鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ジュビロ戦コメント

2010年07月25日 | Weblog
J1リーグ 第14節 vsジュビロ磐田
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
我々は試合を通して主導権を握っていたが、守備に不安定さがあった。前半は、主導権を握りながらも、自分たちのミスから相手にチャンスを与えてしまった。我々にも得点のチャンスはあったが、前半は決めきれなかった。後半は、守備に安定さを取り戻し、ポジション率も良かったと思う。チャンスの場面でも決めきることができた。

2010年07月24日(土)

本日行われたJ1第14節磐田戦は、ジウトン選手などのゴールが決まり、3-2で勝利しました。

【J1:第14節 磐田 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.07.24)
7月24日(土) 2010 J1リーグ戦 第14節
磐田 2 - 3 鹿島 (18:03/ヤマハ/14,973人)
得点者:3' 那須大亮(磐田)、42' 成岡翔(磐田)、52' ジウトン(鹿島)、68' 中田浩二(鹿島)、86' マルキーニョス(鹿島)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:非常に守備がドタバタする展開になって、あまり鹿島らしくないと感じましたが、試合展開に関してはどのように振り返りますか?
「前半は確かにいくつかの場面では不安定さがあったかもしれない。前半も後半もほとんど自分たちが主導権を握りながら、判断のミスだったり、相手の圧力もあるが、自分たちのミスから相手に得点やチャンスを与えてしまった。それが、特に前半はあったと思う。ただ前半の中でも得点のチャンスは何度もあり、そこをしっかりと決めることができれば、また違う展開も生まれていたと思う。
また後半に関しては、守備の安定性を取り戻すことができたと思う。ゲームの主導権もしっかりと握ることができたし、ポゼッション率も非常に良かったと思う。前半で決めきれなかったチャンスを、後半は逆にしっかりと決めて得点に結びつけた。つまり、前半は自分たちの不用意さから失点して、後半はしっかりとチャンスをものにしたという展開だったと思う」

Q:その中でジウトン選手のプレーの評価は?
「急にメンバーに入って、当然慣れる時間というのは必要だと思う。ただ、その慣れる時間というのも、チームメートの助けもあってスムーズにいっている部分もあれば、まだ足りないところもあるし、それは当たり前のことだと思う。ただ、周りがそれを手助けしてあげようという意識があって、本人の努力もあって、うまく融合できつつあると思う。

前半は何度か自分のイメージとタイミングが合わずにいたが、後半はしっかりとヘディングの強さという武器を発揮した場面もあったし、2点目のアシストも自分のイメージと走り込む選手のイメージが一致していた。また終盤では、相手がパワープレーを仕掛けてきたところで、守備のヘディングという部分もうまく生かしていた。今日のパフォーマンスに関しては、自分は満足している部分が大きい。まだ周囲とのかみ合わせを調整しなければならないところはあるが、うまくやってくれていると思う」

Q:前半は少し不安定さがあったという話でしたが、イ・ジョンス選手が抜けた影響というのはあったでしょうか?
「当然どのチームもまずは守備の安定性を求めて取り組んでいるが、サッカーというのは相手があってのスポーツなので、そうした不安定さをもたらす圧力をかけてきた相手の努力というものを評価しなければいけない。たしかに運という部分もあったと思う。われわれにとっては不運な面もあった。ただサッカーというのは難しいところがあって、必ずしも主導権を握っているチームが勝つというわけではない。それがサッカーの不思議な部分でもあるし、バスケットの試合であればうちがかなりの得点差で勝っているような内容だった。ただ、それが観る側のおもしろさでもあるし、その流れをどう取り戻すのかというところで、生きたスポーツという要素がサッカーにはあると思う。だから、イ・ジョンスや内田が出ていった分はあるし、2人とも素晴らしく高い能力を持った選手だと思う。今は伊野波とジウトンが入っているが、伊野波は2年間ずっとレギュラーでやっていたし、ジウトンは急に入ってきたが、日本でのプレーは長い。ただ、いろんな噛み合わせということが重要になる。選手1人だけが何かをしてフィットできるかといえば、やはり周りの理解や手助けとか、選手本人もいろんな状況に対して理解を示すという部分も含めて、チームに合わせる作業というのを全員で取り組んでいる」

Q:これで4連勝ですが、昨年と一昨年は夏場に苦しんだことを踏まえて、こんな戦いをしていこうというプランはありますか?
「どういったところで失速したのかというのは、僕の記憶にはないので、どのあたりを指摘されているのかわからない。連敗をしたというのも、極端にパフォーマンスが低下したというのも、僕が思い出す範囲ではないので。ただ、経験したものというのは、選手個人も自分自身もあるので、最善の努力をしている。ただ、夏に弱いとか夏に失速したというインパクトの残るイメージというのは、僕の中にはない」


以上

【J1:第14節 磐田 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(10.07.24)
●小笠原満男選手(鹿島):
Q:入り方がうまくいかなかったという部分はあった?
「そんなことはないと思う。ただ、早い時間に失点してしまって、そこから少しロングボールが多くなってしまった。そのへんを後半は、みんな距離を近くしてつなごうと。相手もしっかりブロックを作っていたので、短くつないだほうが有効だと思った。だから、近くして回しながらというやり方にしようと話し合って、そこからうまくパスが回るようになった。前半は長いボールが多すぎた」

Q:初めは、ある程度ロングボールを狙っていこうという部分もあった?
「それが有効だったらいいんだけど、そんなに相手が押し上げて裏にスペースを作っていたわけではないし、しっかり4人4人のブロックを作っていたので。そこに長いボールを入れるよりは、ショートパスで相手のブロックを崩すじゃないけど、そういうほうが必要だと思った」

Q:思ったよりも磐田のブロックの位置が低かったような印象はありますか?
「結構引いてきたし、同点になっても引いてきて時間稼ぎしたりして、そういう相手に対して逆転できたことは収穫だと思う。これからも当然、点を取ってこういう戦い方をしてくるチームはあると思うけど、今日は何とかこじ開けることができた」

Q:後半の早い時間に1点返せたというのは大きかった?
「結果的にはね。ただ、逆転できたから良かったじゃなくて、2-0にされたのをしっかり見ないといけない。毎回毎回ひっくり返せるわけじゃないし。どうしてもサッカーでは先に点を取られることがあるけど、そういう中で慌てないで有効なプレーをするというのが、もう少し早いうちから出せれば良かったと思う」

●曽ケ端準選手(鹿島):
Q:1失点目は、バウンドのイレギュラーがあった?
「向こうが真芯でとらえてなくて、回転がすごくかかっていたというのはあったけど、止めにいったのが腕に当たって後ろにこぼしてしまった」

Q:ビデオで観ても、相当変な回転がかかっていたように見えましたが
「それにしても、正面だったのでどうにかしなければいけないボールだった」

Q:後半に向けてはどんな意識で?
「監督も含め、みんなひっくり返せるという気持ちで話していた。早く1点目が取れたので、気持ち的に多少楽になった部分があったし、(中田)浩二の2点目も終了間際という感じではなかったので。良い時間帯で2点入ったので、3点目は落ち着いて展開しながらセットプレーで決められたと思う」

●中田浩二選手(鹿島):
Q:ご自分のゴールシーンを振り返ると?
「(ジウトンと)目が合ったから狙っている感じがして、自分もドフリーだったのがわかっていたから、来ればという感じはあった。かなり速いボールだったし、ちょっとブレ気味だったので(笑)、狙うというより当てるのが精一杯。あとは感覚で、当てるというよりすらせたらけっこう良いコースに行ってくれた」

Q:ああいう形で2列目から入っていけばフリーになるという感触はあった?
「そうですね。そういうチャンスがあればと思っていた。試合の中でそんなに上がることはないけど、あの時は負けていたし、ちょうどポジションチェンジしたときだったので、中に絡めればと思って行っていたら、ドフリーだったので」

Q:リードされて、相手に引いて守られたところで、セットプレーの優位を生かそうというのは、かなり意識してましたか?
「そうですね。イ・ジョンスが抜けたけど、(岩政)大樹がいるし、大迫も意外と強いから。ジウトンが入れたのは意外だったけど(笑)。でも、(野沢)拓も満男も良いボールを入れていたから、チャンスはあるかなと思っていた。ジュビロも背の大きい選手はあまりいないから、セットプレーがひとつのカギになるかなとは試合前から思っていた」

Q:非常に勝負強いという印象がありますが、今の鹿島の強さはどんなところにあると思いますか?
「何人かケガや移籍で変わっているけど、全員が勝つために試合をやっていると思うし、つねに練習からそういうことを意識してやっているので、それが90分を通して発揮されていると思う」

Q:この勝点3は大きいですね。
「そうですね。いかにアウェイの試合で勝点3を取るかというのが大事になるし、こういった逆転勝ちというのは最近なかったと思うし、良い形で次につながる勝ち方ができたと思う」


[ J1:第14節 磐田 vs 鹿島 ]

前半に2点のリードを許した鹿島は後半に入り反撃開始。ジウトンのゴールで1点を返すと68分にはジウトンのクロスを中田浩二(写真)が頭で決めて同点に追いつく。

[ J1:第14節 磐田 vs 鹿島 ]

2点のビハインドを追いつき勢いに乗る鹿島は86分、CKからチャンスを作り最後はマルキーニョス(写真)が頭で決めてついに逆転に成功。このまま逃げ切った鹿島が首位の座をがっちりとキープした。

[ J1:第14節 磐田 vs 鹿島 ]

2点差をひっくり返し逆転勝利を収めた鹿島は首位の座をがっちりキープした。
写真は試合後に抱擁を交わすマルキーニョスと中田浩二。


失点を悔やむ曽ケ端である。
おかげで感動試合を演出することとなってしまった。
アウェイのジュビロ戦は何かがまっておる。
来年も楽しみである。

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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-07-25 19:52:10
この茹だるような夏場を乗り切ろう!
中田は昨年と比べると、すっかり調子が戻って頼もしい限りです!
試合後に、嬉しそうに岩政に駆け寄った大迫くんの笑顔が可愛かったです!
みんな仲が良くって微笑ましい☆
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Unknown (GoGo)
2010-07-25 22:52:49
監督は否定していますが、夏場に勝ち点が伸びないのは事実。

今年は連休をつくったりして、コンディション調整しているようです。

FWは竜太、大迫がいい動きをしているし、中盤はもっとも選手層が充実しています。

大岩が痛んでいるCBと、控え選手の経験が少ないSBには不安が残ります。
総力戦になれば、守備的ポジションのオールラウンダーの青木が夏場を乗り切るキーマンになりそうです。
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大迫ファン (大宮の鹿)
2010-07-26 00:16:02
大迫のプレーがすばらしかったと思う!惜しいシュートもあった。しかし試合前の彼のコメントでもある通りFWの役割は点数を決めることだからあと少しというところだと思う。マルキもなんだかんだ言っても得点を決めている。大迫もさらに頑張ってほしい!
守備面。前半は微妙な感じがした。最終ラインから中盤へボールがつながらず、野沢やフェリペがいい感じでボールをもらって前を向けるという場面が少なかった。最終ラインでボール回ししていて、相手からプレッシャー受けて、前線へ大きく蹴り出さざるを得ず、再び相手にボールが渡ってしまうという悪循環となってしまっていた。2-0で折り返してしまい大丈夫かなぁ?と不安であった。しかし後半になりディフェンスは安定し、さらに本山が入りさらにボールが流動的に動くようになりいつもの感じに戻った気がした。前半はむしろ磐田のプレスが良かったというべきか。
ジウトン。守備面は う~ん どうなのかな?という感じ。スローインは改善すべき。1得点、1アシストというのは、点数を入れられても取り返すという新しいスタイルか?
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