鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

川崎戦へ気合い

2010年07月15日 | Weblog
鹿島、川崎F戦に向け気合入れる
 鹿島は15日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで川崎F戦(17日、カシマ)に向けた調整練習を行った。14日の湘南戦から中2日と厳しい日程を強いられるため、主力組はグラウンドには出ずに室内でクールダウンや補強など軽いメニューを消化。近年、常にリーグ優勝を争ってきた強豪との対戦となるだけに、「本当に1試合ずつ大事に戦っていきたい。次もしっかり勝つために頑張りたい」と気合を入れていた。
 [2010年7月15日19時19分]

次節は川崎フロンターレ戦である。
21世紀になり関塚監督が率いてからは、相性の良くない相手である。
ここは気合いを入れたいところ。
しかしながら、肩に力が入っては、通常の実力が発揮できぬ。
ここは、平常心で挑みたい。
どこが相手であろうと、自分たちのサッカーを貫くのだ。
一つ一つ勝利を積み重ね、最後に優勝を掴み取るのが理想である。
聖地に集い、勝利の喜びを分かち合いたい。

守備的三人衆

2010年07月15日 | Weblog
2010年07月15日(木)

湘南戦から一夜明け、今日のトレーニングは16時スタートとなりました。先発組みはランニングなどのリカバリーを、その他の選手はミニゲームなどを行いました。

リカバリーをする三人である。
昨日は守備的な三人の活躍もあり完封で勝利を飾った。
特に新井場は守備陣とは思えぬ上がりっぷりで、ゴールを決めてもおかしくなかった。
明後日はすぐに川崎戦である。
今度こそ新井場のゴールを期待したい。
楽しみである。

ベルマーレ戦レビュー

2010年07月15日 | Weblog
【J1:第11節 鹿島 vs 湘南】レポート:鹿島盤石の勝利。野沢のビューティフルゴールで湘南を粉砕する(10.07.15)
7月14日(水) 2010 J1リーグ戦 第11節
鹿島 1 - 0 湘南 (19:04/カシマ/9,472人)

3位の鹿島と最下位の湘南の対戦となったこの試合、湘南の反町康治監督は自陣深くに引いてゴールを守ることを選択した。最終ラインに5人を並べる守備的な布陣。再開直前の練習試合で右サイドバックの臼井幸平を失った末の窮余の策だった。

いくらチーム間に差があるとはいえ、極端に守備的な布陣を敷かれると崩しきるのは難しいもの。ただし、「ある程度予想通りだった」(野沢拓也)という鹿島のイレブンは、そうした相手にも慌てることなく、じっくりパスを回して攻撃の糸口を探す。
すると9分、思わぬところで突破口が開けた。自陣に引きこもる相手に対し、ゴール正面から小笠原満男が渾身のミドルシュートを放つ。しかし、低い弾道でパスとも見紛うシュートだったため、ゴール前にいたマルキーニョスがこれをトラップしてしまう。ただし、こぼれたボールにいち早く反応したのは湘南の選手ではなく、野沢拓也だった。
「シュートはあまり相手がディフェンスに来なかったのでコースを狙うだけだった」
見事にコントロールされたシュートは、ゴール右のサイドネットに突き刺さる。ゴールを守る都築龍太からは、湘南の選手がブラインドになるように意識された高度なシュートだった。

「スペースがない中でいかに崩すかが課題だった」
右サイドバックに入った新井場徹が話すように鹿島としては、引いた相手から得点を奪う難しさを、これまで嫌というほど体験してきた。それは、リーグを3連覇してきた鹿島が避けて通れない道とはいえ、どんなにチーム間に差があってもゴールを奪うのは簡単なことではない。それでも慌てずに、一瞬の隙を突いて得点を奪って見せたことは、これまでの成果と言えるだろう。

逆に、5バックを敷きながら前半9分で失点してしまった湘南にとっては苦しい試合展開となった。前半45分をなんとか1点差で終え、終盤のパワープレーに勝機を見出すしか策がなかった。試合展開は単調になってしまったものの、その思惑通り、鹿島に追加点を与えなかったことは大きな自信となったのだろう。反町監督は「非常にポジティブな敗戦だったと捉えてます」と胸を張った。
確かに、失点の危機は何度となくあった。前半37分にはファーサイドに走り込んだ遠藤康からフリーでヘディングシュートを放たれたものの、これを都築が間一髪でセーブ。後半6分にも速攻から右サイドを崩され、ゴール前に決定的なクロスを送り込まれたものの、走り込んだ遠藤のシュートを村松大輔が阻止。さらに後半26分には、小笠原のスルーパスを受けた興梠慎三が見事な反転からシュートを放つも、都築が絶妙の飛び出しでゴールを許さなかった。
しかし、攻撃面では見るべきものが少なかったのも事実。オズワルドオリヴェイラ監督がそうした姿勢を非難したのも無理はないだろう。
ただ、湘南はリーグ戦が中断していた時期に行われたヤマザキナビスコカップで3戦連続3失点し、守備の構築が急務であった。そうした事情を考えると、1失点で終えたことは今後に繋がる戦いだったのだろう。

AFCチャンピオンズリーグを逃し、国内タイトルに照準を切り替えた鹿島としては、盤石の試合運びだった。内田篤人の移籍、本山雅志の怪我など、さまざまな懸案事項がありながら、それを払拭する試合内容。まずは、好スタートを切ったと言えるだろう。


以上
2010.07.15 Reported by 田中滋


田中氏によるレポートである。
これだけ、ボールキープし攻め続けた挙げ句に最低限の結果となった試合についてコメントするのは難しかったと思える。
しかしながら、新井場のコメントを取ったのであれば、新井場が作り出したチャンスの数々を列挙して欲しかった。
特に昨日の試合は篤人の穴を新井場がどれだけ埋めたかが争点だったはず。
物足りなかったと思うのか、チャンスを生かせなかっただけで満足であったのかを述べるべきであろう。
また、最後に替わって出たイノパンについても同様である。
試合結果同様、物足りなさが残るレポートであった。

田代対中島、陸奥の対決

2010年07月15日 | Weblog
元鹿島FW対決!田代「無回転」決める…山形

練習中に金根煥(右)と競り合う山形・田代

 J1では初となるモンテディオ山形とベガルタ仙台の「みちのくダービー」が17日、NDスタで行われる。14日の練習後には、山形のFW田代友三(27)と仙台FW中島裕希(26)が、互いを意識したコメントを出した。元鹿島のイケメンFW2人が、勝敗のカギを握ることになりそうだ。

 田代が、モンテのエースになった姿を旧友に見せつける。山形は14日、仙台戦を想定して攻撃の連係を確認。小林監督は「彼のハードワークが全体の守備をコントロールする」と、ダービー3連勝のキーマンに指名した。最前線から相手を追いかけ回す姿は、移籍1年目にして組織守備を誇るチームの象徴になりつつある。

 ライバルのエース・中島はプロ1年目の05年、鹿島の紅白戦で2トップを組んだ間柄。練習試合で対戦した宮崎キャンプ以来の激突となる。

 「(中島が)どんな動きをするのか分かっている。でも、特別な意識はない」と平常心を強調。ただ、「僕と試合するときは点をとってほしくないけど、それ以外は期待して見ています」と、2歳下の元同僚は気になる存在のようだ。

 秘密兵器もある。J1再開となる次戦から、使用するミズノ社のスパイクを変更。南アフリカW杯で日本代表を躍進させた本田圭佑が履いたものと同じタイプのものだ。「無回転で(ゴールを)決めたいと思います」と挑発的なコメントでゴール宣言。勝利への先導役は中島には譲らない。

(2010年7月15日11時13分 スポーツ報知)

元鹿島FW対決!中島「ゴール数で勝つ」…仙台

元同僚の田代とのイケメンFW対決に闘志を燃やした中島


 J1では初となるモンテディオ山形とベガルタ仙台の「みちのくダービー」が17日、NDスタで行われる。14日の練習後には、山形のFW田代友三(27)と仙台FW中島裕希(26)が、互いを意識したコメントを出した。元鹿島のイケメンFW2人が、勝敗のカギを握ることになりそうだ。

 エースの出来が勝敗を分けることを中島は分かっている。「決める自信はある。勝つには点が必要ですからね」。口ぶりには自信が漂う。それを証明するかのように、この日のシュート練習では豪快なボレーで何度もネットを揺らした。言い訳はしない。田代より多くのゴールを奪って勝つだけだ。

 05年。大卒で鹿島に入団してきた田代に、高卒3年目の中島は目を奪われた。「ジャンプ力がすごかった。空中で止まってるんですよ。Jで一番、跳んでるんじゃないですか?」。その高い能力を間近で感じていた。それだけではない。「尻の大きさがヤバかった」。すべてにおいてすごかった。

 その実力を知っているからこそ、敵としての対戦が待ち遠しい。一緒にプレーしたのは1年だけだが、食事に連れて行ってもらうなど親交は深かった。「やっぱり楽しみですよね」と言う。しかも、舞台はJ1初の“みちのくダービー”。「サポーターだけでなく自分たちも盛り上がる。テンション、上がりっぱなしですね」と笑う。「調子はいいですよ」。準備は万端。最高の舞台で、最高の恩返しをする。

(2010年7月15日11時13分 スポーツ報知)

みちのくダービーを元鹿島FW対決と煽る報知である。
田代はレンタル移籍故、元とは少々違うがここでは不問としよう。
その田代はスパイクを替え、試合に挑むとのこと。
田代のジャンプ力が、より強化されることを期待する。
一方、中島は田代の尻の大きさを懐かしんでおる。
二人の対決は、サッカーしに残るものと言えよう。
お互いに得点できれば我等も嬉しい。
活躍を望んでおる。

篤人、練習試合出場

2010年07月15日 | Weblog
シャルケ・内田、猛練習の洗礼に苦笑い
2010.7.15 05:04
 シャルケDF内田が、13日夜の練習試合で実戦デビューした。同日午前に初練習を行ったばかりで、5部相当のアマチーム、シュバルツ・ロート・エッセン相手に前半の45分間、本職の右サイドバックで出場。「思ったより足が動かなかった」と苦笑いだ。マガト監督の厳しいメニューの洗礼を早くも浴びた形だが、「この練習を続けていけば、強くなれる」と前を向いた。(ゲルゼンキルヘン=円賀貴子通信員)

シャルケ内田に“マガト監督の洗礼”会見後即実戦
 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケへ移籍した日本代表DF内田篤人(22)が13日、入団会見直後に異例の実戦デビューを果たした。

 ドイツ5部のSWエッセン戦に右サイドバックで先発。前半の45分間のみの出場となったが、39分には左ポスト直撃のシュートを放つなど存在感を示した。

 12日夜にドイツへ到着すると、13日の午前10時からの練習に早速参加。正式契約を済ませた後に入団会見を行うと、午後7時開始の練習試合に45分間出場――と、1日3部練習を課すことでも知られるマガト監督の洗礼をいきなり受けた形だが、内田は「初めてなので手探りでやっていたが、練習でアピールして自分のクオリティーを見せていければ。こちらは体づくりのための練習が多いので、戦える体をつくりたい」と意欲的に話していた。

[ 2010年07月15日 ]

内田、電撃先発デビュー!入団会見直後の練習試合に出場
 【ゲルセンキルヘン(ドイツ)14日】ドイツ1部ブンデスリーガのシャルケ04に移籍した日本代表DF内田篤人(22)が、合流から2日目の練習に臨んだ。13日は入団会見後に行われたエッセン(同5部)との練習試合で右サイドバックで先発出場。45分間で決定機を作るなど、持ち前の攻撃力を見せた。合流初日の出場、しかも先発抜てきは極めて異例。試合はシャルケ04が5―2で勝利した。

 電光石火のデビュー戦だった。正式サイン、入団会見が終わってから、わずか約5時間後。青いユニホームをまとい、DF内田はエッセン市内のウーレンクル陸上競技場のピッチに立った。合流初日の対外試合戦でデビュー。さらにスタメン抜てき。異例ずくめの事態に「ピッチに出てからスタメンだと分かった」と驚きながらも、持ち前の攻撃参加を見せた。

 まずは前半21分。自陣からのカウンター攻撃で、左サイドを疾走した。50メートル5秒台の俊足を生かし、味方、相手を次々に追い越し、左サイドからクロス。FWエドゥーの胸に合わせ、シュートへつなげた。同39分には飛び出しから相手GKと1対1を作り、「ゴールを狙った」と右足シュート。左に外れたが、出場45分で持ち前の攻撃力を発揮した。

 マガト監督はアーヘン市内で行われたセレモニーに出席したため、試合の指揮は執らなかったが、入団会見で「今日の試合で起用する」と明言し、先発に抜てきした。主力右サイドバックDFラフィーニャが負傷していることもあるが、Rマドリードから新加入のDFメッツェルダー、ドイツ代表候補DFヘーベデスとDFラインを組み、主力組でデビューを果たした。

 保護具のすね当ては大きなものしかなく「太ももくらいのサイズしかなくて、ぐるぐる回っていた」という中でプレー。ドイツ入り翌日で時差ぼけが残る中で「動けなかった」と反省点もあるが、「初めはこんなものかな。これからみんなに見てもらえるように頑張っていく」と言い切った。14日は練習場周辺で、1時間の階段上りというきついメニューをこなした内田。「これをこなしていければ確実に強くなれる」。疲労の中にも充実感が漂っている。

[2010/7/15-06:04 スポーツ報知]

いきなり実戦投入される篤人である。
アピールする場を与えられることは重要である。
チャンスも作った様子であり、レギュラーに半歩近付いたのでは無かろうか。
楽しみな知らせである。

篤人、お別れ映像

2010年07月15日 | Weblog
シャルケ移籍の内田スクリーンであいさつ
<J1:鹿島1-0湘南>◇第11節◇14日◇カシマ

 ハーフタイムに、シャルケに移籍したDF内田篤人(22)のあいさつが大型スクリーンに流された。移籍決定後、サポーターに正式なあいさつができずに渡欧したため、出発間際に映像を収録。「本当は直接あいさつしたかったです。(中田)浩二さんや(小笠原)満男さんのように向こうで頑張ってきたい。4年半ありがとうございました」というメッセージが流されると、会場から拍手がわき起こった。

 [2010年7月15日8時6分 紙面から]


シャルケ入り内田、ビデオでファンにお礼
2010.7.15 05:01


鹿島-湘南のハーフタイム、内田はビデオで鹿島サポーターに移籍の報告(撮影・吉澤良太)

 J1第11節(14日、鹿島1-0湘南、カシマ)シャルケ入りしたDF内田が、湘南戦のハーフタイムにビデオメッセージでホームのファンにあいさつした。「いまドイツにいます。本当は直接お礼を伝えたいですが、皆さんの応援を胸にがんばります。(入団の06年から)4年半ありがとうございました」。W杯では出番がなく、雪辱の思いで活躍を誓う22歳に大きな拍手が送られた。

ハーフタイムの挨拶が報じられる篤人である。
結果的には直接挨拶に出来ずに旅立ったが、鹿島で育ち、鹿島を優勝に導いた篤人のことを悪く思うサポーターはおらぬであろう。
ひとまず、これでお別れではあるが、篤人のことは心の中に留めておきたい。
ドイツでの活躍を祈っておる。

ベルマーレ戦報道

2010年07月15日 | Weblog
鹿島、ウッチー抜けても白星再出発/J1


後半、湘南DF田村と競り合う岩政(撮影・中島郁夫)

<J1:鹿島1-0湘南>◇第11節◇14日◇カシマ

 4連覇を狙う鹿島が湘南を下し2位に浮上した。

 内田が抜けても鹿島は王者だった。リーグ戦再開初戦で超守備的布陣の湘南に1-0で勝利。不動の右サイドバック内田がシャルケに移籍した直後だが、その穴を感じさせない内容で首位に勝ち点1差の2位に浮上。主将のMF小笠原満男(31)は「内田の移籍は寂しいけど、マイナスをプラスに変えないと」と言い切った。

 勝負を決めたのは大舞台に強いMF野沢拓也(28)だった。前半9分。FWマルキーニョスのパスを受け1トラップ。次の瞬間、右足を振り抜き豪快な先制ミドルを突き刺した。「内田が代表でいない時もウチは勝ってきた。移籍したことは言い訳にできない」と強調した。

 本来、左サイドバックの新井場を内田のいた右サイドに、今季加入のDFジウトンを左に配置。3日のプレシーズンマッチのJ2千葉戦では連係に不安をのぞかせたが、この日は安定。W杯日本代表のDF岩政も「ウチのできは悪くなかった」と評した。

 この日、ACL組が未消化の第11節分を開催したことで、全クラブが12試合を消化。「定位置」の首位に肉薄した。小笠原は「内田が欠けた分、チャンスが出てくる選手がいる。それを生かせばいい」。リーグ4連覇へ、鹿島が着実な再スタートを切った。
【菅家大輔】
 [2010年7月15日8時59分 紙面から]



先制ゴールを決め、祝福される鹿島MF野沢(中央)(撮影・中島郁夫)

J再開!鹿島、内田へ惜別の劇勝で2位浮上
2010.7.15 05:04

 J1第11節(14日、鹿島1-0湘南、カシマ)日本が16強入りした南アW杯による約2カ月の中断から再開。史上初の4連覇がかかる鹿島はMF野沢拓也(28)の決勝点で湘南を1-0で下し、勝ち点24の2位に浮上。大宮と0-0で引き分けた川崎は同21の4位に上がった。W杯日本代表MF遠藤保仁(30)が欠場したG大阪は京都と1-1ドロー。C大阪は後半の5得点で広島に5-0で大勝した。17日には6試合が行われ、本格的に再スタートする。

 試合に飢えていた。5月16日の名古屋戦以来、2カ月ぶりのJ再開戦に臨んだ鹿島MF野沢が前半9分、右足を振り抜いた。相手の元日本代表GK都築も反応できない豪快なミドル弾だ。

 「今日が本当に待ち遠しかった。いつまでも休んでいられない。W杯を見ていれば、サッカー選手なら誰だって試合をしたいと思う」。中断前から4戦連発となった頼れる男の先制ゴールでペースを奪うと、最下位の湘南を寄せつけずにリードを守りきった。

 W杯決勝から3日。この夜のカシマスタジアムにはブブゼラの音も鳴り響き、南アの熱気の余韻は残っていた。だが、平日夜のホーム戦で入場者数は9472人。平均2万7000人強の集客を誇る常勝軍団の本拠地としては寂しい数字に、サポーターからブーイングも。「W杯ぐらいJリーグを盛り上げたい」と野沢は力を込めた。

 W杯代表選出も、出場機会がなかったDF岩政も、「悔しさというモチベーションを得られたのがW杯の唯一の収穫」。DF内田がシャルケに移籍。DFジウトンを加えた新4バックでの完封勝利に、「チーム全体でいい守備ができた。試合ができる幸せを感じながらプレーしていた」と手応えを口にした。

 次戦は17日の川崎戦。V3王者は首位・清水へ勝ち点1差に迫り、「より高いプレーを見せないと」と岩政。中2日で迎える強敵との激突で、ホームのファンをW杯並みに熱狂させる。
(丸山汎)


鹿島-湘南 後半、前線にパスを出す鹿島・野沢(左から2人目)


試合後、サポーターに挨拶する鹿島の野沢拓也(8番)(撮影・吉澤良太)


前半、鹿島のイ・ジョンス(李正秀)(鹿島)(左)(撮影・吉澤良太)


鹿島-湘南 前半、シュートを放つ鹿島・小笠原(左)=カシマ


前半、シュートコースを塞ぐ鹿島の岩政大樹(中央)=カシマサッカースタジアム (撮影・吉澤良太)


前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島の野沢(中央)(撮影・吉澤良太)


岩政、完封に貢献!もっとタイトルを…

<鹿島・湘南>後半、ヘディングシュートを放つ鹿島・岩政(右)
Photo By スポニチ


 【鹿島1―0湘南】W杯で出番がなかった鹿島の日本代表DF岩政が、約2カ月ぶりの公式戦となった湘南戦で1―0の完封勝利に貢献した。

 代表の主力組が帰国後も取材ラッシュで多忙な日々を過ごしている姿を見て「テレビで取り上げられてる姿を見てると悔しい」と奮起。シャルケへ移籍した内田抜きのDF陣を引っ張り、MF野沢の4戦連発となるゴールの1点を守り切った。

 「僕は3連覇に貢献して、ベストイレブンも3年連続で獲っているけど(代表での)評価を覆すためにはもっとタイトルを獲らないと」とさらなる活躍を誓っていた。

[ 2010年07月15日 ]

岩政が完封に貢献「試合ができて幸せ」…鹿島
 ◆J1第11節 鹿島1―0湘南(14日・カシマ) 南アW杯のため中断していたJ1は未消化だった第11節の4試合を行い、約2か月ぶりに再開した。3位の鹿島は南アW杯メンバーで出場機会のなかったDF岩政大樹(28)を中心にした堅守で1点を守りきり湘南に1―0で勝ち2位に浮上した。

 鹿島は前半9分のMF野沢のゴールを守り切り、1―0完封勝利。首位・清水と勝ち点差1の2位に浮上し、“定位置”は目前だ。W杯メンバーに選出されながらも出場機会がなかったDF岩政は「試合ができる幸せを感じ、楽しかったです」と大きく息を吐き出した。「大会中はいろんな意味で悔しかった。評価を覆すためにも、もっと、もっとタイトルを取らないといけない」と4連覇を誓った。

(2010年7月15日06時01分 スポーツ報知)


前半9分、野沢が先制ゴール決め喜ぶ 左から中田浩 右は小笠原とマルキーニョス

J1再開 鹿島2位浮上
2010/07/15(木) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のため、約2カ月中断していたJリーグ1部(J1)は14日、アジア・チャンピオンズリーグに出場した4チームが未消化だった試合を実施してリーグ戦が再開、鹿島はカシマスタジアムで湘南を1-0で下した。勝ち点を24に伸ばし、2位に浮上した。今季通算成績は7勝3分け2敗。
 鹿島は前半から圧倒的にボールを支配。同9分、ゴール正面から野沢が狙い澄ましたシュートを決めて先制した。後半も追加点こそ奪えなかったが終始、試合を優勢に進め、最後まで手堅くリードを保った。
 日本代表の内田が海外に移籍、布陣は変わっても、落ち着いた試合運びは同じだった。



【写真説明】
鹿島-湘南 前半9分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・野沢(左)=カシマスタジアム


重要なJリーグの再開であるが、少々扱いが小さいのでは無かろうか。

ベルマーレ戦コメント

2010年07月15日 | Weblog
J1リーグ 第11節 vs湘南ベルマーレ
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
目的は勝ち点3をとること。(未消化の試合で)しっかりと勝って上位に圧力をかける意味でも今日こうやって勝って勝ち点3をとって達成することができ満足している。内容としては、今日(の試合)は来てくれたサポーター、テレビで応援して見てる側にとってはつまらない試合だったのではないか。90分通して、相手は1点を取りにこれば勝ち点1を取れるのに、最後まで勝とうとする意欲が見られなかったし、ようやく最後のロスタイムに入ってパワープレーが多くなってきただけであった。相手の消極的な姿勢、勝つ意欲がまったく感じられず、サッカーを愛するものにとっては今日の試合は残念であった。

(Q:新井場とジウトンについて)
新井場、ジウトンという組み合わせは今回が初めてではない。選手にとっても戸惑うこともない。ジウトンも攻撃のチャンスを作っていたし、新井場も右利きだし、再三シュートを狙ってチャンスを作っていたので今日は非常に良かったと思う。

(Q :シャルケに移籍した内田について)
理想としては、いてほしかった部分はある。ただ、サッカー選手として1度しかない人生、人間としてプレーヤーとして成長するためのステップなので、将来の夢を持ち続けてプレーすることは大事。個人的には彼が(シャルケで)成功することを望んでいるし、ブンデスリーガという世界の舞台で活躍することを期待したいし、彼を応援していきたい。

2010年07月14日(水)

本日行われたJ1第11節湘南戦は野沢選手のゴールが決まり、1-0で勝利しました。

【J1:第11節 鹿島 vs 湘南】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.07.14)
7月14日(水) 2010 J1リーグ戦 第11節
鹿島 1 - 0 湘南 (19:04/カシマ/9,472人)
得点者:9' 野沢拓也(鹿島)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:再開にあたって大事な1戦目でしっかり勝点3が取れたことについてコメントをいただけますか。
「まず、目的というのが勝点3を取ることでした。未消化試合でしたので勝点3を取れればトップに圧力をかけられます。それは達成することができ、そういった点では満足しています。
試合の内容に関しては、最近ずっとホームの試合では、昨年や一昨年を含め、お客さんにとってはつまらない試合が多いのではないかと思います。特に相手が消極的な姿勢を見せて、攻撃を捨てて、攻めるときは2人、3人、多くて4人というチームがあります。見ている側としてはまったくつまらない内容、姿勢になっているのではないかと思います。今日の90分を通して、相手は最下位ですので勝点を1点でも取っていかなければいけない立場であって、そういった消極的な姿勢で、試合を勝とうあるいは勝とうとする意識が見ている側からは感じられなかったと思います。前半に1回くらいはチャンスがありましたが、そのセットプレー以外はまったくないわけであって、時には自陣に11人の選手が戻って守備をやっている。最後はパワープレーでなんとかチャンスがあればという形のやり方だったことを考えると、TVを見ている人やスタジアムに足を運んで感動的なサッカーの試合を見たいという人の立場からすれば、つまらない試合だったのではないかと思います。それは今日だけでなく、他の試合でも同じような姿勢が相手から見受けられ、残念な部分ではないかと思います。
ただ、讃えなければいけないのは都築選手の活躍というものがあります。我々が何度かチャンスをつくった中で彼がそれを阻止したということは讃えなければいけないし、駆け引きという部分ではGKやボールを戻すという行為の中で90分のうち10分くらいは稼いだのではないでしょうか。消極的な姿勢や勝つ意欲が感じられないということは、サッカーを愛する者としては非常に残念で仕方ありません」

Q:内田選手が移籍して新井場選手が右、ジウトン選手が左という両サイドバックでしたが、新しいチームになった手応えについてのコメントをお願いします。
「新井場選手とジウトン選手という組み合わせは、今回が初めてではありません。前節の名古屋戦でもそうですし、他の試合でもあったので、チームとしては戸惑う部分はないのではと思います。多少、ジウトン選手が攻撃に絡む回数が多かったと思いますし、新井場選手も右利きですので右サイドをやっても違和感なくできます。前半は新井場選手が行ったり、後半はジウトン選手が行ったり、お互いにバランスを考えながらやったところもよかったと思います。非常に良かったのではないかと思います。
また、内田選手に関してですが、非常に理想的な話だけをすれば、チームにいてもらいたかったというのが理想です。ただ、サッカーの世界は一度しかない人生ですし、やはり前に進まなくてはいけない。人間として選手としていろんなことを経験するということも、彼にとっては良いことだと思います。彼はプロとしてスタートしたときから、地道に取り組んできた成果としてブンデスリーガの舞台に立てるチャンスをもらったわけであって、僕自身は個人の応援団として彼の成功を祈りたいし、また彼がブンデスリーガで成功するのではないかと期待しています」

Q:W杯が終わってリーグが再開したわけですが、もし日本代表の試合をご覧になっていたら、試合を観戦した感想をお願いします。
「僕はしっかり見ていました。日本のサッカー界で仕事をしている者としては応援していたのでしっかり見ていました。大会に入る前に期待されていた結果、あるいは皆さんが予想していたものとは逆の結果になったわけで、僕はすごくうれしく思いました。カメルーン戦、デンマーク戦では非常に良いパフォーマンスを見せたのではないかと思います。オランダ戦は多少質の差があるので、苦戦することは予想されました。その中でもチャンスがあったと思うし、良かったのではないかと思います。また、最後のパラグアイ戦についても、勝てるチャンスは何度か試合の中でもあったし、自分たちでやるべきことを組織として結束・団結して実行した姿勢は評価するべきだと思います。今後の日本サッカーの発展にとっては、とても良いパフォーマンスだったのではないかと思います」


以上

【J1:第11節 鹿島 vs 湘南】試合終了後の各選手コメント(10.07.14)
●小笠原満男選手(鹿島):
「相手は極端な戦いをしてきた。もっとゴールを取りたかったですね。ああいう戦い方をしてくるチームからもうちょっとゴールを取って勝ちたかった」

Q:得点の場面は?
「渾身のシュートですよ(笑)。相手はあまり攻めてこなかったので、試合をした気がしないですね」

Q:内田選手が移籍しましたが?
「頑張ってほしい気持ちと寂しい気持ちがある。このことをマイナスにもプラスにも持っていけるけど、プラスに持っていきたい。ジウトンの他にも可能性がある選手がいるので、待つのではなく自分から掴みに行ってほしい」


●遠藤康選手(鹿島):
「(シュートは)惜しかったね…。(2回目のクロスは)実は触ったんだけど、足が短いから触っていないみたいに見られる。(1回目のヘディングも)コースを狙ったんだけど、キーパーが触ってしまって。もっと攻撃的にいけばよかったかな。あれだけ引かれると難しい。でも、タクさん(野沢)が早めに取ってくれて楽になった。ただ、次の試合が勝負。そこで勝てば楽になるんじゃないか。
久しぶりの試合だから張り詰めたものがあった。タクさんのシュートはすごかった。満男さんのパスもマルキ(マルキーニョス)のトラップもすごかった(笑)」

●興梠慎三選手(鹿島):
「疲れた。途中からやばかった。(結膜炎のせいで)普段からぼやけて見えるのに、ライトのせいで余計にぼやけていた。地面が揺れてるみたいだった」

●野沢拓也選手(鹿島):
「シュートはあまり相手がディフェンスに来なかったのでコースを狙うだけだった。あそこまで引くのはある程度予想通りだった。もっと点を取ってディフェンス陣を楽にしてあげたかった。
(Q:ジウトンが入ったことについては?)
今までやってきたメンバーだし、大きく変わらない。誰かが抜けていろいろ言われることもあるだろうけど、がんばりたい」
(Q:次は川崎Fとの試合ですが?)
相手どうこうじゃない。勝点3を取ることに集中したい」

●新井場徹選手(鹿島):
「ああいう状況になることは想定内だった。スペースがない中でいかに崩すかが課題だっただけに、ああいう形で点が入ってよかった。でも、追加点が取れなかったので、まだまだ課題が残る。勝てたことは勝てたけど、チームとしてまだまだやるべきことはある。ただ、再開初戦で勝点3を取れたのはよかったし、他のチームは苦戦しているみたいだから。
(Q:シュートの場面が多かったですが?)
正直、あれが入っていればもっと楽に勝ててた。そういう意味では、まあ、俺のせいか…って、これは誘導尋問か?(笑) まあ、今回が入らなかったからといって打たなくなるのではなく、これからも打ちまくっていきたい。精度が上がれば入るだろうし、2点差、3点差になるになるのと1点差では大きく違う。練習したいですね。
(Q:再開初戦で良いスタートを切れた?)
相手をなめず、勝点3を重ねていければいい。毎年夏場はつまずくし、ここからが大事。
(Q:今日は暑かったようですが?)
暑かったね。まだ試合に慣れていないというのもあったかもしれない」

●岩政大樹選手(鹿島):
「南アフリカでは4試合やらせてもらっていたので、ゲーム勘に関しては他の鹿島の選手よりよかったんじゃないですか。勝てたことが一番ですね。僕と(イ・)ジョンスが戻ってきて、サポーターの皆さんもいろいろな思いを持ってスタジアムにいらしたと思います。(失点が)ゼロで終わったことがよかったと思います。相手は僕のところを避けて蹴ってきたのでボールが来なかった。今日の仕事はいかに集中を切らさないかだった。最後の10分でようやく楽しくなってきた感じでした。ジウトンもよかったと思います。あれだけやってくれれば十分だと思います」


[ J1:第11節 鹿島 vs 湘南 ]

この日カシマスタジアムに登場した2010Jリーグ特命PR部女子マネの足立梨花さん。南アフリカワールドカップから帰国した岩政大樹選手に花束を渡す大役を務めた。

[ J1:第11節 鹿島 vs 湘南 ]

南アフリカワールドカップから戻ってきた岩政大樹(鹿島)。この日の試合では韓国代表としてワールドカップに出場したイ ジョンスと共に無失点に貢献した。

写真:試合前に2010Jリーグ特命PR部女子マネの足立梨花さんから花束を受け取る岩政。

[ J1:第11節 鹿島 vs 湘南 ]
2試合連続の得点を狙って湘南ゴールに襲いかかるマルキーニョス(鹿島)。湘南のディフェンス陣も体を張ってこれを防ぐ。

[ J1:第11節 鹿島 vs 湘南 ]

ホームの鹿島は9分、野沢拓也(中央)がミドルシュートを決め先制する。野沢はこのゴールで今季5点目。リーグ戦4試合連続のゴールとなった。
結局このゴールが決勝ゴールとなり鹿島が湘南を1-0で下し、順位を2位に浮上させた。


湘南の戦術を批判するオリヴェイラ監督である。
現地の我等も納得は行かなかった。
とはいえ、彼等としては得失点差を重要視したことも、考えてあげたい。
弱者には弱者の事情というものがあるのである。
ヤスのヘッドや、慎三の飛び出し、新井場のシュートなど、決めるだけの場面はいくらでもあった。
最低限の結果だけでももぎ取ったことを良しとしようではないか。