鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

秋田、京都監督就任

2010年07月28日 | Weblog
京都加藤監督を解任 秋田コーチが新監督

加藤監督(右)を支えた秋田コーチ

 京都が27日、電撃的な監督交代に踏み切った。加藤久監督(54)の事実上の解任を決定。秋田豊コーチ(39)を新監督に起用すると発表した。秋田コーチは28日浦和戦(西京極)から監督代行として指揮を執り、Jリーグ登録手続きが完了する30日に正式に監督交代となる。秋田新監督はW杯に出場した日本代表としては初のJ1クラブでの監督となる。また、加藤監督は15年まで強化責任者となるチーム統括の契約を結んでいたが、退団する意向を示した。

 思わぬ形で「岡田チルドレン」がJ1の監督に就任した。最下位に沈む京都は試合前日のこの日、チーム統括を兼ねる加藤監督を事実上解任。98、02年W杯に日本代表の守備の要として出場した秋田コーチの監督昇格を発表した。同コーチは28日の浦和戦(西京極)では監督代行として指揮を執り、8月1日の広島戦(広島ビ)から正式に監督としてベンチ入りする。

 京都は秋田新監督の熱血指導に期待している。将来の監督候補としてS級ライセンス取得を全面的に支援していた。選手からの信頼も厚く、オフには秋田新監督が考案したメニューもこなす選手も多い。既に、この日の非公開練習から指揮を執った。「こういう状態で(監督を)引き受けることに対して、責任の重いことではありますが、以前からの夢である監督としてのスタートを切るには非常にやりがいのある仕事だと思った。全員で今の状況を打破していきたい」と広報を通してコメントした。

 W杯出場選手としては、98年に岡田監督のもとで初出場を果たした時のメンバー、相馬直樹氏が今季からJFL町田ゼルビアの監督に就任した。また、柏の井原ヘッドコーチは昨シーズン途中、高橋前監督の解任からネルシーニョ監督が就任するまでの間、監督代行として指揮を執った。ただし、W杯戦士のJ1フルタイム監督となると、秋田新監督が初だ。2度のW杯出場経験などをもとに、どんなサッカーを展開するのか。まずは、10戦未勝利で最下位に低迷する京都を戦う集団に変えるしかない。

 [2010年7月28日9時12分 紙面から]

W杯戦士初!秋田豊氏が京都新監督に昇格

京都の新監督に就任した秋田豊氏
Photo By 共同


 最下位に低迷する京都は27日、加藤久監督(54)を解任し、秋田豊コーチ(39)が新監督に就任すると発表した。28日の浦和戦(西京極)は秋田コーチが代行として指揮を執る。試合後に監督就任の記者会見を行う。この日、城陽市内の練習場で行われた非公開練習でも指導を行ったもようだ。加藤監督は兼務したチーム統括職も解任され退団する。

 加藤監督は07年10月から就任。J1で08年14位、09年12位。今季は2勝4分け8敗で勝ち点10、得失点差で最下位の18位と沈み、3月27日の磐田戦で勝って以降、リーグ戦は10試合連続で白星から見放されていた。日本代表の岡田武史監督(53)も後任候補に挙がっていたが、シーズン中ということもあり、チームをよく知る秋田コーチの昇格に落ち着いた。

 秋田コーチは93年から鹿島、名古屋でプレー。07年に当時J2の京都に移籍、同年に引退。08年から京都でコーチを務めていた。日本代表としても通算44試合(4得点)に出場。98年フランス大会、02年日韓大会と2度のW杯を経験している。W杯出場の日本代表では、98年大会時の主将、井原正巳J2柏コーチが昨年7月、代行監督として1試合だけ当時J1の柏の指揮を執ったことがあるが、Jリーグの監督に就任するのは初めて。

 秋田コーチは「自分一人だけではなく、選手、スタッフ、チーム関係者、サポーターとともに戦い、今の状況を打破していきたい」とクラブを通じてコメントした。

 ◆秋田 豊(あきた・ゆたか)1970年(昭45)8月6日、愛知県生まれの39歳。現役時代のポジションはDF。愛知学院大から93年鹿島入りし9冠獲得に貢献。04年に名古屋移籍。07年に当時J2の京都に移籍し同年現役を引退。08年から京都コーチ。日本代表として98年フランス大会、02年日韓大会と2度のW杯に出場。Aマッチ通算44試合出場4得点。J1通算391試合23得点。J2通算14試合0得点。1メートル80、78キロ。血液型B。

[ 2010年07月28日 ]

鹿島のレジェンド・秋田豊が京都の監督に就任するとのこと。
これは、驚異となろう。
屈強な肉体を武器に、鹿島に多くのタイトルをもたらせた男が、敵監督として立ちはだかってくるのである。
我等も気持ちを強く持ち、戦わねばならぬ。
鹿島対秋田の構図は、誰もが興味を持つところであろう。
奇しくも、今季の戦いはホーム最終戦である。
是非とも聖地へ赴き、秋田監督を讃えるべく、大いなるブーイングを浴びせようではないか。

新潟戦コメント・報道

2010年07月28日 | Weblog
J1リーグ 第15節 vsアルビレックス新潟
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
(Q:ハーフタイムで相手の背後を狙うように指示していたが後半の攻撃の狙いとは?)
前半は裏をつけるタイミングがあわず、入り方もずれてしまってオフサイドを取られることも多かったので、ハーフタイムに全体を押し上げて圧力をかけることを指示していたこともあり、後半は何度かチャンスをつくれるようになってきた。
(Q:今シーズン2得点目をあげた大迫についての評価は?)
試合を重ねるごとに彼が肌で感じていることもあると思うが自分で積極的にプレーするようになっている。試合に出た経験から得られるものもあるし、チームどうやったらいい影響が反映されるのかを考えながら役割、機能性をもってプレーしていたと思う。もちろん(得点を取れない)焦りと早く結果を出したいという気持ちもあったと思うが、落ち着いてやればできると思う。今は興梠の代わりとして出ているが、いろいろな重圧を打ち破ってプレーしてほしい。
(Q:湘南戦とは違い、新潟は積極的にきていたが?)
2年間対戦していたなかでも今まで見ない姿を見られた。彼らの攻撃の質の高さはすばらしく、攻撃的な意識、そして自分たちの武器を引き出そうとプレーしていたしカシマスタジアムでの試合で(新潟には)今までにない積極的なプレーが見られた。見てる側としては良い試合だったのではないかと思う。積極的にやろうという姿勢は素晴らしかった。前節でも先制されて同点に追いつくといったことが今節でもあったことだが、集中力を最後まで持続することが重要であって、それをしっかりとできたものが試合を制する。注意力、集中力を持続する判断力も大事なこと。今節は中2日での試合だったのでまずは回復力を中心に取り組んでいたため、残念ながら部分的に効果が発揮できなかった部分があることは残念だが今日の試合で反省すべきことは選手たちもわかっていると思う。(次の試合にむけて)チーム全体でしっかりと取り組んでいきたい。

【大迫 勇也】
チャンスを決められずにいたのでこの試合でゴールを決めたかった。ゴールを決められて正直ホッとしたけれども、試合に勝てなかったのが残念。これからもしっかりと練習をして、結果を出していきたい。

【本山 雅志】
(自分が入った時の指示は)、ボランチの背後でしっかりとボールを受けるように言われていた。グラウンドの状態が悪かったが、ロングボールに頼らずしっかりと繋いでいこうと思っていた。勝点3が欲しかった試合なので残念な結果になってしまったけれども、切り替えて次の試合に向けて準備していきたいと思う。

【新井場 徹】
事故的な失点だったからしょうがない部分もあるが、集中力が切れてしまっていたと言われても仕方がない失点だった。先制されても逆転をするだけの勢いがあるのはいいことだが、失点数が多いというのは修正しなければいけない。

【小笠原 満男】
リードしてからは慌てることなくボールを動かして試合を進めたかった。失点の部分はちょっとしたところ。しっかりと切り替えて次の試合に向けて準備したい。

【佐々木 竜太】
結果が出せていないので何も言えない。慎三さんが帰ってきたら自分はどうなるか分からないし、試合に出ているうちに結果を出さないといけない。


2010年07月27日(火)

本日行われたJ1第15節新潟戦は、マルキーニョス選手と大迫選手がゴールを決めるも2-2のドローに終わりました。

【J1:第15節 鹿島 vs 新潟】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.07.28)
7月27日(火) 2010 J1リーグ戦 第15節
鹿島 2 - 2 新潟 (19:04/カシマ/10,685人)
得点者:45'+2 矢野貴章(新潟)、55' マルキーニョス(鹿島)、74' 大迫勇也(鹿島)、80' 三門雄大(新潟)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:ハーフタイムに相手のDFの裏をつくようにという指示がありましたが、もう少し詳しく教えて下さい。

「前半でも裏をつけるタイミングはあったんですが、ちょっと出す方と受ける方のタイミングが合わず、何度かオフサイドになったことがあったと思います。アルビレックスさんに関していえば攻撃力のすばらしい選手がいますので、そうした前の選手のアグレッシブさを活かして、全体に前に押し上げようとしていたわけですから、彼らを押し下げて守備能力の低いところを逆手にとってうまく攻撃できるのではないかと思っていました。あとは、受け手と出し手のタイミングという話をしました。それが後半に生かされたのではないかと思います」

Q:前の試合でチャンスを逃した大迫選手が前半からかなり積極的にゴールを狙い、後半、すばらしいゴールで点を取ったのではないかと思いますが、監督から見てここ2試合で大迫選手が変わった点がなにかあるかということと、あと彼は今シーズン2点目ですが、彼のような能力の高い選手が2点しかとっていないことについてコメントをお願いします。

「試合を重ねることによってミスもあったり、良いところがあったり、ペース配分や駆け引きなど、いろいろな部分を肌で感じるわけです。今日は自分のなかでも積極的にやろうだとか、いろんなことを考えながら選手はプレーします。経験から得られるものはそういうところです。積極的にやればミスもあるだろうし、そのミスがチームに影響するのか、あるいは自分の良い部分がどういう風にチームに反映されるのか考えます。また先発になれば、いままでとは違う役割を求められます。今日で3試合目、4試合目になるわけですから、結果が欲しいという焦りにもなります。焦りと結果が欲しいという精神的なバランスが取れれば落ち着いてやれるようになるし、落ち着いてやれるようになれば自分の力を発揮できるようになります。

彼はいま、興梠選手の代わりとして試合に出場しているわけですが、日本代表クラスだった選手に代わってプレーすることには重圧もあるし、責任もあるわけです。なおかつ、うちのクラブは常に勝たなければならないという重圧もあります。それを打ち破っていかないと良い選手にはなれないと思いますが、同じような道のりを興梠選手も07年からずっと歩んできたわけです。それを経験した上で、いま皆さんが知っている興梠選手の能力になったわけですから、別に僕は驚いてもおりませんし、落ち着いて見守っていきたいなと思っています。

得点のことについては、いま話しましたが、経験というものが大事です。経験と自信が結果を出すことによってよくなっていくわけですが、皆さんからすればたった2点というかもしれませんが、彼が出場した時間は少ないわけで、そう考えると点数が少ないとは思っていませんし、あくまでもプロセスのなかでよくなっていけば良いというスタンスを持っています。

報道の見出しだけを考えればずば抜けた選手と言えるのかもしれませんが、若い選手にはどの選手にも欠点があります。完成した選手というは最後までおらず、キャリアを通じて足りない部分を補う作業をずっと続けていくわけです。さらに、サッカーは個人競技ではなく団体競技なのですから、いくら彼がずば抜けていたとしても、チームメイトの信頼関係が必要です。ボールを預けたらなにかをやってくれるとか、すぐに返してくれるとかイメージの共有も必要なわけですから、チームメイトの信頼も勝ち得ていかないといけない世界ですので、そうしたプロセスを急がせずに踏んでいければいいと思います」


Q:最近、カシマスタジアムの試合後、相手チームの消極的な姿勢を監督が嘆くことが続いていたと思うのですが、今日は新潟が積極的な姿勢で良いサッカーを仕掛けてきたと思います。いま試合を終えて、率直な感想をお願いできませんでしょうか?

「確かに、相手の消極的な姿勢について話したことがありました。逆にアルビレックスさんは積極性を持ってイニシアチブをもってやったのではないかと思います。過去2年間、このカシマスタジアムでは見られなかった姿が見られたわけであって、それはなぜかというと攻撃陣の質の高さというものが影響しているのではないかと思います。

ひとつは例えば、ボランチの小林選手というのは攻撃的な選手です。ボランチの位置にいますが、ミドルシュートを持っていますし、パスの供給や視野の広さを武器としています。攻撃的な選手か守備的な選手かと言えば攻撃的な選手です。また、マルシオリシャルデスやミシェウに関しては僕がコメントする必要がない攻撃的な選手です。両サイドに開いている選手、まあウイングみたいになっていますけど中央にいる大島選手も完全なFWが多少守備の役割を担っているだけで、自分たちが持っている武器を引き出していこうという姿勢がありました。

試合全般に関しては、いままでのカシマスタジアムでは感じられなかった相手の姿勢を感じることができました。見ている側としては非常によかったのではないかと思います。彼らが2点目をとったあとは引き分けでも良いということで、多少時間稼ぎをしたり、FKをゆっくりやったりしていましたが、それは当然のことだと思います。それ以前の時間では積極的にやろうとする姿勢が見え、すばらしかったのではないかと思います」

Q:2-1になった段階でああもう今日は鹿島が勝ったと思ったのですが、2失点目のときはカウンターになって全く人数が足りず、勝負強いアントラーズらしくないと思いました。足が止まった印象を受けたのですが、その部分を聞かせて頂けますか?

「あのような状況は今回が初めてではなく、前節もあったわけですし、僕が就任して以来何度もありました。やはり集中力を最後まで持続するということが非常に重要になってきます。競争力の高いリーグにおいてはそれがひとつの鍵になってくるわけで、持続できるものが試合を制します。その意味では1週間の休みがあれば、アルビレックスさんを含めてもう少し良い質のサッカーを披露できたのではないかと思います。ただ、どのような状況であろうと、そういった集中力を持続することが重要であり、あのゾーンでは人任せではなく、自分が積極的に判断をすることが大切です。そうしたところが足りなかったのではないかと思います。

ジュビロ戦のあと、3回のミーティングをして、中二日ということを考えて練習をせず、回復に重点をおいてきました。そのミーティングにおいては集中力、注意力、どのゾーンで自分がプレーしなければいけないかをずっと話してきたわけです。それが部分的に効果がなかったのは残念なところです。ただ、選手たちは反省するべきこと、自分たちがやったことはわかっているので、チームとして修正に取り組んでいきたいと思います」


以上

【J1:第15節 鹿島 vs 新潟】試合終了後の各選手コメント(10.07.27)
●小笠原満男選手(鹿島):

「残念です。リードした後、慌てることなくやろうとしていたんだけど…」


●大迫勇也選手(鹿島):

「ゴールが勝利に繋がればよかったんですけどしようがないですね。切り替えてやるしかないです。
(ゴールについては?)
モトさん(本山雅志)は練習からああいうパスを出してくれるので。
これから(興梠)慎三さんが戻ってくるとベンチスタートが多くなると思うけど、結果を出せば使ってくれると思う」


●本山雅志選手(鹿島):

「鹿島といえばショートパスでしょ。だから、監督に相手の間に顔を出せといわれました。
(2点目については?)
あれ、どうだった?もう1コ、早いタイミングで出してあげないといけなかった。サコ(大迫)の飛び出しは完璧だったから。でも、スピードを殺すようなタイミングになってしまった。
(2試合連続2失点であることは?)
今日の失点はしようがない。DFはシュートから逃げちゃいけないので体に当たってゴールに入るのは仕方ない」


[ J1:第15節 鹿島 vs 新潟 ]

先制された鹿島は55分、右サイドから新井場徹が鋭いドリブルで相手を抜き去り中央へクロス。このクロスをマルキーニョスがヘッドで決め同点に追い付く。

[ J1:第15節 鹿島 vs 新潟 ]

同点に追い付いた鹿島は74分、途中出場の本山雅志のスルーパスから抜け出した大迫勇也がそのまま相手GKをかわして無人のゴールへ流し込む。大迫の今季2点目が貴重な勝ち越しゴールとなった。


大迫4カ月ぶり今季2点目もドロー/J1
<J1:鹿島2-2新潟>◇第15節◇27日◇カシマ

 鹿島はホームで新潟と対戦し、先制点を奪われる苦しい展開ながら一時は逆転。結局引き分けに終わり、勝ち点1をなんとか手にして首位を守った。

 2年目のFW大迫勇也(20)がリーグ戦4カ月ぶりのゴールで貴重な勝ち点1獲得に貢献した。1-1で迎えた後半29分、MF本山のスルーパスに反応してオフサイドぎりぎりで飛び出すと、相手GKの動きを見切り、確実に左足で逆転ゴールを流し込んだ。その後同点に追いつかれたこともあり、3月20日の大宮戦以来の今季2点目に「長かったです。でも、本当なら点を取って勝てればよかった」と複雑な胸中を表していた。

 [2010年7月28日7時36分 紙面から]

鹿島、1度は逆転も痛恨ドロー
2010.7.28 05:00
 J1第15節第1日(27日、鹿島2-2新潟、カシマ)1度は逆転しながら、2-2で痛恨の引き分け。連勝は4で止まり2位の清水に勝ち点1差に迫られた。日本代表DF内田、韓国代表DF李正秀が海外移籍し、2戦連続の2失点という結果に、日本代表DF岩政は「失点に不運というものはない。反省して修正したい」と冷静に分析。FW大迫は「勝っていれば一番良かった。切り替えて次の試合に臨みたい」と今季2点目にも笑顔全開とはいかなかった。


後半、新潟GK黒河(左)をかわして2点目を決める鹿島・大迫=カシマ


後半、ヘディングで同点ゴールを決める鹿島・マルキーニョス(奥)=カシマ


大迫弾も「残念」鹿島ドローで連勝止まる

<鹿島・新潟>前半、ヒールでゴールを狙う鹿島・大迫
Photo By スポニチ


 【鹿島2―2新潟】鹿島が、新潟を相手にリードを守りきれずに2―2で引き分け、連勝は4で止まった。2位清水に勝ち点1差に詰め寄られたが、かろうじて首位の座は死守した。

 不満が残る試合内容の中で明るい材料はFW大迫。1―1の後半29分に一時は勝ち越しとなるゴールを決めた。MF本山のスルーパスをオフサイドぎりぎりで受けて最後はGKもかわして流し込んだ。17日の川崎F戦では相手GKが飛び出した場面で無人のゴールへのシュートを外し、ショックを受けていた。FW興梠が結膜炎で離脱しているとはいえ、先発定着へ後がない崖っ縁の状況での今季2点目。「チャンスを決められずにいたので正直ホッとした」と話したが、勝利に結びつかずに「勝てなくて残念」と表情は晴れなかった。

 31日の神戸戦も先発が濃厚なだけに「ゴールを決めれば出場時間も延びていく」と2戦連発を誓った。

[ 2010年07月28日 ]

大迫弾で一時逆転もドロー…鹿島
 ◆J1第15節 鹿島2─2新潟(27日・カシマ) 鹿島FW大迫が本来の落ち着きを取り戻した。1―1で迎えた後半29分。MF本山のスルーパスで抜け、相手GKをかわして、無人のゴールに左足で流し込んだ。大宮戦(3月20日)以来、12試合ぶりのゴール。「あのゴールで勝てれば一番良かったけど…。3試合先発で使ってもらっていて、結果を出すことが一番重要だと思っていた」と振り返った。

 結膜炎を患うFW興梠に代わって、3試合連続先発出場中。これまでは無人のゴールを目の前にして「初めて」というキックミスを犯すなど得点機を生かせない試合が続いていただけに、待望のゴールとなった。試合は引き分けに終わったが、「(興梠)慎三さんが戻ってきても、今結果を出していれば使ってもらえる時間も長くなる」。プロ2年目を迎えた大迫が首位鹿島を引っ張る。

(2010年7月28日06時01分 スポーツ報知)

J1・第15節第1日 鹿島 譲らずドロー首位キープ
2010/07/28(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 4頁

鹿島  2-2 新潟
  【評】互いに譲らず、引き分けた。新潟は前半ロスタイム、矢野が先制点。後半は鹿島が好パスから得点機をつくり、10分にマルキーニョス、29分に大迫が決めて一度は逆転。しかし、新潟も35分にゴール前のこぼれ球を三門が押し込んだ。



【写真説明】
鹿島-新潟 後半29分、新潟のGK黒河をかわしゴールを決める鹿島・大迫(右)=カシマスタジアム


勝てた試合を追いつかれた悔しさは、選手・監督は強く感じておる。
集中力を90分間持続することの重要性を改めて思い知った試合であった。
そういった試合ではあったが、途中出場の本山のスルーパスは絶妙であり、それを得点に繋げた大迫も見事であった。
光明は見えておる。
気持ちを切り替え、神戸戦へ焦点を合わせたい。

チャンジャにオファー

2010年07月27日 | Weblog
鹿島をも魅了する、パク家のチャンジャとキムチ
昨シーズン、鹿島に在籍しチームメイトからも可愛がられていたパク・チュホ選手。先日の磐田戦では古巣と初対決し、元気な姿を見せていた。
そのパク選手だが、じつはパク家のお母さんがつくるキムチやチャンジャは絶品。「キムチがめちゃくちゃ美味いんだよ。送ってもらわなきゃ」と鈴木強化部長も絶賛していた。
 また、師弟関係を築いていた新井場選手も「チャンジャは美味いよ」と言った後、「満さんもチュホはいらんけど、お母さんのチャンジャにはオファーを出したみたいやで」と冗談を飛ばしていた。

(鹿島担当 田中滋)2010年7月26日 20:44

鹿島を去ったパク・チュホであるが、彼の母親がつくるキムチとチャンジャは忘れられぬ味となっておる模様。
絶品の味を求め、パク・チュホとの縁もまだまだ切れぬと言って良かろう。
ジュビロへ移籍した今もファミリーとして記憶に留めておきたい選手である。

システム変更か

2010年07月27日 | Weblog
鹿島 内田移籍で3―5―2システムを併用へ
 鹿島はMF中田が3バックの中央に入る3―5―2システムも併用することになった。

 基本は4―4―2だが、DF内田の移籍により左サイドバックに入っているジウトンの守備に不安があるためで、中田も「ジウトンを生かすにはそれが一番いい。イノ(伊野波)が(3バックの)左に入って、オレが真ん中に入るのがロスが少ない」と話した。チームが3バックを採用したのは98年第2ステージ開幕からの4試合だけだが、“ジウトン・システム”が機能すれば4連覇に向けた武器となる。

[ 2010年07月27日 ]

鹿島きょう新潟戦 ジウトン古巣へ闘志
2010/07/27(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁

司令塔マルシオ封じ鍵
 Jリーグ1部(J1)第15節第1日は27日、各地で3試合を行い、首位の鹿島はカシマスタジアムで8位新潟と対戦する。キックオフは午後7時。相手の司令塔マルシオリシャルデスをどこまで抑えられるかが、勝負のポイントとなりそうだ。5連勝を懸け、古巣対決となるジウトンも「いいパフォーマンスを見せて、勝ち点3を取る」と闘志を燃やす。今季通算成績は9勝3分け2敗、勝ち点30。
 前節磐田戦は、敵地で2点差をひっくり返す逆転勝利を収めた。体力的に厳しい中2日の試合とはいえ勢いもあり、精神的余裕を保って戦うことができる。
 今季から元鹿島の黒崎氏が指揮を執る新潟をホームに迎え、首位固めを目指す。

 

【写真説明】
古巣新潟との対戦に勝利を誓うジウトン=クラブハウスグラウンド


ジウトンを活かすためシステムの変更を検討するチームである。
とはいえ、完全なる3バックではなく、ボランチであるユダが一時的に下がり穴を埋めるシステムと言えよう。
94アメリカW杯でブラジルが採った戦術である。
キーマンは攻撃が期待されるジウトン以上にユダとなる。
守備のタスクだけでなく、攻撃の起点となり勝利への貢献が期待される。
そして、当のジウトンは古巣相手に気合い十分である。
中二日の強行日程も体力勝負であればジウトンの右に出る者はおらぬ。
レフティ二人の活躍で勝ち点3を積み上げたい。

サイドバック談義

2010年07月26日 | Weblog
2010年07月26日(月)

明日の新潟戦に向けて室内ミーティングをした後、グラウンドでボール回しやセットプレーの確認などを行いました。

當間と談笑する新井場である。
若きSBに早く自分の壁を越えろと言っているように思える。
當間が更に成長することで、我等が戦力は大幅にアップする。
右サイドを駆け上がるのだ。
楽しみにしておる。

新潟戦プレビュー

2010年07月26日 | Weblog
【J1:第15節 鹿島 vs 新潟】プレビュー:好調同士の対戦。中二日の強行日程を制するのは鹿島か?新潟か?(10.07.26)
「厳しい試合になるやろな」
新井場徹がポツリとつぶやいた。リーグ戦再開後を3連勝で首位をひた走り、内田篤人に続き、李正秀がチームから去っても変わらぬ強さを見せている鹿島だが、今節は中二日で迎えなくてはならない。前節の磐田戦は2点のビハインドをひっくり返す逆転勝利をあげ、どんな相手だろうとねじ伏せることができそうな印象を残したが、鹿島の中には楽観視する雰囲気はない。
「この間はたまたまひっくり返せたけど、あんな試合をしてたらダメや」
勝って兜の緒を締めよ、という格言通りの様子が見られた試合前日だった。
 
対戦相手の新潟は、このところ8戦負けなしと好調を維持している。前節の仙台戦ではマルシオ リシャルデスがハットトリックの大活躍で逆転勝ちをおさめた。昨季の対戦は新潟の2戦2勝。あのときも、鹿島のコンディションが落ちたタイミングでの対戦だっただけに、今回も虎視眈々と勝点3を狙っているはずだ。鹿島にとっては嫌なタイミングで嫌な対戦相手を迎えることになる。

注目はやはりジウトンだろう。古巣の新潟の対戦を前にした21歳の左SBは「特に意識していない」と言う。「前回の試合では0-2と負けていたなか、自分のゴールとアシストで追いつくことができた。自信になるしモチベーションも高まります。このモチベーションを維持して新潟戦にむかいたい」そして、新潟をよく知るジウトンがキープレイヤーにあげたのは、やはりマルシオ リシャルデスだった。「彼は要注意人物です。スペースを与えると良い形をつくられてしまうし、彼をフリーにすればゴールを狙われてしまいます。ボールが入ったときにプレッシャーを与えボールを奪うこと、そしてスペースを与えないことが重要だと思います」

ただし、鹿島はいま、ジウトンの攻撃力を活かすために高い位置を取らせ、空いたスペースを中田浩二が見る形でそれぞれの特長を高めている。磐田戦ではその微妙な布陣の変更が最適なバランスをもたらしたが、今節もうまくいくかどうかは未知数だ。というのも、マルシオ リシャルデスの存在が難しくしているのだ。

「新潟はマルシオに尽きる。ボランチの裏に入るのがうまいから、うまく挟み込まないと」と警戒するのは伊野波雅彦。ジウトンを気遣う中田のポジションにマルシオ リシャルデスが入ってきたとき、いち早く自由を奪えるかどうかが勝敗の行方を握るかもしれない。とはいえ、新潟はマルシオ リシャルデスをキッカーとするセットプレーでの得点が多いため、簡単にはFKを与えたくないところだ。やはり難しい試合となることだろう。

新潟は、ボランチの本間勲が出場停止。代わりに三門雄大が出場することになるだろう。とはいえ、今季はこの2人に小林慶行を加えた3人でボランチのポジションを回してきたため、本間の欠場が大きな影響を与えることはないだろう。チョ ヨンチョルとミシェウのどちらがFWに入るかは試合が始まってみないとわからないが、仙台戦では2人の位置を入れ替えたことで攻撃がまわり始めた。黒崎久志監督がどういう判断をしてくるか注目したい。
 
例年であれば、この時期でも夜になれば涼しい鹿島だが今年は例外。暑さが残る厳しい環境での試合となるだろう。それだけに、ゲームマネジメントは難しくなるはずだ。前半でどちらかがリードを奪ったとしても、そのまま試合が終わるとは限らない。最後の笛が鳴るまで目の離せない試合となるだろう。


以上
2010.07.26 Reported by 田中滋


[ 鹿島:前日練習の様子 ]

夏休みということで鹿島の練習場にはたくさんの子供達が見学に訪れていました。しかし、聞こえてくるのは「本田」「長谷部」「遠藤(保仁)」「川島(永嗣)」という声ばかり。鹿島にも「遠藤(康)」と「川島(大地)」がいますので、今日を機会に、ぜひ鹿島の選手も覚えて下さいね。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

練習に気合いが入るジウトン選手。新潟の酒井高徳選手とはいまでも仲が良いらしく、よく電話で近況を話しているそうですが、「ピッチに入ったら友情は置いておいて対戦チームの相手として戦いたいと思います」と意気込んでいました。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

新潟戦を前に、守備の連携を確認した選手たち。左右からのクロスを跳ね返す練習を何度も繰り返していました。


新潟戦のキーマンは毎度の如くジウトンと言えよう。
前節、1G1Aし、本人のモチベーションも最高潮である。
昨季所属した新潟相手に活躍して欲しい。
ジウトンを手放した新潟にジウトンの起用方法を教えてやるのだ。
期待に胸をふくらませ、聖地へ向かいたい。

エルゴラ、オリヴェイラ監督コメント

2010年07月26日 | Weblog
(試合が終わった後に叫んでいたが?)
喜びを表現しました。僕はいつも不思議に思うのですが、鹿島が勝つと記者の数が少ない。
90分支配しても、結局鹿島はミスだらけ、守備に不安定があり、夏は弱い、連敗があるという悪い指摘ばかり。
なぜ、鹿島が褒められることはないのか。勝った試合の中で、なぜ悪い部分の話しかしないのか。
中断前に鹿島がアウェイで名古屋に4-1で勝っても、毎回悪い部分しか聞かれない。
逆に僕はみなさんに質問したい。鹿島は勝ってはいけないのですか。
なおかつ指摘してほしい部分があります。それは、試合が2-2の状況の中で、磐田の選手はゆっくり交代をして時間を稼いでいました。サッカーを愛する者として、消極的な姿勢を見せる者に対しては何も批判をしないのですか」


エルゴラッソに掲載されたオリヴェイラ監督のコメントである。
至極もっともと言えよう。
無駄に叩くことで、記事を面白おかしくしようというメディアの悪意には辟易しておる。
勝利は様々な要素の積み重ねであり、努力の賜物である。
賞賛こそされ、非難されることはないはず。
我等もオリヴェイラ監督同様に憤りを隠せぬ。
ここで日本のメディアの成長を期待したい。
サッカー界全体に関わることである。
全員が真剣に考えて欲しいと願う。

ジュビロ戦報道

2010年07月26日 | Weblog
鹿島0-2から逆転、清水に3差/J1

3点目を決めた鹿島FWマルキーニョス

<J1:鹿島3-2磐田>◇第14節◇24日◇ヤマハ

 鹿島は2点差をはね返して磐田に3-2で逆転勝ちして首位を堅持した。

 高温多湿の気候と最悪の立ち上がり…。苦境下で0-2からの逆転勝利を挙げた王者鹿島のイレブンはホッとした表情を浮かべた。同点弾を決めたMF中田浩二(31)は「逆転したのは鹿島の90分間あきらめずに勝ち点3を奪うメンタリティーがあったから」と言い切った。

 前半3分にGK曽ケ端のミスから先制点を許し、同終了間際には追加点を奪われた。「ウチのミスで失点して、最悪の立ち上がりだった」と中田が振り返れば、主将のMF小笠原も「自分たちできつくしてしまった」と話したほど、前半は全体的にミスを連発してしまった。

 DF内田に加え、韓国代表DFイ・ジョンスも移籍で放出。主力2人が抜け、わずかな狂いが生じていた。そんな敗色濃厚の雰囲気が漂う中、鹿島を持ち直したのは小笠原が「試合中に話しながら修正できるのがウチの強みだと思う」と話す「会話力」だった。

 普段以上に試合中から小笠原、中田、岩政、伊野波らが集まり修正点を話し合った。後方からのロングボールが多かった攻撃を、ショートパスを交えた形に修正した。後半途中からは岩政、伊野波に加えMF中田をDFラインに下げ、4バックから3バックに近い布陣に変更。内田放出で先発に回ったものの、ミスが多い左サイドバックのジウトンを得意の攻撃に専念させ、攻守の安定を図った。

 イ・ジョンスに代わって4カ月ぶりのリーグ戦先発となった伊野波は「話し合いながらピッチの中で修正できた」とキッパリ。3連覇中の大人の集団らしい対応が、04年9月11日のC大阪戦以来5年10カ月ぶりとなる2点ビハインドからの逆転勝ちを生んだ。

 2位清水との勝ち点は3差に広がり、リーグ戦4連勝。だが、小笠原は「2点差つけられたことを顧みないとダメ。いつも逆転できるわけじゃない」と反省を忘れなかった。鹿島が着々と4連覇への下地を築き上げる。
【菅家大輔】
 [2010年7月25日8時24分 紙面から]


鹿島・後半3発、マルキー弾で逆転!!
2010.7.25 05:01

 J1第14節第1日(24日、磐田2-3鹿島、ヤマハ)0-2での折り返しにも、鹿島は冷静だった。「1点取れば、相手はもたつくと思った」というMF中田の読み通り、あっさりと逆転勝ちで4連勝。首位をガッチリとキープした。
 後半7分、MF野沢のFKに頭で合わせたDFジウトンが移籍後初ゴール。同23分には中田が、ジウトンの難しいクロスを頭で合わせる。同41分、DF伊野波がつないだボールをFWマルキーニョスが押し込み、勝負を決めた。
 「リードは許したが、全体的には主導権を握っていた」とオリベイラ監督。韓国代表DF李正秀、日本代表DF内田が移籍して戦力低下が心配されたが、かつてのライバル磐田を一蹴だ。中田は「常に首位でいられるように頑張る」と前を見つめた。前人未到のリーグ4連覇へ、鹿島がまた一歩前進した。
(望月文夫)


磐田に勝利して喜ぶ鹿島イレブン=ヤマハ


後半、同点のゴールを決めて喜ぶ鹿島・中田(6)とフェリペガブリエル=磐田


後半41分、ヘディングで決勝ゴールを決める鹿島・マルキーニョス(18)=ヤマハ


後半、ヘディングでゴールを決める鹿島・ジウトン(5)=磐田


中田が口火弾!鹿島0―2から逆転堅首

<磐田・鹿島>後半23分、同点ゴールを決め、チームメートの祝福を受ける鹿島・中田(右)
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 【鹿島3―2磐田】4連覇を狙う鹿島が2点差をはねのけて磐田に3―2で逆転勝利し、首位をキープ。04年9月11日のC大阪戦(4―3)以来、約6年ぶりの2点差逆転勝利で連勝を4に伸ばした。

 いぶし銀の活躍を見せたのがMF中田だ。1―2の後半23分にジウトンの左クロスを頭で今季リーグ戦初得点。守備では左サイドバックのジウトンを狙う相手の攻撃をMF小笠原とともにつぶすなど、安定感を発揮し「次につながるいい形で勝てた」と納得の表情を浮かべた。

 前半はロングボール主体の攻撃だったが、引き気味の相手の守り方を見て、「裏にボールを蹴りすぎてた」(中田)と選手同士がピッチ上で話し合って短くパスをつなぐ戦術に変更。前半から飛ばしてきた相手に対し、後半勝負と読んで一気に畳み掛けた。試合巧者の王者が後続を一気に突き放しにかかっている。

[ 2010年07月25日 ]

後半ヘッドで3発!逆転4連勝で首位キープ…鹿島

後半41分、決勝点を決めて喜ぶ鹿島・マルキーニョス(右は伊野波)

 ◆J1第14節 磐田2―3鹿島(24日・ヤマハスタジアム) 首位・鹿島は磐田に2点をリードされたが後半3得点で3―2と逆転勝ちし2位・清水との勝ち点差を3に広げた。

 鹿島が逆転勝利を飾り、4連勝で首位をキープした。2点差からの逆転劇は1―3から4―3とした04年9月11日のC大阪戦以来、約6年ぶり。前半3分に先制点を献上するなど前半だけで2失点したが、後半にヘディングゴール3連発で試合をひっくり返した。

 「苦しい試合にしてしまった。うまくいかない時間帯があっても、話して何とかできるのは自分らの強み」とMF小笠原。後半から3バック気味とし、サイドバックを上げた。さらに「守備ブロックをつぶすため」(小笠原)ロングボールを減らし、ショートパスを多用。試合を一変させた。

 DFイ・ジョンスがアル・サード(カタール)へ移籍し、エースFW興梠は結膜炎で欠場と厳しい台所事情の中で、DF伊野波が決勝点をアシストすれば、FW大迫も起点となる働き。「逆転は自信になる」とDF岩政。鹿島が4連覇へ突き進む。

(2010年7月25日06時02分 スポーツ報知)

鹿島・ジウトン、危うい破壊力 攻撃好きだが守備苦手
2010年7月25日11時37分
(24日、鹿島3―2磐田)

 2点差を跳ね返す逆転劇と言えば聞こえはいい。ただ、大人の試合運びを旨とする鹿島らしくない90分間。良くも悪くもジウトンという存在が作用していた。

 今季加入した21歳のブラジル人。内田のドイツ移籍で空いた右サイドバックに左から新井場が移ると、左サイドバックの定位置が転がり込んできた。攻撃好きで守備は苦手。その両面が出た夜だ。

 前半3分の失点。起点となるFKのきっかけを与えた。磐田の駒野と1対1に。簡単に振り切られた。「あそこは狙い目だから」と駒野。ジウトンの守備は泣きどころだと相手に見透かされている。逆襲で喫した42分の2点目は、帰陣の遅さが災いした。

 後半は一転。逃げ切りを図る磐田を押し込み、前へ前へ。7分の今季初得点は、184センチの長身を生かしたヘディング。23分には速いクロスをDFの裏へ送り、中田の同点ゴールをアシストした。

 ハーフタイムに施した修正が背景にある。「守りに気を使わせるより、気持ちよく攻撃させた方がいいと思った」と中田。ジウトンの背後を埋める動きに周囲は腐心し、彼の長所を引き出した。一方で「DF4人の意思統一が足りない」と岩政。まだまだ手探りの部分は多い。

 この「もろ刃の剣」を、どう使いこなすか。4連覇の鍵だ。当の本人は笑顔で「ゴール、うれしい」。たどたどしくても一生懸命に、日本語で繰り返していた。
(中川文如)

画像的には逆転のマルキーニョスが中心である。
しかしながら、記事はユダを下げて3バックとし、ジウトンを活かした頭脳的プレイと、ロングボールを止めショートパスで崩した戦術変更にスポットが当たっておる。
試合中に臨機応変に対応していく選手たちに鹿島の強さを見た者も多かろう。
朝日新聞にて「もろ刃の剣」と揶揄されたジウトンを効果的に使い、1G1Aの活躍をさせてしまう懐の深さも鹿島ならではである。
選手が起用に応え、勝ち点を伸ばしたことを幸福に思う。

ジュビロ戦コメント

2010年07月25日 | Weblog
J1リーグ 第14節 vsジュビロ磐田
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
我々は試合を通して主導権を握っていたが、守備に不安定さがあった。前半は、主導権を握りながらも、自分たちのミスから相手にチャンスを与えてしまった。我々にも得点のチャンスはあったが、前半は決めきれなかった。後半は、守備に安定さを取り戻し、ポジション率も良かったと思う。チャンスの場面でも決めきることができた。

2010年07月24日(土)

本日行われたJ1第14節磐田戦は、ジウトン選手などのゴールが決まり、3-2で勝利しました。

【J1:第14節 磐田 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.07.24)
7月24日(土) 2010 J1リーグ戦 第14節
磐田 2 - 3 鹿島 (18:03/ヤマハ/14,973人)
得点者:3' 那須大亮(磐田)、42' 成岡翔(磐田)、52' ジウトン(鹿島)、68' 中田浩二(鹿島)、86' マルキーニョス(鹿島)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:非常に守備がドタバタする展開になって、あまり鹿島らしくないと感じましたが、試合展開に関してはどのように振り返りますか?
「前半は確かにいくつかの場面では不安定さがあったかもしれない。前半も後半もほとんど自分たちが主導権を握りながら、判断のミスだったり、相手の圧力もあるが、自分たちのミスから相手に得点やチャンスを与えてしまった。それが、特に前半はあったと思う。ただ前半の中でも得点のチャンスは何度もあり、そこをしっかりと決めることができれば、また違う展開も生まれていたと思う。
また後半に関しては、守備の安定性を取り戻すことができたと思う。ゲームの主導権もしっかりと握ることができたし、ポゼッション率も非常に良かったと思う。前半で決めきれなかったチャンスを、後半は逆にしっかりと決めて得点に結びつけた。つまり、前半は自分たちの不用意さから失点して、後半はしっかりとチャンスをものにしたという展開だったと思う」

Q:その中でジウトン選手のプレーの評価は?
「急にメンバーに入って、当然慣れる時間というのは必要だと思う。ただ、その慣れる時間というのも、チームメートの助けもあってスムーズにいっている部分もあれば、まだ足りないところもあるし、それは当たり前のことだと思う。ただ、周りがそれを手助けしてあげようという意識があって、本人の努力もあって、うまく融合できつつあると思う。

前半は何度か自分のイメージとタイミングが合わずにいたが、後半はしっかりとヘディングの強さという武器を発揮した場面もあったし、2点目のアシストも自分のイメージと走り込む選手のイメージが一致していた。また終盤では、相手がパワープレーを仕掛けてきたところで、守備のヘディングという部分もうまく生かしていた。今日のパフォーマンスに関しては、自分は満足している部分が大きい。まだ周囲とのかみ合わせを調整しなければならないところはあるが、うまくやってくれていると思う」

Q:前半は少し不安定さがあったという話でしたが、イ・ジョンス選手が抜けた影響というのはあったでしょうか?
「当然どのチームもまずは守備の安定性を求めて取り組んでいるが、サッカーというのは相手があってのスポーツなので、そうした不安定さをもたらす圧力をかけてきた相手の努力というものを評価しなければいけない。たしかに運という部分もあったと思う。われわれにとっては不運な面もあった。ただサッカーというのは難しいところがあって、必ずしも主導権を握っているチームが勝つというわけではない。それがサッカーの不思議な部分でもあるし、バスケットの試合であればうちがかなりの得点差で勝っているような内容だった。ただ、それが観る側のおもしろさでもあるし、その流れをどう取り戻すのかというところで、生きたスポーツという要素がサッカーにはあると思う。だから、イ・ジョンスや内田が出ていった分はあるし、2人とも素晴らしく高い能力を持った選手だと思う。今は伊野波とジウトンが入っているが、伊野波は2年間ずっとレギュラーでやっていたし、ジウトンは急に入ってきたが、日本でのプレーは長い。ただ、いろんな噛み合わせということが重要になる。選手1人だけが何かをしてフィットできるかといえば、やはり周りの理解や手助けとか、選手本人もいろんな状況に対して理解を示すという部分も含めて、チームに合わせる作業というのを全員で取り組んでいる」

Q:これで4連勝ですが、昨年と一昨年は夏場に苦しんだことを踏まえて、こんな戦いをしていこうというプランはありますか?
「どういったところで失速したのかというのは、僕の記憶にはないので、どのあたりを指摘されているのかわからない。連敗をしたというのも、極端にパフォーマンスが低下したというのも、僕が思い出す範囲ではないので。ただ、経験したものというのは、選手個人も自分自身もあるので、最善の努力をしている。ただ、夏に弱いとか夏に失速したというインパクトの残るイメージというのは、僕の中にはない」


以上

【J1:第14節 磐田 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(10.07.24)
●小笠原満男選手(鹿島):
Q:入り方がうまくいかなかったという部分はあった?
「そんなことはないと思う。ただ、早い時間に失点してしまって、そこから少しロングボールが多くなってしまった。そのへんを後半は、みんな距離を近くしてつなごうと。相手もしっかりブロックを作っていたので、短くつないだほうが有効だと思った。だから、近くして回しながらというやり方にしようと話し合って、そこからうまくパスが回るようになった。前半は長いボールが多すぎた」

Q:初めは、ある程度ロングボールを狙っていこうという部分もあった?
「それが有効だったらいいんだけど、そんなに相手が押し上げて裏にスペースを作っていたわけではないし、しっかり4人4人のブロックを作っていたので。そこに長いボールを入れるよりは、ショートパスで相手のブロックを崩すじゃないけど、そういうほうが必要だと思った」

Q:思ったよりも磐田のブロックの位置が低かったような印象はありますか?
「結構引いてきたし、同点になっても引いてきて時間稼ぎしたりして、そういう相手に対して逆転できたことは収穫だと思う。これからも当然、点を取ってこういう戦い方をしてくるチームはあると思うけど、今日は何とかこじ開けることができた」

Q:後半の早い時間に1点返せたというのは大きかった?
「結果的にはね。ただ、逆転できたから良かったじゃなくて、2-0にされたのをしっかり見ないといけない。毎回毎回ひっくり返せるわけじゃないし。どうしてもサッカーでは先に点を取られることがあるけど、そういう中で慌てないで有効なプレーをするというのが、もう少し早いうちから出せれば良かったと思う」

●曽ケ端準選手(鹿島):
Q:1失点目は、バウンドのイレギュラーがあった?
「向こうが真芯でとらえてなくて、回転がすごくかかっていたというのはあったけど、止めにいったのが腕に当たって後ろにこぼしてしまった」

Q:ビデオで観ても、相当変な回転がかかっていたように見えましたが
「それにしても、正面だったのでどうにかしなければいけないボールだった」

Q:後半に向けてはどんな意識で?
「監督も含め、みんなひっくり返せるという気持ちで話していた。早く1点目が取れたので、気持ち的に多少楽になった部分があったし、(中田)浩二の2点目も終了間際という感じではなかったので。良い時間帯で2点入ったので、3点目は落ち着いて展開しながらセットプレーで決められたと思う」

●中田浩二選手(鹿島):
Q:ご自分のゴールシーンを振り返ると?
「(ジウトンと)目が合ったから狙っている感じがして、自分もドフリーだったのがわかっていたから、来ればという感じはあった。かなり速いボールだったし、ちょっとブレ気味だったので(笑)、狙うというより当てるのが精一杯。あとは感覚で、当てるというよりすらせたらけっこう良いコースに行ってくれた」

Q:ああいう形で2列目から入っていけばフリーになるという感触はあった?
「そうですね。そういうチャンスがあればと思っていた。試合の中でそんなに上がることはないけど、あの時は負けていたし、ちょうどポジションチェンジしたときだったので、中に絡めればと思って行っていたら、ドフリーだったので」

Q:リードされて、相手に引いて守られたところで、セットプレーの優位を生かそうというのは、かなり意識してましたか?
「そうですね。イ・ジョンスが抜けたけど、(岩政)大樹がいるし、大迫も意外と強いから。ジウトンが入れたのは意外だったけど(笑)。でも、(野沢)拓も満男も良いボールを入れていたから、チャンスはあるかなと思っていた。ジュビロも背の大きい選手はあまりいないから、セットプレーがひとつのカギになるかなとは試合前から思っていた」

Q:非常に勝負強いという印象がありますが、今の鹿島の強さはどんなところにあると思いますか?
「何人かケガや移籍で変わっているけど、全員が勝つために試合をやっていると思うし、つねに練習からそういうことを意識してやっているので、それが90分を通して発揮されていると思う」

Q:この勝点3は大きいですね。
「そうですね。いかにアウェイの試合で勝点3を取るかというのが大事になるし、こういった逆転勝ちというのは最近なかったと思うし、良い形で次につながる勝ち方ができたと思う」


[ J1:第14節 磐田 vs 鹿島 ]

前半に2点のリードを許した鹿島は後半に入り反撃開始。ジウトンのゴールで1点を返すと68分にはジウトンのクロスを中田浩二(写真)が頭で決めて同点に追いつく。

[ J1:第14節 磐田 vs 鹿島 ]

2点のビハインドを追いつき勢いに乗る鹿島は86分、CKからチャンスを作り最後はマルキーニョス(写真)が頭で決めてついに逆転に成功。このまま逃げ切った鹿島が首位の座をがっちりとキープした。

[ J1:第14節 磐田 vs 鹿島 ]

2点差をひっくり返し逆転勝利を収めた鹿島は首位の座をがっちりキープした。
写真は試合後に抱擁を交わすマルキーニョスと中田浩二。


失点を悔やむ曽ケ端である。
おかげで感動試合を演出することとなってしまった。
アウェイのジュビロ戦は何かがまっておる。
来年も楽しみである。

大迫と伊野波で勝利せよ

2010年07月24日 | Weblog
J1鹿島、きょう磐田戦 伊野波先発で首位固め
大迫の得点にも期待
 Jリーグ1部(J1)第14節第1日は24日、各地で6試合を行い、首位の鹿島はヤマハスタジアムで12位磐田と対戦する。キックオフは午後6時。興梠の欠場で大迫、李正秀の移籍で伊野波が先発しそうで、首位固めに2人のパフォーマンスに期待が懸かる。今季通算成績は8勝3分け2敗、勝ち点27。
 大迫は前節、結膜炎で欠場した興梠に変わり6試合ぶり先発出場。前線で攻撃の起点となり、守備でも献身的な動きで勝利に貢献した。ただ、後半29分にゴール前の決定的なシュートを外すなど、フル出場も無得点。「結果を残さないとFWじゃない」と、チャンスに懸ける思いは強い。
 磐田には昨季まで同僚だった朴柱昊が左DFのレギュラーを張り「(対戦は)楽しみ」。興梠不在の期間を好機ととらえ、「チームが勝つことが第一だけど、自分も点を取れば次につながる」と誓う。
 伊野波はセンターバックのレギュラーに戻りそう。3月20日大宮戦以来、11試合ぶり先発となるが、伊野波と李に対するオリベイラ監督の評価は最後まで変わることがなく「気持ちをうまく整理して試合に集中したい」と明かした。
 昨季まで不動だった岩政とのセンターバックコンビに不安はなく、久々の先発にも「入り方が大事だけど、問題はない」。相手はエースFW前田を中心に、前線の選手が積極的に裏へ飛び出してくる。持ち味のスピードで、的確なカバーをできるか。実力を示す、またとないチャンスとなる。



【写真説明】
先発出場が見込まれる大迫(手前)と伊野波(右奥)=クラブハウスグラウンド


注目の大迫とイノパンである。
大迫はゴールを強く望んでおろう。
FWたるもの当然である。
ここは、期待して良いのでは無かろうか。
大迫の総合力はアウェイの地でこそ輝くと思われる。
スターの実力を発揮して欲しい。
イノパンも監督の信頼を改めて勝ち得るチャンスに恵まれたと、発憤しておる。
強い気持ちでジュビロ攻撃陣を弾き返すのだ。
若き二人の活躍で、首位をキープしていきたい。

トニーニョ・セレーゾの息子、モデルデビュー

2010年07月24日 | Weblog
セレーゾ息子、女性モデルで今秋デビュー
2010.7.24 05:00
 元ブラジル代表MFで鹿島の監督を務めたトニーニョ・セレーゾ氏の息子、レオナルドさんが仏ファッションブランド・ジバンシィの女性モデルとして今秋から起用されると、23日付伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。「LEA」の名前でニューハーフ・モデルとして活動し、年末には性適合手術を受ける予定。本人は「父は有名な元サッカー選手」とだけ明かしている。


髭ことトニーニョ・セレーゾの「息子」が「女性」モデルとしてデビューするとのこと。
4人いる息子の一人・Leandro CerezoがLeo T.という名前で登場するらしい。
父親としては頭の痛い話であろう。
とはいえ、Leandroくんの人生はLeandroくんのものである。
例えマイノリティの道であっても、本人が選んだ道は自分の責任で歩くこととなろう。
肯定出来ることでは無いが、全否定は出来ぬ。
遠くの地から記憶に留めておきたい。

慎三、復帰遠のく

2010年07月24日 | Weblog
復帰遠のく…興梠、27日新潟戦も厳しい
 結膜炎で離脱している鹿島のFW興梠が、7月の残り3試合を欠場する可能性が出てきた。24日の磐田戦の前日練習でもチームと離れて室内で別メニュー調整。

 左目の腫れは徐々に治まってきてはいるが、チーム関係者は「復帰は早くても31日の神戸戦じゃないか」と話すなど、27日の新潟戦出場も厳しい状況だ。興梠も復帰時期について「まだ分からない」と厳しい表情。チームは3連勝中と好調だが、攻撃の核の離脱は大きな痛手となる。

[ 2010年07月24日 ]

慎三の復帰はしばし先になるとのこと。
これは痛い。
これだけ間が開くと、試合勘が不安となる。
逆に大迫には大いなるチャンスである。
この出場機会を活かし、レギュラーポジションを奪おうと考えておるに違いない。
ゴールを量産して我等を歓喜の渦に巻き込んで欲しい。
そしてよよである。
途中出場ながら出場機会が与えられるであろう。
よよの良さを存分に発揮し、活躍して欲しい。
期待しておる。

Happy Birthday 川俣

2010年07月23日 | Weblog
鹿島GK川俣の愛車で目玉焼きできるか!
 鹿島の若手GK川俣慎一郎が、21回目の誕生日にまさかのハプニングに見舞われた。23日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスでの練習終了後、生卵と小麦粉をぶつけられる恒例の「ブラジル流お祝い」を食らい、卵まみれに。シャワーを浴び、ようやく帰路につこうとしたところ、自家用車のボンネットに生卵の黄身が乗っけられていた。

 これは、いたずら好きの主将MF小笠原満男が「直射日光でボンネットがメチャクチャ熱くなっているから、目玉焼きができるかも」と「実験」をした後の残骸(ざんがい)。車好きの川俣は一瞬あぜんとした後、片付けに入ろうとすると黄身が破裂し、べたべたに。「くそ~、寮に帰って洗車しないと」と苦笑いしながら帰宅した。

 [2010年7月23日21時1分]

川俣の車にイタズラをする小笠原主将である。
子供が如き発想力と言えよう。
そして実践する行動力も伴っておる。
この力が試合にも活かされておるのである。
これが鹿島の頭脳。
満男の力で更に上を目指したい。
川俣は少々不運であった。
洗車して気分を新たにベンチ入りを目指して欲しい。
誕生日おめでとう。