鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

本山の輝き

2012年05月07日 | Weblog
2012年05月07日(月)

筑波大との練習試合は本山選手とジュニーニョ選手の2ゴール、岡本選手、青木選手、佐々木選手、昌子選手ののゴールで8-1と勝利しています。

先制点を含む2ゴールの本山である。
好調を維持しておる模様。
ジュニーニョ、岡本との連携もよく、このレベルでは止めようがない。
公式戦ではダイアモンドのトップ下でのみ起用される本山であるが、この試合では聖真と共にボックスの攻撃的MFとして躍動しておる。
本山はトップ下がベスト・ポジションとしても、ボックスのMFとしても十分に実績のある選手である。
この試合でも結果を残しておる。
もっともっと出場機会を与えて欲しいと願う。
本山の輝きは、鹿島の宝である。

鳥栖戦レビュー

2012年05月07日 | Weblog
【J1:第10節 鹿島 vs 鳥栖】レポート:終盤、鹿島が猛攻を見せるも粘り強い鳥栖の守備を最後まで崩せず、勝点1を分け合う(12.05.07)
5月6日(日) 2012 J1リーグ戦 第10節
鹿島 0 - 0 鳥栖 (19:04/カシマ/10,626人)


試合開始1時間ほど前までは、強風が吹き荒れ、ときおりパラパラと大粒の雨が地面を叩く。他会場では中止となった試合もあったことから、カシマスタジアムの天候も心配されたが、試合時間が迫ると同時に風はピタリと止み、いつの間にか雲一つない空には大きな月が宿っていた。
しかし、そんな月夜の演出で増幅されたのは華やかさよりも寂しさだった。GWの3連戦で疲労が蓄積したこともあってか、お互いに決め手を欠く展開。試合がヒートアップする場面は少なく、勝点を分け合うのが妥当な内容だった。

前半は鹿島がペースを掴んだのかもしれない。シュート数を見ると、鹿島が7本に対して鳥栖が1本。数字の上では鹿島が圧倒している。しかし、内容的には決定的なチャンスは少なかった。鳥栖はJ2時代から磨いてきたプレスを武器に、J1を席巻してきたが、この日はその鋭さがない。出足は鈍く、中2日でのアウェイ戦という厳しい条件が重くのしかかっていることが否めなかった。相手に寄せるタイミングは遅れ、アフターチャージを連発してしまう。
しかし、ここまで5失点の守備陣は大きく崩れない。ファウルで流れを断ち切られたことも影響してか、鹿島のパスが繋がる場面は少なく、ドリブルから持ち上がった遠藤康やドゥトラがシュートを放つも、いずれも打たされたような印象をもたらしていた。

後半に入って、最初のビッグチャンスを迎えたのも鹿島。5分、小笠原満男の浮き球のスルーパスがDFラインの裏に通ると、興梠慎三がキーパーと1対1の絶好機を迎える。しかし、ファーストトラップを失敗するとシュートは力なくゴール前を横切り、このチャンスをフイにしてしまった。
すると、鳥栖も反撃。17分には右クロスがこぼれたところを豊田陽平が反応するもシュートは枠外へ。続けて23分にも鋭い反転から豊田がペナルティエリア内でシュートを放つも曽ヶ端準の正面を突き、ゴールを割ることができない。
試合終盤には、左CKから途中出場の鹿島・岡本英也がヘディングシュートを放つも、ゴールライン上にいた丹羽竜平が弾き返すビッグプレーでチームを救う。
結局、どちらも単発でしかチャンスをつくれなかったこともあり、痛み分けに終わった。

鳥栖としては疲労が戦うなかで、一定の戦いができたことは手応えを感じたことだろう。選手からは「10試合終わりましたけど自信を持って良いと思う。チーム力という意味ではJ1トップクラスにあると思う」(水沼宏太)という声も聞かれていた。この先、夏の暑さが到来しても、それなりの戦いができる実感を得たのかもしれない。

鹿島としては、好調の鳥栖が決して良くない状態だったにも関わらず得点を奪えなかったことは痛い。勝点を伸ばす機会を逸し、順位はいまだ14位のまま。試合終了後、ジョルジーニョ監督はロッカーに戻らず、スタジアムを一周する選手たちが戻って来るのを待っていたが、その背中は寂しげだった。


以上
2012.05.07 Reported by 田中滋


無念の伝わるレポートである。
上位に位置するとはいえJ2上がりのチームとホームでの戦いは勝利が必須と誰もが思っておった。
例え堅守が売りとしても攻撃力で優れば、勝ち点3を得ることは不可能ではないと確信しておったことは事実である。
しかしながら、それは慢心であったことに気付くのにさほど時間は要さなかった。
様々な状況を差し引いても、鳥栖の堅守を褒めることに異論はなかろう。
とはいえ、鹿島の決定的チャンスが皆無であったかというと、そうではない。
運命が勝利に傾く可能性があったことも事実であろう。
次回の対戦はアウェイとなる。
今回のようなあからさまな時間稼ぎはしてこぬであろう。
鹿島としてはリベンジするため、練習に励み鍛えて鳥栖へ向かう。
楽しみにしたい。

鳥栖戦コメント・報道

2012年05月07日 | Weblog
2012Jリーグ ディビジョン1 第10節
鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ
鳥栖のようにワントップでトップ下とワイドに2枚置くようなチームに対してはダイヤモンド型ではリスクが高すぎると考え、ボックス型にしてボランチを2枚にした。機能的には良かったと思うし、ピンチらしいピンチがなかった。1つでもチャンスを物にすれば勝てたかと思うが、勝利したゲームと今日はそこが違った。ただまだ10試合終わったばかりなので下を向く必要はない。前を向いて次の試合に準備することが大事で、選手たちの顔を見てもその気持ちをしっかり感じた。

最後まであきらめずに戦った選手たちを称えたい。全員が最後まで勝利のために戦ってくれたし、観ていた方々もそれを感じてくださったと思う。またレフェリングに関してはもう私は何も言わないと決めているので何も言わないが、アクチュアルタイムを増やすというJリーグの方針と少し反した姿勢が鳥栖からは感じられた。ぜひ関係者の皆さんにしっかりとその辺りを議論していただきたいと思う。我々はしっかりとプレーすることが義務なのだから。

【岩政大樹】
(最後のCKからのヘディングシュートは)僕じゃない。あれは、ヒデのシュート。僕はつぶれただけ。守りきったサッカーをするつもりはないが、あのサッカーをやられて失点はしたくなかったし、気持ちを入れれば防げる戦い方。豊田選手とは4~5回やっているので印象は変わらない。

【遠藤康】
あれだけ削られるとリズムに乗れない。後半はスペースも出来てかわせるようになった。後は最後のフィニッシュだけ。守備はボックス型の方が良いけど、攻撃はダイヤモンド型の方が良いがそれは監督が決めること。今日は申し訳ない。

【曽ヶ端準】
セットプレーに注意していたが、しっかり選手がついていた。簡単な相手では無かった。向こうがロングボール主体だったがヤマと大樹が体を張った。ちょっと苦しくなると豊田選手に蹴るというのは分かっていた。


2012年05月06日(日)

本日行われたJ1第10節 鳥栖戦は0-0のスコアレスドローに終わりました。

【J1:第10節 鹿島 vs 鳥栖】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.05.06)
5月6日(日) 2012 J1リーグ戦 第10節
鹿島 0 - 0 鳥栖 (19:04/カシマ/10,626人)


●ジョルジーニョ監督(鹿島):
Q:前節0-3で敗戦したなかで、中盤の形を変えて臨みましたがその狙いを教えて下さい。

「対戦相手の形や狙いということで、ワイドな選手とポストプレイヤーとトップ下の選手というのがありました。また相手はボランチが2枚というところで、例えばドゥトラ選手をダイヤにしてもダブルボランチを一人で見ることはリスクが高すぎることになります。ワイドのスペースを与えないというところと、一人で守備をさせないというところで組織的にやるということを求めました。それが、戦術的なポジショニングというところでは、機能的にうまくいったと思いますし、相手が明らかなチャンスをつくったかと言えば全くないと思います。あとは、シュート数はかなり打っていると思いますが、自分たちがひとつでも決まっていれば状況は一変していたと思います。今日は、普段は入っていたところで入らなかった、ということがその他の勝っていた試合との違い出はないかと思います。ただ、まだ10試合終わっただけですし、下を向く必要は無いと思います。前を向いて、次の試合の準備をしっかりしたいと思います。また次から状況は良くなるのではないかと信じていますし、選手たちの表情を見てもそう思います。また、次の試合の準備をしっかりしたいと思います」

Q:試合が終わったあと、ロッカーに戻らずにピッチで選手を待っていたと思います。どういった心境だったのでしょうか?

「ほんとに選手たちを讃えたいという気持ちが強かったですし、今日も最後まで諦めずに戦い続けました。献身的に、みんながチームのために、勝利のために、徹していた精神がありました。それは見ている方も感じたのではないかと思います。

皆さん、聞いているとは思いますが、試合の前にマッチコミッショナーミーティングというのがあります。これは、レフリーとマッチコミッショナーと両監督と両クラブの代表者が立ち会うのですが、そこでJリーグからお願いがあり、アクチュアルタイムを増やすという要望、あるいは要求が出ています。ただ、なかなかそれをしようとしないチームというのも存在しないわけで、それを良くするためにどうしなければいけないかと言えば、やはりレフリングなのではないかと思います。
例えば、相手のGKがあれだけ時間をかけているということは、戦いたくないという姿勢として受け止めることもできますし、あるいはあれだけ時間がかかるということはアクチュアルタイムにも影響してきます。どういう風な議論にもっていくかは皆さんにお任せします。僕らはやるべきことをしっかりやり、アクチュアルタイムを増やすということはがんばってやっていきますので、皆さんには良い方向に進むための議論をお願いしたいと思います」


以上

【J1:第10節 鹿島 vs 鳥栖】試合終了後の各選手コメント(12.05.06)
●遠藤康選手(鹿島):
「あれだけ削られるとリズムが出ない。
(途中からかわせるようになった?)
あれくらいが最低限でやらないと。あとは最後のフィニッシュのところがね…。ジュニーニョに出そうかと思ったけど、後ろからディフェンスがきているのがわかってた。ドゥトラも見えていたけど一瞬シュートコースが見えた。入ると思ったんだけど。
(中盤が変わったが?)
守備はボックスの方がやりやすい。攻撃はダイヤの方がやりやすい」

●岩政大樹選手(鹿島):
「豊田選手とは4~5回やってるのであまり印象は変わらない。
(中盤はボックスの方がやりやすい?)
ピッチ全体をカバーできるのは今日のような布陣の方が単純に空きづらい。
(セットプレーがなかなかチャンスにならない)
去年は点は取れなくてもチャンスはあった。僕の頭にボールが当たってない。ただ、今日に関してはゾーンプラスマンマークが付いていた。今日に関しては難しかったかなと思う」


[ J1:第10節 鹿島 vs 鳥栖 ]

激しい空中戦を見せた岩政大樹(鹿島)と豊田陽平(鳥栖)。豊田はチーム最多3本のシュートを放った。

[ J1:第10節 鹿島 vs 鳥栖 ]

序盤から圧倒的に攻める鹿島。好調・遠藤康(写真)は7本のシュートを放つなど何度も鳥栖ゴールに迫ったがゴールを奪うことはできなかった。

[ J1:第10節 鹿島 vs 鳥栖 ]

試合は結局スコアレスのまま終了。両チーム勝点1ずつを分け合った。


【鹿島】岩政250戦 無失点に貢献/J1
<J1:鹿島0-0鳥栖>◇第10節◇6日◇カシマ

 鹿島の日本代表DF岩政大樹(30)が、鳥栖戦でリーグ通算250試合出場を達成した。相手FW豊田陽平(27)と激しい競り合いを繰り返し、チームの無失点に貢献。「バトルのところで負けないようにした結果」と、貫禄を見せた。加入した04年4月4日の名古屋戦でデビューしてから、節目の250試合に「よくここまできたなと思う」と感慨深く話した。
 [2012年5月6日22時35分]

鹿島、鳥栖の守備陣崩せず無得点

前半、競り合う鹿島・山村和也(左)と鳥栖・豊田陽平=カシマ(撮影・吉澤良太)

 J1第10節第1日(6日、鹿島0-0鳥栖、カシマ)鹿島は小笠原や遠藤を起点にパスを散らすなどして攻め込んだが、鳥栖の堅守をこじ開けられなかった。

 上り調子に見えた3連勝の後、2試合連続の無得点で1分け1敗と再び足踏み状態。ジョルジーニョ監督は「シュートが一つでも決まっていれば状況は変わっていた。普段は入るところで入らなかった」と自らの気持ちを切り替えるように話した。(共同)


鹿島-鳥栖 前半、競り合う鹿島・柴崎(右)と鳥栖・岡本=カシマ

鹿島・岩政、250戦出場「ここまで来た」
 J1第10節第1日(6日、鹿島0-0鳥栖、カシマ)鹿島のシュート15本は空砲に終わったが、リーグ戦通算200無失点試合を達成。DF岩政は自身の通算250試合出場も記録し、「バトルというところでは負けないような戦い方はできた。(250試合は)ここまで来たのかなという感じ」。ジョルジーニョ監督は「下を向く必要はない。次は必ず勝てる」と選手を鼓舞した。
(紙面から)

鹿島 J最速200完封達成も…2試合勝利なし
J1第10節 鹿島0-0鳥栖 (5月6日 カシマ)


<鹿島・鳥栖>前半、鹿島・興梠(中央)のシュートは鳥栖・呂(左)とGK・赤星に阻まれる
Photo By スポニチ


 鹿島はスコアレスドローに終わり、2試合勝利なしとなった。

 後半5分に興梠が小笠原のスルーパスを受けて決定機を迎えたが決めきれないなど相手の2倍以上となる15本のシュートを放ちながら決定力不足を露呈。J最速となるリーグ通算200完封を達成した試合を白星で飾れなかった。10節を終えて3勝2分け5敗の14位に低迷。ジョルジーニョ監督は「まだ10試合。下を向く必要はない」と巻き返しを誓った。
[ 2012年5月7日 06:00 ]

J最速、通算200完封…鹿島
 ◆J1第10節 鹿島0─0鳥栖(6日・カシマ) 鹿島はスコアレスドローでJ最速のリーグ通算200完封を達成。鳥栖の乱暴な守備を受ける中でシュート15本を放ったが空砲。ただ、ロングボール主体の相手にチャンスを与えず、DF岩政は「そういうサッカーに失点はしたくなかった」と振り返った。ジョルジーニョ監督は14位と低迷する中で「まだ10試合。下を向く必要はない」と前を見た。

(2012年5月7日06時01分 スポーツ報知)

鳥栖の悪質なチャージに負けずドリブルで活路を開き、シュートまで持ち込んだヤスである。
あれだけ削られる姿を見るのは痛々しい。
レフェリーはもう少し試合をコントロールすることは出来なかったのであろうか。
とはいえ、そのような苦しい戦いの中でも決定的なチャンスを作ることは出来ておった。
惜しい試合であったと言って良かろう。
それ故に無念である。
この試合を糧に、勝利を目指して戦っていくのだ。

山形・船山、決勝ゴール

2012年05月07日 | Weblog
【J2:第13節 山形 vs 草津】試合終了後の各選手コメント(12.05.06)
5月6日(日) 2012 J2リーグ戦 第13節
山形 1 - 0 草津 (18:34/NDスタ/7,102人)
得点者:48' 船山祐二(山形)


●船山祐二選手(山形):
Q:試合が始まる前に、弟の貴之選手(松本)がゴールを決めて、勝てば首位という状況をつくってくれたとも思えますが?
「あいつ今日、誕生日だったので、よかったなあと思います。ゴールを決めたというのを、試合前にGMから聞いて。まあ、相手云々よりも、自分たちがいいサッカーをすれば自ずと結果はついてくると思っているので、今首位だからというのではなく。でも、首位というのは悪くないものなので、これをずっと守っていければいいんじゃないかなと思います」

Q:ゴールが決まったときはどんな思いでしたか?
「みんなから祝福されてうれしいんですけど、まず一番に監督のところに行きたかったので、それが行けてよかったと思います。鹿島の時からずっと教えてもらってるし、今回もずっと使ってもらっているので」

Q:1点取ったことで、今後さらにいいプレーができるのでは?
「点から離れてた部分があるので、このゴールというのは自分自身にとって大きいんじゃないかなと思います。セレッソの時もそうでしたけど、取るまでがちょっと長くて、取ってからラクになったというか。そのパターンでいってくれたらいいかなと思います。力みというのはなくなるだろうし、今回のシュートもそうですけど、選択肢はまずパスだったので、あそこでノッていればシュートの選択肢が第一になっていたと思いますけど、細かいところですけど、選択肢がシュートになるようになっていければいいんじゃないかなと思います」

Q:あのシュートはパスのつもりだった?
「選択肢がパスだったというだけで、パスからシュートに切り換えてシュートを打ったんです。あそこで前を向いた時に、ザキさん(山崎)が走ってたのでパスを出そうかなと思ったんですけど、通らないと思って、前が空いてたからシュートに切り換えて。そこで前を向いた時に、まずシュートの選択肢が持てればいいんじゃないかなと思っていますし、あそこで打つという意識を持っていれば、もっとスムーズにいいシュートが打てたんじゃないかなと思います」

Q:葛藤という話もしていたが、具体的には?
「去年も開幕から出してもらって、結果を出せないで、チームとしてもずっと負けが続いてという状況で、本当に、ベラベラしゃべるもんじゃないんですけど、寝れない日も続いたし、奥さんに当たった日も続いたしというのがあったので、そういった部分で今年は、みんなが伸び伸びやっている部分で自分はスタメンから外れてるという状況のなかで、このゴールがいいきっかけになってれればいいんじゃないかなと思っています」

Q:前日のミニゲームではキャプテンマークを巻いていましたが、その効果は?
「まったく関係ないです。自分がキャプテンをやらないと決めてたんですけど、ずっとミニゲームで負けてたので、みんなを引っ張ろうかなという気持ちだったんですけど、(ミニゲームで)負けてしまってので、あまり意味はないです。まったく関係ないです」


[ J2:第13節 山形 vs 草津 ]

後半開始早々48分、船山祐二(写真)のゴールで好調の山形が先制した。

山形首位 MF船山が移籍後初得点/J2
<J2:山形1-0草津>◇第13節◇6日◇NDスタ

 ついに湘南を抜いた! 山形は草津を撃破。5連勝を含む8戦負けなしで、J1に昇格した07年以来の首位に浮上した。後半開始と同時に投入されたMF船山祐二(27)が、わずか3分後に大仕事をやってのけた。

 ピッチ中央でパスを受けると、ゴールに向かって体を切り返す。瞬時にマークが緩いと判断。利き足ではない右足を振り抜いた。地をはうミドルシュートは相手DFに当たると、今度は緩やかな弧を描いてネットに吸い込まれた。「プロに入ってから右足で決めたことはないと思う」。本人も驚きの1発は、昨季の加入から出場31戦目での移籍後初得点となった。

 「船山兄弟」が首位をたぐり寄せた。この日は、松本に所属する弟貴之もゴールを挙げた。相手は湘南。同じく途中出場での先制弾で、強敵と引き分けた。約2時間後。勝てばトップに立てる状況の中、アニキがドラマを仕上げた。「去年はふがいなさを感じていたし、この1点は大きい」と手応えをつかんでいた。

 2人とも楽しみにしていた3月11日の“直接対決”では兄が先発、弟はベンチスタートだった。後半、途中交代を命じられた直後に貴之が登場。ピッチの外で悔しさをあらわにしていた。あれから2カ月。弟の誕生日に仲良し兄弟が、同時にヒーローになった。【湯浅知彦】
 [2012年5月7日11時33分 紙面から]


船山V弾!1827日ぶりJ2首位!…山形

後半3分、先制ゴールを決め、(左から)石井、西河と抱き合う山形・船山(中)

 ◆J2第13節 山形1―0草津(6日・NDソフトスタジアム) J2山形が首位に立った。過去10戦無敗の草津と対戦した山形は後半3分の船山祐二(27)の先制ゴールを守り抜き、1―0で草津を撃破。試合前に勝ち点26で並んでいた湘南が松本と引き分けたため、07年5月6日に愛媛を下して以来ちょうど丸5年、1827日ぶりにJ2の首位に躍り出た。

 首位へと導く弾道は、夜空からゆっくり落ちてきた。ペナルティーアーク付近でMF宮阪からボールを受けた船山が、利き足と逆の右足で放ったシュートは相手DFにあたり、放物線を描いてゴールに吸い込まれた。後半開始から交代出場した背番号8の山形移籍後初ゴールが生まれた。

 「右足で決めたのはプロで初めて。“お待たせしましたゴール”です。長かったです」。J2ではC大阪時代の、09年12月5日の鳥栖戦以来のプロ9点目で、モンテをJ2トップに押し上げた。

 勝てば奪首の条件を整えたのは実弟の貴之だった。松本のFWとして、湘南戦で先制弾。「いつかは2人同じチームでプレーしたいんだよね」。3月11日の山形対松本戦では、直接対決できなかった兄弟の“アベック弾”が歓喜を運んだ。

 奥野監督の期待にも応える祝砲だった。07年のプロ入り後、3年半(09年7月から半年はC大阪へレンタル移籍)は鹿島のコーチと選手の関係。監督と立場を変えて山形で1年ぶりに再会した。

 5年前の首位もこの日と同じ5月6日。「登山に例えれば頂上ではない。まだ13試合」と指揮官は冷静。てっぺんからシーズンをモンテがリードする。

(2012年5月7日11時15分 スポーツ報知)

決勝ゴールを決めた山形の船山である。
ここまでの道のりは険しく辛かった模様。
山形残留の切り札として昨季、鹿島より山形へ移籍した船山は、結果の出ない日々に苦悩したとのこと。
やはり、重圧というものは半端ではなかったのであろう。
それを乗り越えた船山はプレイヤーとしても人間としても成長したことであろう。
そして、この勝利で山形は首位に立った。
奥野戦術が浸透し、厳しいJ2を戦う力が付いたということであろう。
来季の対戦も現実味を帯びてきた。
我等も力を蓄え、対戦に備えたい。
楽しみである。

神戸・野沢、豪快ミドル

2012年05月07日 | Weblog
【J1:第10節 C大阪 vs 神戸】試合終了後の各選手コメント(12.05.06)
5月6日(日) 2012 J1リーグ戦 第10節
C大阪 1 - 2 神戸 (13:05/金鳥スタ/16,446人)
得点者:36' 吉田孝行(神戸)、40' キムボギョン(C大阪)、68' 野沢拓也(神戸)


●野沢拓也選手(神戸)
「(途中からキャプテンマークを巻いたが?)あんまり巻いても別に意識とかしていないので。でも、これは絆でもあり、みんなの思いもあるので。タカさん(吉田)からもらったとき、『頼むぞ』と言われて。そういったなかで点が取れてよかった。(中2日、体力的にきついなかでも、神戸のサッカーで勝てたが?)お互い状況は一緒ですが、そのなかで2連勝というのは、チームにとっても、みんなにとっても自信になる。ましてや、危機感を持ってやれているので、これを続けることが上につながっていくんじゃないかなと思います。(野沢選手自身、2-1になってからも、とどめを刺しにいっていたようだったが?)その辺はチャンスもあったが、もう1度コミュニケーションを取っていく必要がある。でも、取れるというチャンスはありましたし、苦しい場面も多かったなか、とどめを刺したいという思いもあった。そこは課題として、今後につなげたい」

[ J1:第10節 C大阪 vs 神戸 ]

1-1のまま迎えた68分、神戸は森岡亮太からのボールを野沢拓也(写真)が左足で決めて勝越しに成功。そのまま逃げ切った神戸が今季二度目の連勝を飾った。

[ J1:第10節 C大阪 vs 神戸 ] WOWプレーヤーズアワード

本日の試合で決勝点をあげた野沢拓也選手(神戸)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


神戸、野沢弾でダービー&監督解任後連勝

C大阪対神戸 後半、左足で決勝ゴールを決める神戸FW野沢(撮影・築山幸雄)

<J1:C大阪1-2神戸>◇第10節◇6日◇金鳥スタ

 神戸がC大阪を下し、G大阪との開幕戦に続く関西ダービー2連勝を飾った。後半23分、鹿島から新加入したMF野沢拓也(30)が決勝のミドル弾。和田前監督解任後、暫定的に指揮をとる安達亮ヘッドコーチ(42)が3日の大宮戦に続いてチームを今季2度目の連勝へと導き、リーグ戦5勝5敗の五分に戻した。

 チームの思いを一身に背負い、左足を振り抜いた。後半23分、MF森岡からパスを受けたMF野沢が、ゴール右隅に決勝点となるミドル弾。ベンチに下がった主将FW吉田から「頼むぞ!」と、キャプテンマークを受け継いだ直後の決勝弾でチームに連勝を運んだ。

 「スペースをうまくつくってシュートする意識が結果的に点につながった。苦しい場面も多かったけど、2連勝は自信につながる」

 鹿島時代にも巻いた記憶がないというキャプテンマーク。ピッチを離れれば、温和な語り口で周囲を和ませる30歳は「僕はそういう(主将の)タイプじゃないけど、これは神戸の絆でもあるし、皆の思いもあった。その力で点が取れた」と、チーム全員の気持ちを代弁した。

 これで和田前監督解任後、安達ヘッドが暫定的に指揮をとって2連勝。前節3日の大宮戦に続き、中2日の厳しい日程でも運動量を求められる堅守速攻のサッカーを徹底し、少ないチャンスをものにした。FW吉田は「皆がやるべきことをはっきりさせて、責任を持ってやっている。とにかく勝ちたいという気持ちが結果に出たのかな」と、はにかんだ。

 クラブは次期監督候補として前G大阪監督の西野朗氏と交渉を進めているが、次節12日の名古屋戦も安達ヘッドがチームを指揮することが濃厚。安達ヘッドは「次の試合が最後と思ってやるしかない」と、気を引き締めた。持ち味であるショートカウンターで走り勝つサッカーに原点回帰した神戸。和田前監督の解任ショックから立ち直り、クラブ史上初のACL出場権獲得に向け、再び走りだした。【福岡吉央】
 [2012年5月7日13時3分 紙面から]


神戸 野沢決めた!“暫定”安達体制で連勝!
J1第10節 神戸2-1C大阪 (5月6日 金鳥スタ)


<C大阪・神戸>後半23分、野沢(左)は決勝ゴールを決め喜ぶ
Photo By スポニチ


 神戸が監督解任から2連勝を飾った。主役は今季新加入し、攻撃を引っ張る野沢。一進一退の後半23分、途中出場の森岡とのスムーズなパス交換からペナルティーエリア手前で左足を一閃(いっせん)。ボールは一直線にゴール右隅へと吸い込まれた。

 これでリーグ戦は5勝5敗の五分。暫定的に指揮を執る安達ヘッドコーチが「攻撃のアクセント」と評価する30歳は「2連勝はチームの自信になるし、みんなは危機感を持ってやっている」と話し、チームの上昇機運に手応えを感じ取っていた。
[ 2012年5月7日 06:00 ]

野沢、豪快ミドルが決勝弾…神戸
 ◆J1第10節 C大阪1─2神戸(6日・キンチョウスタジアム) 神戸はMF野沢の決勝弾でC大阪を破った。同点の後半23分。速攻から豪快なミドル。「連勝は自信につながる」と胸を張った。和田昌裕前監督(47)がこだわった堅守速攻に回帰し、皮肉にも解任後2連勝。暫定指揮の安達亮ヘッドコーチ(42)は「和田さんの時代から築き上げてきたものが出始めた」と感謝していた。
(2012年5月7日06時02分 スポーツ報知)

神戸、連勝!チーム一丸9位浮上

 後半、勝ち越しゴールを決め、スタンドの歓声にガッツポーズで応える神戸・野沢拓也(撮影・吉田敦史)

 「J1、C大阪1‐2神戸」(6日、金鳥ス)

 神戸が後半23分、MF野沢拓也(30)の決勝ゴールにより、C大阪に2‐1で競り勝った。神戸は2連勝、C大阪は2連敗となった。大宮‐G大阪は雷雨の影響により試合開始が1時間遅れた中、大宮が1‐0で勝った。首位の仙台は清水に0‐1で敗れ、今季10試合目で初黒星を喫した。

 魂を込めた左足を振り抜いた。1‐1の後半23分、神戸のDF奥井のクリアを右サイドで受けた野沢が、途中出場のMF森岡とパス交換しながら中央へ。「チャンスになると思って狙っていた。(森岡)亮太は技術もあり、シュートの意識もあったから(DFがつられて)点につながった」。技巧派は、謙虚に決勝点を振り返った。

 野沢の右腕には、キャプテンマークが巻かれていた。ゴールの1分前に主将のFW吉田が交代。たまたま近くにいた野沢は、“絆(きずな)”の文字が刺しゅうされたマークを「頼む。絶対点を取ってくれ!!」と託された。鹿島時代にも経験がないキャプテンマークに「タカさん(吉田)や、みんなの思いが詰まっていた」と肌で感じ、勝利へ導いた。

 自らを「キャプテンとか、そんなタイプじゃない」と分析する。だが、今オフに移籍が決まった際、神戸を強くするためにクラブ側と何度も議論を重ね、今季の始動時には主将に推すスタッフもいたほど。勝利の立役者は「もう1点、トドメをさせたところもあったのでそこは課題」と、反省も忘れなかった。

 和田前監督の解任後、チームは2連勝。コーチングスタッフの人数減の影響もあって、C大阪の前節だった札幌‐C大阪(3日、厚別)に分析担当のスタッフを派遣できなかった。もっとも、暫定的に指揮を執る安達ヘッドコーチは「(制限があった中で)分析担当が本当にいい仕事をしてくれた。選手もよく走ってくれた」と評価。一丸体制で勝利を積み重ね、神戸が上位を目指す。

(2012年5月7日)

豪快なミドルで決勝点を奪った神戸の野沢である。
ゲーム途中からはキャプテンマークを巻き責任も背負い、その重責を吹き飛ばす活躍と言えよう。
野沢の加入で神戸は確実に強化された。
その上位・神戸を倒すべく、我等も精進せねばなるまい。
10日後に迫った対決に準備を怠ってはならぬ。
気合いを入れて勝負しようではないか。

大分・石神、大勝に貢献

2012年05月07日 | Weblog
【J2:第13節 大分 vs 鳥取】試合終了後の各選手コメント(12.05.06)
5月6日(日) 2012 J2リーグ戦 第13節
大分 3 - 0 鳥取 (14:04/大銀ド/8,085人)
得点者:3' 村井慎二(大分)、65' 高松大樹(大分)、74' 高松大樹(大分)


●石神直哉選手(大分):
「常にいいクロスを上げることは心がけている。中の選手がしっかり合わせてくれているので蹴りやすい。セットプレーからの得点が多いのは、みんなが絶対にボールがくると思って入ってくるから。今日はこれまでで一番暑い状態での試合だったが、監督がコンディションを考えてメニューを作ってくれているので、そんなにキツくはなかった」


完封勝利に貢献した大分の石神である。
コンディションは上々とのことで、我等としての安心と言えよう。
意思がもの左足から繰り出されるクロスは美しい弧を描く。
これからも肥大サイドを制圧し、クロスを上げるのだ。
楽しみにしておる。