鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

飛び込む篤人

2010年07月11日 | Weblog
内田通訳限定3カ月独シャルケ移籍で決意
 ドイツ・ブンデスリーガの強豪シャルケに移籍する日本代表DF内田篤人(22)が、新天地で「チェンジ」する。10日、茨城県鹿嶋市内の鹿島クラブハウスを訪れ、軽いトレーニングを実施。渡欧後3カ月間は通訳をつけ、その後は通訳なしでコミュニケーションを図る意向を明かした。本来は慎重な性格だが、「自分で飛び込んでいかないと」と話した。今回のW杯では出番機会なし。自分を変えながら、世界基準の右サイドバックを目指す。

 4年半を過ごした鹿島のクラブハウスで行う、12日の渡欧前最後の練習。去り際にサポーターへのサインに応じた後、内田は力強く言い切った。「通訳? 最初の3カ月だけつけるけど、その後は自分で飛び込んでいかないと。ドイツ語は勉強してるし、そんなに難しくはないから」

 普段から「石橋をたたいて渡る」と言うほど、人付き合いも含めて慎重な性格だ。だが、異国の地の強豪クラブで「世界基準の選手になりたい」という目標を達成するには、チームメートの懐に積極的に飛び込む必要がある。そのためにも早めに通訳を外し、独力で会話することを選択した。

 海外挑戦を相談し、フランスとスイスでプレー経験がある鹿島の先輩MF中田の「どんどん自分から選手の輪に飛び込め。食事に行って、いじられるくらいになれ」という助言も決断を後押しした。現時点で14カ国から精鋭が集まる多国籍軍団シャルケの中で、積極外交に転じる。まさに自分を「チェンジ」だ。

 8月21日のハンブルガーSV戦でリーグは開幕する。通訳がつくのは開幕後2カ月までということになり、練習中からマガト監督のドイツ語の指示を理解する必要があるが「おれは楽な方に甘えちゃうから、厳しい環境に追い込まないといけないと思う」と強調した。

 当初はレギュラー確実とみられたW杯では全4戦出場なしという屈辱を味わった。「もうあんな思いはしたくない。この経験を生かせるかは自分次第だから」。落ち込んでいる暇はない。シャルケは昨季リーグ2位で今季の欧州CL出場権も持つ強豪だけに、定位置争いも当然厳しい。15日のオーストリア合宿ではいきなり試合の連続となるが「監督が代われば考え方も違うし、新鮮でいいと思う」。自己変革の先に大きな成長がある。
【菅家大輔】
 [2010年7月11日8時34分 紙面から]


「甘えるから…」内田 通訳は3カ月限定
 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケへ移籍するW杯日本代表DF内田篤人(22=鹿島)が、通訳を期間限定にして1年目のシーズンに臨む。

 初の海外移籍でチームに溶け込むには通訳の力が必要だが、通訳をつけるのは合流から最初の3カ月だけ。「甘えちゃうから自分を厳しい環境に追い込まないと駄目」と専属通訳をつけることを固辞し、移籍に備えて勉強してきたドイツ語の成果を披露する。この日は鹿島のクラブハウスで自主トレを行い「何事も勉強です」と意欲的に話した。

[ 2010年07月11日 ]

ドイツ語の通訳を三ヶ月限定とする篤人である。
言葉を早くマスターし、チームに馴染んで欲しい。
そして右サイドを駆け抜けるのだ。