチャンスがあればしっかりしなければいけないですし、それを今日、間違っていなければプラス2にまで持っていくことができたので、ひとつの収穫だったと思います。一番は、選手たちに大差で勝って欲しいということではなく、真剣にサッカーに取り組んで欲しい、サッカーを楽しんで欲しいということです。結果としてそういった数字になったらなった、ということでまずは真剣にやらなければいけません。サッカーというのは真剣に、アグレッシブにやって、成果を出すものです。それを選手たちがしっかりと注意力、集中力を保ってやれたのが良かったと思います。ただし、これは終わった試合ですので、また次の試合のことを考えて、準備を進めなければいけないと思います」

Q:7点というのは別にして、攻撃の形の満足度はいかがでしょうか?

「大差の要因としては、動きだし、あるいは動きの質というものが、全体的に良かったのではないかと思います。ただ、今日だけではなく、他の試合でも非常に動き出しや動きの質というものは、負けた試合のなかでも高いものがありました。しかし、そのチャンスをしっかり決めるということができなかった、あるいは良い流れに持っていくことができなかったことが試合によっては確かにありました。見ての通り、前の公式戦であるナビスコカップと同じメンバーで試合に臨みました。それは前の試合でも負けはしましたけれど、良い動きであったり、意思の疎通という意味でも、同じメンバーで行こうという決意でいました。シーズンのはじめの頃は、ちょっとシステムの部分で選手たちが深く理解するまでに時間がかかってしまったところはありますけれど、ただ徐々に選手たちが、こういうときにやって欲しい機能的な部分や役割をだんだん理解するようになってきたので、それがうまく噛み合うようになってきたのではないかと思います」

Q:山村選手がJリーグ初ゴールを決めましたが、彼のどの点を評価してずっと起用しているのでしょうか?

「山村選手は、最初岩政選手の怪我があって、それから中田選手の怪我があってチャンスをものにしたわけです。今ではもう山村選手と岩政選手のレギュラーとなっています。中田選手とも話しをしましたが、途中でベンチに入ることもありましたけど、万全の状態ではなかったので、そこまで戻してから建設的な競争の中に入って来ようということになりました。今中田選手は、まず万全な状態で競争できるまでに体を戻してから、ピッチ内の練習でレギュラーをもらえることを示していくことを、本人とも直接話しています。山村選手は今日がJリーグ初ゴールですので、おめでとう、と言うのと同時に、チャンスの流れというものがあって、それを自分でものにしたわけです。また、今日に関してはセンターバック2枚からのからの崩しで、まず岩政選手が先制点を取り、山村選手が岩政選手からのノールックパス気味のパスを受けての得点でした。センターバックが2人とも点を取れたのは非常に良かったと思いますし、無失点で終えることができたことも、彼らディフェンス陣を含めて非常に評価するべきだと思っています。

このまま行きますと、山村選手と大迫選手が継続してU-23日本代表に選ばれます。オリンピックだったり、今回もトゥーロン国際大会のために抜かれます。中田選手が良い状態でいれば、パフォーマンスを示すというよりは、まず万全の状態であれば、普通にプレーはできますし、チーム内のリーダーシップはプレーだけでなくプレー外でもすごく影響力のある選手です。人間性もありますし、そのときにしっかりと力が発揮できる状態になればな、と思っています。中田選手も、山村選手が抜かれるという時に、チームに貢献したいという気持ちもありますし、今は治療をして準備をしてもらっているわけです。またチームの一員として力を貸してもらえればな、という思いでいます」


以上

【J1:第12節 鹿島 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント(12.05.19)
●本山雅志選手(鹿島):

「相手が疲れていましたし、自陣よりも相手陣で回すように指示を受けていました。その通りにできたと思います。良い試合のあとに悪い試合が来ているので、やはり次が大事だと思います」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「勝てたのがなによりです。こういうプレーが続くようにしたいです。当たり前のことを当たり前にやることが大事ですので。ナビスコカップのプレーではチームに勝利をもたらすことができないですし。
チームが勝ったのがなによりです。なかなか毎試合のようにこういう点数を取ることはできない。勝ったり負けたりしてきたのでしっかり連勝していきたいですね」

●遠藤康選手(鹿島):
(最初、守備がはまらなかったようだったが?)
相手は3-6-1で来るのはわかっていた。今までは、前半のそういうところで入れられて足下ら崩れることが多かった。入れられなかったのは良かったけど、みんなでまた修正していきたいです。
(先制点については?)
先制点が欲しいと大樹さんも言っていたし、あれくらいの気迫がFWにも欲しい」

●大迫勇也選手(鹿島):
「やらないといけなかった。次は(U-23日本代表に合流するため)出れないので、頑張ろうと思っていました。PKは自分が取ったり0-0だったら蹴らないけど、勝っていたので外してもいいやと思って蹴りました。本当なら満男さん。蹴ってもいいと言ってくれたので」

●山村和也選手(鹿島):
「フリーだったので来たらいいな、と思ったけど大樹さんが出してくれて良かったです。ちょっと入りすぎてたんでトラップしてからの方が良いと思った。そうしたらちょうど間が空いたので落ち着いて打つことができました。でも、自分たちは守備なので失点しなかったことが良かったと思います」

●岩政大樹選手(鹿島):
「慎三と目があって欲しいところに出してくれた。良いボールが来ると緊張しますし、今日も緊張したんですけど、水曜の試合に出なかったので火曜に久しぶりに居残り練習ができた。(大岩)剛さんに付き添ってもらってヘディング練習をしたのですが、良い感触があった。剛さんに感謝したいです。プロに入ってオーバーラップから取ったのは初めて。いつもはイバさんあたりから『行くな、行くな!』という声が耳に入ってくるんですけど、今日は遠かったせいか入って来なかった(笑)」

●ジュニーニョ選手(鹿島):
(リーグ戦初ゴールの感想は?)
まず始めに神に感謝の意を表したいと思います。こうしてホームでリーグ初ゴールを決められたことをとても嬉しく思います。このゴールをきっかけに少しでも多くのゴールが取れることを信じています。取れるようにがんばっていきたいと思います。
(ナビスコカップから調子が良さそうに見受けられますが、ご自身も感じていますか?)
前の試合からコンディションの良さが上がってきていると感じており、今日の試合でもそれを維持できていると感じています。それを落とさないように維持し、少しでもチームに貢献できるようなプレーをしていきたいと思っています。
(遠藤選手が『パスをくれ!』と言っていたのは気がつきました?)
ディフェンスをかわしたときにGKのサイドの右側を狙ってシュートを打とうと思ったんですけど、たまたまボールがうまく足にヒットしなくて、正面にいってしまったのは残念でした。あの角度からのシュートには自信がありましたので自分が狙いました。遠藤がパスをくれと言っていたのは見えていました。だけど、これで"おあいこ"ではないかと思います(笑)。彼も今日の試合で、僕がパスをもらえば絶好の機会だったときにパスをくれず、そのまま打ってしまったことがありました。パスを出し合うということに関しては、次の試合のお楽しみとして取っておきたいと思います」


[ J1:第12節 鹿島 vs 札幌 ]

試合前のイベントに参加した鹿島OBの内田篤人選手(シャルケ04/ドイツ)。

[ J1:第12節 鹿島 vs 札幌 ]

互いに得点なく迎えた9分、鹿島は興梠慎三のクロスを岩政大樹(写真)が決めて幸先良く先制点をあげる。ここから鹿島のゴールラッシュの火蓋を切る。

[ J1:第12節 鹿島 vs 札幌 ]

鹿島は15分に大迫勇也のPKで1点を追加すると40分、岩政大樹のパスを山村和也(写真)がワントラップから右足でシュートを決めてリードを3点に広げる。

[ J1:第12節 鹿島 vs 札幌 ]

61分に興梠慎三が加点すると74分、興梠慎三のトリッキーなヒールパスに相手GKと守備陣が引っ掛かり、このパスを受けた本山雅志(写真)が無人のゴールに流し込み5点目のゴールをあげる。

[ J1:第12節 鹿島 vs 札幌 ]

5点をリードし勢いに乗る鹿島は82分にジュニーニョ(写真)の得点で6点目のゴールをあげる。
試合は89分に遠藤康が7点目を決め、結局7-0で鹿島が札幌に大勝。鹿島はリーグ戦3試合無得点というのが嘘かのような攻撃力を発揮した。

[ J1:第12節 鹿島 vs 札幌 ]WOWプレーヤーズアワード

本日の試合で決勝点をあげた岩政大樹選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


WOWプレーヤーズアワードは岩政とのこと。
先制点を含む1G1AにDFとして完封は、MVPに相応しかろう。
LIXIL賞こそ興梠に譲ったが、この試合の主役と言って良い。
その岩政の活躍の影に大岩コーチの尽力があったとのこと。
プロ入り初のオーバーラップからのゴールを導き出したのはチーム全体である。
ここから攻勢を掛け、ジョルジーニョ監督の娘さんに笑顔を見せていきたい。