鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

サイドバック談義

2010年07月26日 | Weblog
2010年07月26日(月)

明日の新潟戦に向けて室内ミーティングをした後、グラウンドでボール回しやセットプレーの確認などを行いました。

當間と談笑する新井場である。
若きSBに早く自分の壁を越えろと言っているように思える。
當間が更に成長することで、我等が戦力は大幅にアップする。
右サイドを駆け上がるのだ。
楽しみにしておる。

新潟戦プレビュー

2010年07月26日 | Weblog
【J1:第15節 鹿島 vs 新潟】プレビュー:好調同士の対戦。中二日の強行日程を制するのは鹿島か?新潟か?(10.07.26)
「厳しい試合になるやろな」
新井場徹がポツリとつぶやいた。リーグ戦再開後を3連勝で首位をひた走り、内田篤人に続き、李正秀がチームから去っても変わらぬ強さを見せている鹿島だが、今節は中二日で迎えなくてはならない。前節の磐田戦は2点のビハインドをひっくり返す逆転勝利をあげ、どんな相手だろうとねじ伏せることができそうな印象を残したが、鹿島の中には楽観視する雰囲気はない。
「この間はたまたまひっくり返せたけど、あんな試合をしてたらダメや」
勝って兜の緒を締めよ、という格言通りの様子が見られた試合前日だった。
 
対戦相手の新潟は、このところ8戦負けなしと好調を維持している。前節の仙台戦ではマルシオ リシャルデスがハットトリックの大活躍で逆転勝ちをおさめた。昨季の対戦は新潟の2戦2勝。あのときも、鹿島のコンディションが落ちたタイミングでの対戦だっただけに、今回も虎視眈々と勝点3を狙っているはずだ。鹿島にとっては嫌なタイミングで嫌な対戦相手を迎えることになる。

注目はやはりジウトンだろう。古巣の新潟の対戦を前にした21歳の左SBは「特に意識していない」と言う。「前回の試合では0-2と負けていたなか、自分のゴールとアシストで追いつくことができた。自信になるしモチベーションも高まります。このモチベーションを維持して新潟戦にむかいたい」そして、新潟をよく知るジウトンがキープレイヤーにあげたのは、やはりマルシオ リシャルデスだった。「彼は要注意人物です。スペースを与えると良い形をつくられてしまうし、彼をフリーにすればゴールを狙われてしまいます。ボールが入ったときにプレッシャーを与えボールを奪うこと、そしてスペースを与えないことが重要だと思います」

ただし、鹿島はいま、ジウトンの攻撃力を活かすために高い位置を取らせ、空いたスペースを中田浩二が見る形でそれぞれの特長を高めている。磐田戦ではその微妙な布陣の変更が最適なバランスをもたらしたが、今節もうまくいくかどうかは未知数だ。というのも、マルシオ リシャルデスの存在が難しくしているのだ。

「新潟はマルシオに尽きる。ボランチの裏に入るのがうまいから、うまく挟み込まないと」と警戒するのは伊野波雅彦。ジウトンを気遣う中田のポジションにマルシオ リシャルデスが入ってきたとき、いち早く自由を奪えるかどうかが勝敗の行方を握るかもしれない。とはいえ、新潟はマルシオ リシャルデスをキッカーとするセットプレーでの得点が多いため、簡単にはFKを与えたくないところだ。やはり難しい試合となることだろう。

新潟は、ボランチの本間勲が出場停止。代わりに三門雄大が出場することになるだろう。とはいえ、今季はこの2人に小林慶行を加えた3人でボランチのポジションを回してきたため、本間の欠場が大きな影響を与えることはないだろう。チョ ヨンチョルとミシェウのどちらがFWに入るかは試合が始まってみないとわからないが、仙台戦では2人の位置を入れ替えたことで攻撃がまわり始めた。黒崎久志監督がどういう判断をしてくるか注目したい。
 
例年であれば、この時期でも夜になれば涼しい鹿島だが今年は例外。暑さが残る厳しい環境での試合となるだろう。それだけに、ゲームマネジメントは難しくなるはずだ。前半でどちらかがリードを奪ったとしても、そのまま試合が終わるとは限らない。最後の笛が鳴るまで目の離せない試合となるだろう。


以上
2010.07.26 Reported by 田中滋


[ 鹿島:前日練習の様子 ]

夏休みということで鹿島の練習場にはたくさんの子供達が見学に訪れていました。しかし、聞こえてくるのは「本田」「長谷部」「遠藤(保仁)」「川島(永嗣)」という声ばかり。鹿島にも「遠藤(康)」と「川島(大地)」がいますので、今日を機会に、ぜひ鹿島の選手も覚えて下さいね。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

練習に気合いが入るジウトン選手。新潟の酒井高徳選手とはいまでも仲が良いらしく、よく電話で近況を話しているそうですが、「ピッチに入ったら友情は置いておいて対戦チームの相手として戦いたいと思います」と意気込んでいました。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

新潟戦を前に、守備の連携を確認した選手たち。左右からのクロスを跳ね返す練習を何度も繰り返していました。


新潟戦のキーマンは毎度の如くジウトンと言えよう。
前節、1G1Aし、本人のモチベーションも最高潮である。
昨季所属した新潟相手に活躍して欲しい。
ジウトンを手放した新潟にジウトンの起用方法を教えてやるのだ。
期待に胸をふくらませ、聖地へ向かいたい。

エルゴラ、オリヴェイラ監督コメント

2010年07月26日 | Weblog
(試合が終わった後に叫んでいたが?)
喜びを表現しました。僕はいつも不思議に思うのですが、鹿島が勝つと記者の数が少ない。
90分支配しても、結局鹿島はミスだらけ、守備に不安定があり、夏は弱い、連敗があるという悪い指摘ばかり。
なぜ、鹿島が褒められることはないのか。勝った試合の中で、なぜ悪い部分の話しかしないのか。
中断前に鹿島がアウェイで名古屋に4-1で勝っても、毎回悪い部分しか聞かれない。
逆に僕はみなさんに質問したい。鹿島は勝ってはいけないのですか。
なおかつ指摘してほしい部分があります。それは、試合が2-2の状況の中で、磐田の選手はゆっくり交代をして時間を稼いでいました。サッカーを愛する者として、消極的な姿勢を見せる者に対しては何も批判をしないのですか」


エルゴラッソに掲載されたオリヴェイラ監督のコメントである。
至極もっともと言えよう。
無駄に叩くことで、記事を面白おかしくしようというメディアの悪意には辟易しておる。
勝利は様々な要素の積み重ねであり、努力の賜物である。
賞賛こそされ、非難されることはないはず。
我等もオリヴェイラ監督同様に憤りを隠せぬ。
ここで日本のメディアの成長を期待したい。
サッカー界全体に関わることである。
全員が真剣に考えて欲しいと願う。

ジュビロ戦報道

2010年07月26日 | Weblog
鹿島0-2から逆転、清水に3差/J1

3点目を決めた鹿島FWマルキーニョス

<J1:鹿島3-2磐田>◇第14節◇24日◇ヤマハ

 鹿島は2点差をはね返して磐田に3-2で逆転勝ちして首位を堅持した。

 高温多湿の気候と最悪の立ち上がり…。苦境下で0-2からの逆転勝利を挙げた王者鹿島のイレブンはホッとした表情を浮かべた。同点弾を決めたMF中田浩二(31)は「逆転したのは鹿島の90分間あきらめずに勝ち点3を奪うメンタリティーがあったから」と言い切った。

 前半3分にGK曽ケ端のミスから先制点を許し、同終了間際には追加点を奪われた。「ウチのミスで失点して、最悪の立ち上がりだった」と中田が振り返れば、主将のMF小笠原も「自分たちできつくしてしまった」と話したほど、前半は全体的にミスを連発してしまった。

 DF内田に加え、韓国代表DFイ・ジョンスも移籍で放出。主力2人が抜け、わずかな狂いが生じていた。そんな敗色濃厚の雰囲気が漂う中、鹿島を持ち直したのは小笠原が「試合中に話しながら修正できるのがウチの強みだと思う」と話す「会話力」だった。

 普段以上に試合中から小笠原、中田、岩政、伊野波らが集まり修正点を話し合った。後方からのロングボールが多かった攻撃を、ショートパスを交えた形に修正した。後半途中からは岩政、伊野波に加えMF中田をDFラインに下げ、4バックから3バックに近い布陣に変更。内田放出で先発に回ったものの、ミスが多い左サイドバックのジウトンを得意の攻撃に専念させ、攻守の安定を図った。

 イ・ジョンスに代わって4カ月ぶりのリーグ戦先発となった伊野波は「話し合いながらピッチの中で修正できた」とキッパリ。3連覇中の大人の集団らしい対応が、04年9月11日のC大阪戦以来5年10カ月ぶりとなる2点ビハインドからの逆転勝ちを生んだ。

 2位清水との勝ち点は3差に広がり、リーグ戦4連勝。だが、小笠原は「2点差つけられたことを顧みないとダメ。いつも逆転できるわけじゃない」と反省を忘れなかった。鹿島が着々と4連覇への下地を築き上げる。
【菅家大輔】
 [2010年7月25日8時24分 紙面から]


鹿島・後半3発、マルキー弾で逆転!!
2010.7.25 05:01

 J1第14節第1日(24日、磐田2-3鹿島、ヤマハ)0-2での折り返しにも、鹿島は冷静だった。「1点取れば、相手はもたつくと思った」というMF中田の読み通り、あっさりと逆転勝ちで4連勝。首位をガッチリとキープした。
 後半7分、MF野沢のFKに頭で合わせたDFジウトンが移籍後初ゴール。同23分には中田が、ジウトンの難しいクロスを頭で合わせる。同41分、DF伊野波がつないだボールをFWマルキーニョスが押し込み、勝負を決めた。
 「リードは許したが、全体的には主導権を握っていた」とオリベイラ監督。韓国代表DF李正秀、日本代表DF内田が移籍して戦力低下が心配されたが、かつてのライバル磐田を一蹴だ。中田は「常に首位でいられるように頑張る」と前を見つめた。前人未到のリーグ4連覇へ、鹿島がまた一歩前進した。
(望月文夫)


磐田に勝利して喜ぶ鹿島イレブン=ヤマハ


後半、同点のゴールを決めて喜ぶ鹿島・中田(6)とフェリペガブリエル=磐田


後半41分、ヘディングで決勝ゴールを決める鹿島・マルキーニョス(18)=ヤマハ


後半、ヘディングでゴールを決める鹿島・ジウトン(5)=磐田


中田が口火弾!鹿島0―2から逆転堅首

<磐田・鹿島>後半23分、同点ゴールを決め、チームメートの祝福を受ける鹿島・中田(右)
Photo By スポニチ

 【鹿島3―2磐田】4連覇を狙う鹿島が2点差をはねのけて磐田に3―2で逆転勝利し、首位をキープ。04年9月11日のC大阪戦(4―3)以来、約6年ぶりの2点差逆転勝利で連勝を4に伸ばした。

 いぶし銀の活躍を見せたのがMF中田だ。1―2の後半23分にジウトンの左クロスを頭で今季リーグ戦初得点。守備では左サイドバックのジウトンを狙う相手の攻撃をMF小笠原とともにつぶすなど、安定感を発揮し「次につながるいい形で勝てた」と納得の表情を浮かべた。

 前半はロングボール主体の攻撃だったが、引き気味の相手の守り方を見て、「裏にボールを蹴りすぎてた」(中田)と選手同士がピッチ上で話し合って短くパスをつなぐ戦術に変更。前半から飛ばしてきた相手に対し、後半勝負と読んで一気に畳み掛けた。試合巧者の王者が後続を一気に突き放しにかかっている。

[ 2010年07月25日 ]

後半ヘッドで3発!逆転4連勝で首位キープ…鹿島

後半41分、決勝点を決めて喜ぶ鹿島・マルキーニョス(右は伊野波)

 ◆J1第14節 磐田2―3鹿島(24日・ヤマハスタジアム) 首位・鹿島は磐田に2点をリードされたが後半3得点で3―2と逆転勝ちし2位・清水との勝ち点差を3に広げた。

 鹿島が逆転勝利を飾り、4連勝で首位をキープした。2点差からの逆転劇は1―3から4―3とした04年9月11日のC大阪戦以来、約6年ぶり。前半3分に先制点を献上するなど前半だけで2失点したが、後半にヘディングゴール3連発で試合をひっくり返した。

 「苦しい試合にしてしまった。うまくいかない時間帯があっても、話して何とかできるのは自分らの強み」とMF小笠原。後半から3バック気味とし、サイドバックを上げた。さらに「守備ブロックをつぶすため」(小笠原)ロングボールを減らし、ショートパスを多用。試合を一変させた。

 DFイ・ジョンスがアル・サード(カタール)へ移籍し、エースFW興梠は結膜炎で欠場と厳しい台所事情の中で、DF伊野波が決勝点をアシストすれば、FW大迫も起点となる働き。「逆転は自信になる」とDF岩政。鹿島が4連覇へ突き進む。

(2010年7月25日06時02分 スポーツ報知)

鹿島・ジウトン、危うい破壊力 攻撃好きだが守備苦手
2010年7月25日11時37分
(24日、鹿島3―2磐田)

 2点差を跳ね返す逆転劇と言えば聞こえはいい。ただ、大人の試合運びを旨とする鹿島らしくない90分間。良くも悪くもジウトンという存在が作用していた。

 今季加入した21歳のブラジル人。内田のドイツ移籍で空いた右サイドバックに左から新井場が移ると、左サイドバックの定位置が転がり込んできた。攻撃好きで守備は苦手。その両面が出た夜だ。

 前半3分の失点。起点となるFKのきっかけを与えた。磐田の駒野と1対1に。簡単に振り切られた。「あそこは狙い目だから」と駒野。ジウトンの守備は泣きどころだと相手に見透かされている。逆襲で喫した42分の2点目は、帰陣の遅さが災いした。

 後半は一転。逃げ切りを図る磐田を押し込み、前へ前へ。7分の今季初得点は、184センチの長身を生かしたヘディング。23分には速いクロスをDFの裏へ送り、中田の同点ゴールをアシストした。

 ハーフタイムに施した修正が背景にある。「守りに気を使わせるより、気持ちよく攻撃させた方がいいと思った」と中田。ジウトンの背後を埋める動きに周囲は腐心し、彼の長所を引き出した。一方で「DF4人の意思統一が足りない」と岩政。まだまだ手探りの部分は多い。

 この「もろ刃の剣」を、どう使いこなすか。4連覇の鍵だ。当の本人は笑顔で「ゴール、うれしい」。たどたどしくても一生懸命に、日本語で繰り返していた。
(中川文如)

画像的には逆転のマルキーニョスが中心である。
しかしながら、記事はユダを下げて3バックとし、ジウトンを活かした頭脳的プレイと、ロングボールを止めショートパスで崩した戦術変更にスポットが当たっておる。
試合中に臨機応変に対応していく選手たちに鹿島の強さを見た者も多かろう。
朝日新聞にて「もろ刃の剣」と揶揄されたジウトンを効果的に使い、1G1Aの活躍をさせてしまう懐の深さも鹿島ならではである。
選手が起用に応え、勝ち点を伸ばしたことを幸福に思う。