鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

因縁のスタジアムで勝利せよ

2008年09月24日 | Weblog
ACL24日 準々決勝第2戦
2008/09/24(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦は24日、各地で4試合が行われる。初戦のホーム戦を1-1で引き分けた鹿島は、豪州・アデレードのハインドマーシュ・スタジアムでアデレード・ユナイテッドと対戦する。キックオフは午後7時30分(日本時間午後7時)。勝利か2得点以上での引き分けが準決勝進出の条件になり、厳しい状況にあるが、逆境をはね返す底力に期待したい。

 公式記者会見でオズワルド・オリベイラ監督は「アデレードにアドバンテージがあるし、プレッシャーになっているのは事実。しかし、それに対処するやり方は分かっている」と語った。小笠原の離脱に関しても、「常に自分たちのプレースタイルでやる。小笠原抜きのゲームも経験、いいゲームをしている」と仕上がりに自信を見せた。中田は「オガサ(小笠原)がケガをしたことは残念だが、みんなが『オガサのために』と団結している。勝って次に進む意欲は十二分にある」と意気込んだ。
 チームはこの日、試合会場のハインドマーシュ・スタジアムで公式練習。同スタジアムはシドニー五輪で日本が米国にPK戦で敗れ、日本サッカー界にとっては因縁の場所。選手らは芝の感触を確かめるように約1時間、体を動かした。曽ケ端は「ゴール前の芝がボコボコしている以外はいい」、オリベイラ監督も「祝福したいくらい素晴らしい」と話し、グラウンドコンディションは良好。素早くつなぐサッカーが見られそうだ。
 第1戦はアデレードの体格を生かした当たり、高さに苦戦したが、青木は「パワーはあるけど、球際で負けないようにしたい」、増田は「相手より厳しくいく。戦術より勝ちたいという気持ちだと思う」とそれぞれ表情を引き締めた。けがで離脱していた本山も復帰予定で「コンディションは良くなっている。あとはやるだけ」と気合を入れた。


【写真説明】
アデレードのヴィドマー監督と握手する鹿島・オリヴェイラ監督(右から2人目)。右端は中田、左端はドッド=ハインドマーシュスタジアム


シドニー五輪の米国戦から早八年の歳月が流れた。
あの試合を思い起こすと、ユダは予選リーグブラジル戦での負傷でピッチに立てず、本山は切り札として投入が望まれたが楢崎の負傷が怪しく送り出されることはなく試合を終えた。
その米国戦では、FWの柳沢敦がDFと競り合うたびにDFが倒れ、それをFWのファールにされリズムを崩した。
今回は屈強な豪州人である。
そんなことは無かろう。
その因縁の地にユダも本山も立つ。
二人の活躍無くしては、処理はあり得ぬ。
二人だけでなく、曽ヶ端準も青木剛も増田誓志もである。
コンディションは良好、グラウンドも良好、残るは気持ちで負けないことだけである。
この試合だけでなく、今後も続いて行く今季を占う大一番である。

スローガン「アデレードに勝ってジーコと対戦する」

2008年09月24日 | Weblog
ジーコと戦いたい!4強へ燃える鹿島
 ACLベスト4が懸かる大一番を翌日に控え、鹿島の士気がさらに高まった。選手、監督、そしてアドバイザーとして鹿島の礎を築いたジーコ氏がクルフチ(ウズベキスタン)の監督に就任。勝てば準決勝で対戦する可能性があるだけに、鈴木満強化部長は「ジーコと対戦することをモチベーションにして戦え」とイレブンにハッパをかけた。

 その言葉に選手も奮い立った。GK曽ケ端は「まずは目の前の試合が重要」としながらも「(クルフチと対戦となれば)違和感はお互いに感じると思う。それが逆に面白い。やりがいがある」と闘志をむき出しにした。左ひざの故障で今季絶望となった大黒柱のMF小笠原を欠く苦しい戦いとなるが、チームはジーコ魂を胸に勝利をもぎとり、ジーコ氏への挑戦権を得るつもりだ。
(アデレード・垣内一之)
[ 2008年09月24日 ]

鹿島、ジーコに“挑戦状”…ACL準々決勝第2戦
 ◆ACL準々決勝 ▽第2戦 アデレード―鹿島(24日、ハインドマーシュ・スタジアム) アジア・クラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は24日、各地でホーム&アウェー方式の準々決勝第2戦を行う。日本勢は2連覇を目指す浦和がアルカディシア(クウェート)、G大阪はアルカラマ(シリア)といずれもホームで対戦。鹿島は敵地でアデレード(オーストラリア)と戦う。

 鹿島は23日、アデレード戦に備え、当地で公式練習を行った。チームは同戦のスローガンを「アデレードに勝ってジーコと対戦する」に決定。準決勝進出には「2得点以上の引き分けか勝利」と厳しいが、準決勝でジーコ監督が率いるクルブチとの対戦を目指し、必勝を期した。

 鈴木満強化部長は「ジーコと対戦することをモチベーションにしろ、と言った」と説明。クルブチはアウェーで行われた準々決勝第1戦を2―2引き分け、ホーム第2戦(24日)を迎える。鹿島が準決勝に進めば、“育ての親”ジーコ監督との対戦が現実味を帯びる。FW田代は「この状況で僕らが負けたらいけない」と誓った。

 クラブハウスのロッカールームには今でも「ジーコの基本精神」が張られており、その1つに「苦難に屈するな」とある。MF小笠原が長期離脱し、DF新井場も欠場。軸を失ったチームだが、アウェー勝利を目指さねばならない。「絶対に勝つ」とMF本山。ジーコ魂でアデレードを撃破し、ジーコ挑戦権をものにする。

(2008年9月24日06時02分 スポーツ報知)

鹿島背水の敵地 曽ケ端「面白い」
2008/09/24(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 鹿島がACL準決勝で対戦する可能性のあるクルブチ(ウズベキスタン)の監督に、元日本代表監督で鹿島の礎を築いたジーコが就任したことに、曽ケ端は「面白いんじゃないですか。アジアの大会で対戦できるし、これがモチベーションになる」と意欲を見せた。ただ「目の前の試合に勝たないとジーコにはたどり着けない」と口元を引き締めた。中田も「次のことを考えるより、明日の試合を勝たなきゃいけない」と集中していた。


昨日の監督・選手コメントではジーコとの対戦などを考えず試合に集中するとのことでモチベーションへは影響を与えないとあったが、これら報道では真逆となっておる。
鈴木満強化部長が掘り返した模様。
空気を読めと言いたい。
しかしながら、選手達は意に介さずアデレード戦の勝利に集中するとのこと。
まずは目の前の試合に勝利し、そして清水戦である。
一つ一つ勝利した先にジーコとの対戦があるのだ。
今日は勝つ。
9月最初の勝利を田代が運んでくると信じたい。

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追記
鹿島4強へVSジーコ・クルブチが原動力
 「VSジーコ」が鹿島の4強進出の原動力になる。24日のACL準々決勝第2戦アデレード戦を前日に控えた23日に飛び込んできた、ACL準決勝で対戦の可能性があるクルブチの監督にジーコ氏就任のニュースは、闘志を高めるのに十分なものだった。同氏をよく知る世代のGK曽ケ端は「モチベーションになる。しかも真剣勝負」。かかわり合いの少ない世代のDF岩政も「これは対戦する運命」と4強入りを使命と受け止めた。

 第1戦は1点のアウェーゴールを許すドローに終わり、MF小笠原も離脱と状況は厳しい。オリベイラ監督はこの日の練習後に5分間、円陣を組ませた。MF本山は「いつも通りにやれと言われた。ジーコに教わったことも基本を大事にするということ。やれればいいなと思うし、まずは勝たないと」と初心に帰った。鹿島もクルブチも勝てば、運命的な戦いが待っている。
(アデレード=広重竜太郎)
 [2008年9月24日9時25分 紙面から]

ニッカンだけは鈴木満強化部長のコメントを報じず、選手の自発的モチベーションかのように報じておる。
これがメディアの力なのだ。
恐ろしいと言えよう。

非公開練習徹底

2008年09月24日 | Weblog
鹿島オリベイラ監督ACLで戦術隠し徹底
 鹿島のオリベイラ監督が徹底的に戦術を隠した。24日のACL準々決勝第2戦アデレード戦を控えたチームは敵地で23日、練習を行った。恒例のセットプレー練習は2カ所に分け、先発が予想されるDF岩政、大岩も別々の場所で行うなど、相手側からは読みにくいように工夫した。指揮官は会見では「スタメン? 決まっていない。(負傷欠場の小笠原に代わる)キャプテンすら決まっていないよ」と煙幕を張った。
 [2008年9月23日20時10分]

敵地での試合に細心の注意を払って挑む模様。
つまらぬ情報漏れから手の内を見抜かれてはたまらない。
ここでの勝利はここまでの積み重ねを強固にする意味で本当に重要である。
気持ちだけでなく戦術でも上へ行き勝利したい。
天璋院の気持ちは和宮へは届かない。

アデレード戦前日コメント

2008年09月23日 | Weblog
【AFCチャンピオンズリーグ アデレード vs 鹿島】オズワルド・オリヴェイラ監督・中田浩二選手(鹿島)前日記者会見コメント [ J's GOAL ]
●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島アントラーズ):
Q:コンセプト・ゲームプランに変更はありますか?(海外メディア)
「いつも通りにプレーします。鹿島のサッカーをします。」
Q:スタジアムとサービスはどうですか?(海外メディア)
「とてもすばらしいです。」
Q:キャプテンがいません(海外メディア)
「大きな損失です。彼はうちのチームで最も素晴らしい選手のひとりです。また、プレーメイカーでもあります。」
Q:先週の試合からどれくらいポジションを変えるのですか?
「まだ、詳細は言えません。」
Q:クルフチの監督にジーコ氏が就任したということですが、ここを勝ち抜いてジーコと戦いたいという気持ちは強いでしょうか?
「特別に彼と対戦したいというモチベーションでやっているわけではなく、このステージを勝ち抜くことがまず重要です。ジーコは選手や監督として鹿島にいましたが、それが特別な理由やモチベーションにはならないと思います。」


●中田浩二選手(鹿島アントラーズ):

Q:明日のゲームに向けてチームの雰囲気はどうですか?
「雰囲気自体は良いと思います。直前の試合でオガサ(小笠原)が怪我してしまったことは残念ですけど、それによって、みんなが『オガサのために』ということで団結しているし、勝って次に進む意欲は十二分に持っています。」
Q:AFCは鹿島にとってどれくらいの重みがあるのでしょうか?
「アジアのタイトルは僕らにとって一番の重みがあるし、今回そういうチャンスがあるので取りたいと思っています。」
Q:前の試合で引き分けましたけど、前に比べてチームの状況は?(海外メディア)
「チームの状況はそう変わっていないと思います。前の試合よりも、今回は勝たなければいけない分、気持ちが入っているかもしれないですけど、それほど変わっていないと思います。」
Q:ジーコのクルフチ監督就任について
「次のことを考えるよりも、いまは明日の試合に勝たなければいけないので、まったく頭に入っていないし、考えても仕方がないことだと思います。」

以上

小笠原主将の負傷から結束を固めているとのこと。
チームの総合力が試される試合である。
この程度で崩れておる場合ではない。
一つ一つ勝利した先に幸せが待っておる。
ジーコとの対戦もその過程でしかないのである。

ジーコ、PFCブニョドコル監督へ

2008年09月23日 | Weblog
ジーコ氏、ウズベキスタン・クルブチの監督に
2008.9.23 09:54
 サッカーのジーコ元日本代表監督がウズベキスタンのクラブ、クルブチの監督に就任することが22日、決まった。自身のホームページで「クラブとは口頭で合意に達している」と明らかにし、すでに契約のためにタシケントに向かった。代理人によると、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本と同組のウズベキスタン代表監督を補佐する役職を兼務する可能性もある。

 ジーコ氏は昨季までトルコのフェネルバフチェを指揮。クルブチとは1年契約で、元ブラジル代表リバウドが在籍することも就任要請受諾の後押しになったという。

 クルブチはことしのアジア・チャンピオンズリーグで準々決勝に進出している。(AP)


リヴァウドだけでなく、ジーコまでもが我等のアジア征圧に立ちはだかることに。
これは巨人の星の星一徹かドカベンの徳川家康監督か。
最終的に我等が勝利するフラグ発動である。

気合いだ!

2008年09月23日 | Weblog
鹿島オリベイラ監督が訓示で気合注入
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は、24日に準々決勝第2戦が行われ、鹿島はアデレード(オーストラリア)と対戦する。17日の第1戦はホームで1-1と引き分けており、21日に地元・鹿嶋市を出発したバスの中では、オリベイラ監督が10分間にわたって異例の訓示を行っていたことが判明。「必ず勝って日本に帰ってくるぞ!」と選手に呼び掛け、士気を高めたという。

 気温は9度を切る肌寒さの中、鹿島イレブンの心は熱かった。センターバック陣以外の全選手でシュート練習を約40分間も続けるなど、試合2日前にもかかわらず、1時間40分みっちり体を動かした。DF岩政は「監督のテンションが高いのが伝わってきたから」と明かした。

 日本を旅立つ時から、オリベイラ監督の闘志に火がついていた。成田空港へ向かうバスの中、約10分間も選手に語りかけた。「誰が見ているか分からないから戦術的なことはやらない。ミーティングで話したことをしっかり実践してほしい」「必ず勝って日本に帰ってくるぞ!」。MF小笠原が故障で離脱するなど重い空気が流れる中、演説で一掃した。DF内田は「パパ(小笠原)がいなくなったけど、みんなで一生懸命やる」と一致団結を誓っていた。
(アデレード=広重竜太郎)
 [2008年9月23日8時8分 紙面から]

昨季の最終節にスタジアムで演説を聞いたものとしては、今回のオリヴェイラ監督の怒号が目に浮かぶ。
ここで気持ちが高揚せねばならぬであろう。
我等は勝つ。
その気持ちを強く持って明日の試合に臨むのだ。
もう一つも負けられぬ。
勝利をコンティニューし続けるのである。

青木の成長、篤人の成長

2008年09月23日 | Weblog
鹿島 初のACLベスト4へ一丸
 小笠原のためにも初のベスト4を狙う。鹿島は24日のアデレードとのACL準々決勝第2戦に向けて現地入りし、午後に2時間みっちり汗を流した。左ひざの故障で今季絶望となったMF小笠原を欠いての大一番。MF青木が「今まで満男さん(小笠原)に甘えていた部分があった。これからはもっと自覚を持ってやらないと」と話すなど、チームに強い意気込みが漂っていた。
[ 2008年09月23日 ]

内田セットプレー任せろ!…ACL準々決勝第2戦
 【アデレード22日】鹿島が22日、アデレード戦に備え、オーストラリア入りし、アデレード市内で約2時間の練習を行った。日本代表DF内田篤人(20)がチームでは初めて、セットプレーの正キッカーに指名される可能性が浮上。けがで離脱したMF小笠原満男(29)に代わり、チームを引っ張る。

 日本とは季節が逆のオーストラリアはこの日の気温わずか9度。それでも内田の闘争心は燃えたぎっていた。「パパ(小笠原)がいなくなっちゃった分、みんながやれることをカバーしないと」その一つがセットプレーのキッカー。右足キッカーは不在で有力候補が内田だ。

 清水東高時代ではキッカーを務めていた。「ひそかにだけど、自信がある。鹿島はうまい選手ばかりでやることはないけどね」北京五輪代表では右CKを担当し、数少ないチャンスを演出した。20日の柏戦でも、小笠原負傷後に1度右CKを蹴り、得点機を作った。補うだけの右足がある。

 この日は出発から18時間をかけて、アデレード入り。寒さにも、長距離移動にも「何とも思わない」とたくましい。準決勝進出へ、2得点以上の引き分けか、勝利が必要だが「何が何でも勝たないと」“パパ”不在の窮地を、息子が大黒柱となって切り抜ける。

(2008年9月23日06時02分 スポーツ報知)

青木の成長が著しい。
精神的支柱を欠く今、それを乗り越えるべく更なる飛躍が期待出来る。
そんななかで、篤人はキッカーに名乗りを挙げた。
北京五輪代表でも蹴っており、実績としてはまずまずである。
小笠原パパに息子篤人の構図はどうかと思うが、ここは篤人だけでなく若手の奮起を促したい。
これから6ヶ月間は満男抜きの戦いが続く。
誰か一人の代役という考え方では難しいであろう。
全員が一丸となり、戦っていくのだ。
上洛に反対して天璋院に反目しておってはならぬ。

アデレード第1戦のポジティブ記事

2008年09月23日 | Weblog
鹿島 本拠でドロー 苦戦で学習、敵地に望み
2008年9月18日11時17分
(17日、鹿島1―1アデレード)
 何とも拍子抜けのオウンゴールに鹿島は救われた。右の内田が中央のマルキーニョスめがけて送ったクロスは、制球が乱れ、背走する相手DFのもとへ。しかし相手も球扱いを誤った。左足に当たった球は力なく転がり、ゴール左隅ぎりぎりに収まった。

 「いやあ、たまたま」と苦笑いの内田。得点はこれだけだ。では、第2戦へ展望が開けない引き分けかというと、そうでもない気がする。

 前半はアデレードの術中にはまった。相手MFとDFが張る2層の網は組織的。屈強な体で球際を制された。ことごとく攻撃を受け止められ、速攻を食らう。クロスを頭で決められた失点は、クロスを上げた選手にもゴールした選手にも対応が遅れた。

 が、この45分間で鹿島は学習する。「サイドに人数をかければ、相手の守備組織がほころぶとわかった」と青木。FWが左右に張り出し、小笠原のサイドチェンジを起点に辛抱強く揺さぶって好機を増やした。終了間際にはダニーロとマルキーニョスのパス交換で左を崩し、佐々木へ決定的なクロスが入った。

 アウェーゴール方式。1週間後の敵地で0―0なら敗退が決まる。数字上は不利だ。それでも小笠原は、勝てなかった後にしては珍しく笑った。「敵地で点を取らなければいけなくなった。楽しみです」。今季の鹿島は駆け引きが苦手な分、腹をくくって攻めた時は強い。苦境も、逆に持ち味を引き出すかもしれない。
(中川文如)

【後藤健生コラム】ACL再開。引き分けも、チーム力は鹿島が上
攻めの工夫さえすれば、アウェイ勝利も見えてくる

AFCチャンピオンズリーグのノックアウトステージが開幕。時差の関係から最初の試合となった鹿島アントラーズ対アデレード・ユナイテッドのファーストレグは1-1の引き分けに終わった。

鹿島は、90分間にわたって攻め込みながら、得点は前半ロスタイムのオウンゴールによる1点だけ。内田篤人が右から入れたグラウンダーのパスがDFのコーンスウェイトに当ってコースが変わり、ゴール左下隅に転がり込んだ幸運なものだった。アウェイのアデレードは、ゴール前で人数をかけて守り、ロングボールを前線に入れて、前がキープしている間にボランチのディエゴとドッドが絡むというもの。明らかにアウェイ用の戦い方だ。一方、ホームの鹿島も、相手にアウェイゴールを許すのを嫌ってか、荒れたピッチのコンディションを考慮してか、慎重な立ち上がり。慎重に後方でパスをつなぎながらロングボールを使って打開を図ったが、なかなか決定的なチャンスは生まれない。

鹿島にとって、いちばん怖かったのは、相手の大きさ(高さ+重さ)だったはずだ。

とくに、立ち上がりにフルパワーを使って攻め込まれると厳しい状態に追い込まれる。単に大きさに苦しむだけではなく、筋肉量の多い相手が、立ち上がりのフレッシュな時間帯に無酸素運動に近い状態でフルパワーできた場合、日本の選手は劣勢に立たされるのだ。「立ち上がりに失点して、ゲームを失う」というのは、あらゆるレベルの国際試合で、僕たちはなんども経験してきた。だが、アデレードは、その大きさという武器をあまり使わずに、慎重な戦い方をしてきた。アウェイだから慎重に入ったつもりなのか? これで、鹿島は大いに助けられた。

パワーでは劣勢に立たされる鹿島だが、プレーの精度の高さ、あるいは緻密さといった部分では明らかにアデレードを上回っている。時間が経過するとともに、アデレードのミスパスを拾って鹿島がカウンターをしかける場面が増える。鹿島が、高い位置からプレッシャーをかけるようになると、さらに相手のミスを誘って鹿島がリズムを握る。鹿島は4バックだが、中盤を支配できたので、両サイドバックの内田(右)と新井場徹(左)は、次第に前目のポジションを取るようになり、ボランチの青木剛が最終ラインをサポートして3バックのような形に変化して、相手を押し込む。

しかし、攻めてはいるのだが、アデレードが自陣ペナルティーエリア周辺で人をかけて守っているため、鹿島は左右からゆっくりパスを回すものの、エリア内に進入できない。そんな状態が延々と続いた。鹿島のトップの興梠慎三もマルキーニョスも、トップに張っているタイプのFWではない。アデレードの選手がスペースを埋め尽くしたペナルティーエリア内でのプレーを嫌って、なかなか中央には飛び込んでいかない。それにも関わらず、2列目からエリア内に飛び込んでいく選手が少ないから、せっかく攻め上がった両サイドバックがクロスを上げても、中で合わせる選手が少なくなってしまう。

結局、チャンスになっても、最後はミドルシュートを狙うしかなくなり、相手DFにブロックされる、その繰り返しになってしまった。カウンターで先行され、幸運なオウンゴールで追いついた鹿島。後半に入ると、さらに相手ボールに対するプレッシャーをかけることで、ゲームを完全にコントロールしてしまう。トリッキーなパス交換に、アデレードの選手はついていけない。クロスやセットプレーから惜しいシュートが何本もアデレードのゴールを脅かす。だが、前半と同じようにゴール前で人数をかけることができなかった。ホームでの敗戦を怖れたのか、あるいは荒れたピッチに疲労を溜め込んだのか、鹿島が全力で攻めきったような場面はあまりなかった。不完全燃焼感があるまま、時計だけが進んだ。

ホームのファーストレグを引き分けてしまったのは、もちろん誤算ではあろう。

だが、「実力的には鹿島の方が上」ということは明らかになった。「大きな差」ではないが「明らかな差」はある。したがって、ホームで引き分けたとしても、アウェイでは点差に関係なく1-0でもいいから勝てばいいのだから、それほど難しいことではない。もちろん、本拠地に帰るアデレードはファーストレグと違って、攻めに出てくるだろう。パワーを前面に押し出したプレーをしてくるかもしれない。

だが、鹿島の選手も相手の力を知ることができた。ある程度、自信を持ってプレーできるだろうし、相手が攻めに出てきてくれれば、ホームの試合よりやりやすいかもしれない。どうやって、2列目の選手がゴール前に入り込むかなど、攻めの工夫さえできればゴールは奪える。また、アウェイといっても、気温が35度もあるような場所ではないし、10万人の観衆が集まるわけでもない。長時間移動はもちろん大きな負担になるが、時差もほとんどないので調整は難しくはないだろう。

ところで、カシマスタジアムでの試合では、レベルの低い主審(イ・ギヨン=韓国)の不安定なジャッジにも苛立たされた。両チームともやりにくかったことだろうが、アジアで戦うときは、つねに覚悟しておかなければならないことだ。しかし、鹿島の選手たちはまったく苛立ちを表情に出さず、落ち着いてプレーしていた。こういう気持ちがあれば、アウェイでも動じることなくプレーできるに違いない。

かつて、シドニー・オリンピックで泣いたアデレードの地からの朗報を待とう。


ネガティブな記事の多かったホーム・アデレード戦であるが、結果は良くはないが我等の自力を考慮すれば未来は明るいという記事も紹介しておきたい。
アジアと言うよりも豪州の巨漢にしてやられた部分の多かった試合であるが、第1戦で学習した分、第2戦は我等の方が有利である。
そして、負傷の小笠原に替わって出るであろう選手は秘密兵器としてアデレードの驚異となるであろう。
この苦しい状況を勝利という形で打破したい。

アデレード着、初練習

2008年09月22日 | Weblog
小笠原離脱の鹿島がアデレードで調整
 24日にACL準々決勝第2戦アデレード戦に臨む鹿島が22日、オーストラリア・アデレード入りし、調整を行った。猛暑の日本からは一転、厳しく冷え込んだ中での練習となった。ミニゲーム形式の練習後に、シュート練習を入念に行った。

 オリベイラ監督はMF小笠原の離脱後、初めてとなる試合について「偉大な選手が抜けたし、彼がいるチームの方を私は好む。だが彼の代わりとなる選手はいる。(代役の)キャプテンも選ぶよ」と話した。

 [2008年9月22日21時48分]

豪州は初春である。
環境の違いに戸惑う部分もあるであろう。
あらゆる意味でアウェイの戦いとなる。
その場に主将である小笠原満男は居ない。
苦しい戦いは予想される。
しかしながら代役は当然の如く存在する。
そして彼に代わるゲームキャプテンも。
その選択が残り少なくなってきた今季の行方を担うのである。
オリヴェイラ監督の手腕に期待しようではないか。
小松帯刀の老中と同じくらいはやってくれるであろう。

高校NO.1FW大迫くんハットトリック達成

2008年09月22日 | Weblog
J1鹿島入団内定「高校№1」FW 全日本ユースでハット達成
2008/09/22(月) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
高み目指す新星 鹿児島城西高3年・大迫勇也
 Jリーグ1部(J1)鹿島に、来期入団が内定している鹿児島城西高3年の大迫勇也(18)。今年の高校ナンバーワンFWと呼び声が高く、優れた得点感覚に加え、スピード、技術ともに一級品だ。21日から決勝トーナメントが始まった高円宮杯第19回全日本ユース選手権大会では、1回戦のG大阪ユース戦でハットトリックを達成しチームを勝利に導いた。鹿島期待の新星は、無限の可能性を秘めている。

 能力の高さを見せつけた3得点だった。左後方からのFKがファーサイドに流れると、絵に描いたようなボレーシュートで先制点。2点目は左サイドでドリブルを仕掛け、DF2人に対しスピードの緩急で縦にボールを運び、「狙い通り」というニアサイドへ強烈なシュートを決めた。最後はDF裏へのロングパスを巧みにトラップ、1対1を冷静に流し込んだ。
 まさに「大迫ショー」で、観客の視線を一人占めにした。放ったシュート3本ともゴールに結び付け、決定力の高さを証明。小久保悟監督(40)も「少ないチャンスをよく決めてくれた」と手放しでたたえた。
 サッカーは兄の影響で3歳から始めた。本格的にFWになった中学時代は、1年から試合に出場。「常に試合に出ていたことで成長できた」と振り返る。高校入学後、1年の時はU-16日本代表に選出され、J1浦和の練習に参加して「初めてプロを意識した」。世代別日本代表の常連となり、4チームの争奪戦の末「環境と自分の直感」で育成に定評のある鹿島入団を決めた。
 今年のインターハイは8強止まり。「良い調子を維持できず、最後まで思い通りのプレーができなかった」と悔やみ、小久保監督は「まだ体のケアはできていないので、意識してやらないと」と期待を込める。
 理想の選手にアンリ(フランス代表)を挙げドリブル、シュート、ポストプレーと、偏ることなくレベルの高いプレーを目指す。次は23日に浦和ユースとの準々決勝。10月下旬には全国選手権大会の県予選も始まる。「足元を見詰めて、やることは変わらない。その上で結果が出せればいい」。控え目だが、その視線は確実に先を見据えている。


【写真説明】
高円宮杯・G大阪ユースとの決勝トーナメント1回戦で1点目のゴールを決める鹿児島城西高・大迫勇也=ひたちなか市総合運動公園陸上競技場


来季の入団が内定しておる大迫くんが全日本ユース選手権大会においてハットトリックを達成とのこと。
FWたるもの得点感覚が最も重要である。
それを備えておることを証明して見せた。
しかも地力では上のガンバユースからということを考慮すればかなりの高評価と言えるのでは無かろうか。
理想の選手はバルセロナ所属・仏代表のアンリとのこと。
出来ることならばアーセナル時代のアンリを理想として欲しい。
現在のアンリやユヴェントス時代のアンリではワールドクラスとは言い難い。
とはいえ、アーセナル時代のアンリも1TOPでは光ったものの2TOPではどうであった難しいところである。
そうは言ってもワールドクラスを目指す以上、身体能力、技術に加え、精神的な成熟が求められる。
メンタルを更に向上させ、来季からの合流に備えるのだ。
我等の期待は想像以上なのである。
勝麟太郎に弟子入りする坂本龍馬を見習うのだ。

魂を胸に途豪

2008年09月22日 | Weblog
鹿島、小笠原のためにACL4強持ち帰る
 鹿島MF本山雅志(29)がMF小笠原のアジア制覇の思いを引き継ぐ。チームは21日、24日のACL準々決勝第2戦アデレード戦に向けてオーストラリアへ出発。20日の柏戦で左ひざの半月板と前十字じん帯の損傷を負い、全治6カ月で今季絶望となった小笠原のために戦う意気込みを示した。「(故障前まで)無理してやっていた。ちょっと長くなるけど、いい休みになってくれれば」と思いやった。

 本山は試合後に、帰宅していた小笠原を見舞いに行くと、「頑張ってこいよ」という言葉が返ってきたという。「元気そうだった」とひと安心できた。

 右内転筋痛で公式戦2試合連続で欠場した。アデレード戦の出場見込みは現地での調整で判断される。小笠原の離脱で中盤の大黒柱を失ったチームに、本山が力を吹き込む。「満男(小笠原)の分までという思いは強い」。小笠原へ、オーストラリアからアジア4強の朗報を持ち帰るつもりだ。
【広重竜太郎】
 [2008年9月22日8時18分 紙面から]

青木が小笠原の無念晴らす!鹿島が渡豪
2008.9.22 05:00
 J1鹿島は21日、アデレード(豪州)とのACL準々決勝第2戦(24日)のため成田発の航空機で敵地へ出発した。20日の柏戦(柏)で主将のMF小笠原満男(29)が左ひざ半月板損傷、前十字じん帯損傷を負い今季絶望に。コンビを組んでいたMF青木剛(25)は悲壮な覚悟を示した。

 “核”を突如失った昨季J王者。青木は「となりにいて一番、影響を受けた。ショックは大きい」とつぶやいた。リーグ25戦中24試合でボランチを組み、献身的な守備や精神的支柱としての役割を肌で感じた。そんな小笠原が全治6カ月の重傷で離脱。「頼っていた分、甘えになっていた。頼れない分、やるしかない」と言い聞かせた。

 DF新井場も右太もも裏痛で帯同せず。FW興梠は左太もも裏痛、MF本山は故障明けで出場は微妙。ホームでの第1戦(17日)を1-1で引き分け、必勝を期して乗り込む敵地。「急に選手がいなくなった」とクラブ幹部も嘆く苦境。

 「(小笠原)満男さんみたいに派手なプレーはできないけど、自分のやれることをやりたい」。8月に日本代表にも選出された25歳の青木が、兄貴分の無念を晴らす。
(峯岸弘行)

小笠原の分も…ユニホーム持参で豪州へ
 鹿島がアデレードとのACL準々決勝第2戦(24日)へ向け、オーストラリアへ出発した。20日の柏戦でMF小笠原が左ひざ半月板および前十字じん帯損傷で全治6カ月の重傷。今季中の復帰どころか来季の開幕も微妙だが、DF中田は「影響は大きいけど、みんなでカバーしていくしかない」と話した。遠征には小笠原の背番号6のユニホームも持参。「僕はいろんなポジションができる。言われればどこだってやる」とチームを引っ張る意気込みを口にした。
[ 2008年09月22日 ]

本山強行!志願の遠征参加「小笠原の分まで」…ACLへ出発
 鹿島は21日、ACL準々決勝第2戦アデレード戦(24日)に向け、成田空港から出発した。右内転筋痛で、戦列を離れているMF本山雅志(29)が志願の遠征メンバー入り。20日の柏戦で、左ひざ前十字じん帯損傷など全治6か月の重傷を負った大親友MF小笠原満男(29)に、勝利を持ち帰ることを誓った。

 本山は20日夜、精密検査を終えた小笠原を訪ね「頑張ってきてくれ」と伝えられた。励ますつもりが励まされ、「もう休んでいられない」と決意。関純チームドクターによれば、右足の状態は「(出場は)何ともいえない」という状態だが、本人は「もう痛くない。試合に出る」と言い切った。

 出発前にはクラブハウスで負傷後初めてとなるシュート練習を敢行。チームの荷物には、小笠原の「6番」のユニホームが忍ばせてある。本山が親友の無念を勝利で晴らす。

(2008年9月22日06時02分 スポーツ報知)

鹿島、豪に出発 ACL準々決勝へ
2008/09/22(月) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ1部(J1)鹿島は21日夜、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦のアデレード・ユナイテッド(豪州)戦へ向けて敵地、アデレードへと飛び立った。柏戦で負傷した小笠原、負傷中の新井場は帯同メンバーから外れた。

 初戦はホームで1-1で引き分けた鹿島。アウェーでは勝利か、2得点以上で引き分ければ準決勝進出が決まる。1-1で引き分けた場合は延長、PK戦となる。主力のけがで苦しい状況だが、初の準決勝進出を果たしたい。
 右内転筋痛で離脱していた本山は「状態は良くなっている。(小笠原)満男からは頑張ってこいと言われた。満男の分までという思いは強い」と意気込みを語った。
 準々決勝第2戦は24日午後7時30分(日本時間午後7時)から、ハインドマーシュ・スタジアムで行われる。


【写真説明】
ACL準々決勝第2戦に向け、オーストラリアへ出発する鹿島の選手たち=21日夜、成田国際空港


青木が、ユダが、本山が小笠原主将の魂を胸に途豪。
この危機を乗り越えるべく総力戦である。
負傷で微妙のユダと本山は苦しいところであるが精神的支柱を失った今、経験豊富なベテランの力は例えベンチであったしても重要である。
そして青木の成長には目を見張る。
更なる成長が期待出来る。
雨降って地固まると言いたい。
この辛く冷たい雨もいつかは止むであろう。

柏戦茨城新聞

2008年09月21日 | Weblog
鹿島ドロー、3位転落
2008/09/21(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
 Jリーグ1部(J1)第25節第1日(20日・日立柏サッカー場ほか=7試合)鹿島は柏と1-1で引き分け、勝ち点43で暫定3位に後退した。首位の名古屋は小川と杉本の得点で新潟に2-0で勝ち、5連勝で勝ち点を48に伸ばした。大分はウェズレイの先制点などで東京Vを2-0で下し、同45で暫定2位に浮上した。
 FC東京は川崎に、清水は神戸に、いずれも1-0で勝った。。

 【評】鹿島は0-1の試合終了直前、途中出場の佐々木が倒されて得たPKをマルキーニョスが決め、引き分けた。鹿島は小笠原が前半18分に負傷退場してリズムを乱し失点したが、終盤の猛攻が実った。柏はポポの先制点を守れなかった。

■満身創痍、最後に意地
 小笠原の負傷によりゲームプランが大幅に狂った鹿島は、7試合勝ち星がなかった柏から、勝ち点1を取るのがやっとだった。サポーター同士の小競り合いなど、ピッチの内外で問題があり、もやもやした試合に、選手は口数も少なく「勝ちたかった」と一様に悔しい表情を浮かべた。
 「まず先制点。前半に取らせたくなかったし、それで守りに入られてしまった」。岩政が反省するように、先制点は小笠原が前半16分に負傷交代し、チーム内が混乱する中、注意していたはずのフランサをゴール正面で自由にしてしまい、左から走り込んできたポポにけり込まれた。
 後手を踏んで反撃に出るも、守備を固めた柏DFを崩せない。「相手にうまく守られた」と中田。田代の頭を狙ったり、野沢、マルシーニョが自ら仕掛けるが、シュートまで結び付かず、時間だけが過ぎた。
 だが、鹿島は最後に意地を見せた。流れを変えたのは後半31、39分に投入された興梠と佐々木。ドリブルで積極的に仕掛け、43分にペナルティーエリア内で佐々木が倒されPKを獲得。これをマルキーニョスが左上隅に決め、ようやく追い付いた。佐々木は「もう1点取りたかった」とほぞをかみ、岩政も「勝つべく試合はできなかった」と反省した。
 21日にはACL準決勝進出を懸けて敵地アデレードへと向かう。チーム状態は満身創痍(そうい)。小笠原だけでなく、新井場、本山も負傷離脱中で、中田も左ひざの状態が万全でない。それでも、佐々木は「次のACLは絶対勝たないといけない。けが人もいるので、チーム全員で戦って勝ちたい」と奮い立たせるように語った。鹿島の底力が試される。

■鹿島・DF岩政大樹
「連戦の中でやりくりしていたので、セカンドボールや球際など、いつも大事なところでチーム全体のテンションが上がってこなかった」

■鹿島・MF中後雅喜

「勝ち点0と1では違う。去年も1足りなかったら、優勝できなかった。これからすべて大事な試合なので、力になれるようにしたい」

【写真説明】
柏-鹿島 後半44分、鹿島・佐々木のドリブル突破が相手のファールを誘いPKを得る=日立柏サッカー場


辛い戦いが続く。
正直、心が折れそうである。

小笠原満男主将今季絶望

2008年09月21日 | Weblog
鹿島・小笠原、全治6カ月の重傷 今季絶望
2008.9.20 20:50
鹿島・小笠原、全治6カ月の重傷 今季絶望

前半、相手と交錯し足を痛めた鹿島・小笠原は早々とリタイアとなった=日立柏サッカー場 (撮影・大橋純人)【フォト】
 Jリーグ1部(J1)の鹿島は20日、元日本代表MFの小笠原満男(29)が左ひざの半月板と前十字靱帯(じんたい)の損傷で全治6カ月の診断を受けたと発表した。今季残り試合への出場は絶望的。鹿島は攻守の要となる主将を欠いてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)や2連覇が懸かるJ1、天皇杯全日本選手権を戦うことになった。

 小笠原はこの日、J1の柏戦で接触プレーによりひざを負傷。前半途中で退き、試合後にさいたま市内の病院で検査を受けた。


小笠原 全治6カ月の重傷…今季は絶望

<柏―鹿島>前半、左ひざを痛め、途中交代する鹿島・小笠原(左端)
Photo By 共同

 鹿島は20日、元日本代表MFの小笠原満男(29)が左ひざの半月板と前十字靱帯の損傷で全治6カ月の診断を受けたと発表した。今季残り試合への出場は絶望的。鹿島は攻守の要となる主将を欠いてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)や2連覇が懸かるJ1、天皇杯全日本選手権を戦うことになった。

 小笠原はこの日、J1の柏戦で接触プレーによりひざを負傷。前半途中で退き、試合後にさいたま市内の病院で検査を受けた。

[ 2008年09月20日 20:52 ]

小笠原、全治6か月の重傷!…J1第25節

前半、負傷し担架で運ばれた鹿島・小笠原。左ひざを負傷し全治6か月と診断された
 ◆J1第25節 柏1―1鹿島(20日・日立柏サッカー場) 鹿島は20日、元日本代表MFの小笠原満男(29)が左ひざの半月板と前十字靱帯(じんたい)の損傷で全治6か月の診断を受けたと発表した。この日の柏戦で接触プレーにより負傷。前半途中で退き、試合後にさいたま市内の病院で検査を受けた。

 小笠原の今季残り試合への出場は絶望的となり、鹿島は攻守の要となる主将を欠いてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)や2連覇が懸かるJ1、天皇杯全日本選手権を戦うことになった。

(2008年9月20日20時52分 スポーツ報知)

これは本当に痛い。
しかしながら、戦いは続く。
気を取り直して前を向こうではないか。

柏戦コメント

2008年09月21日 | Weblog
鹿島アントラーズ :監督
今日は興梠選手がいろんなところに痛みを訴えたので大事をとった。田代選手は去年レギュラーで出場し、活躍をして代表にも選ばれたほどで、最近は興梠選手が先発で出場しているが、田代選手が出場してもおかしくはない。
小笠原選手のケガについては、この後、病院に行って具合を把握したいと思っている。
今日は新井場選手が出れないということで中田選手を本職ではない左サイドバックで使いざるおえなかったので、内田選手には積極的に攻撃に行っていいと伝えた。でも、必ず守備を気にしてほしいとも伝えた。中田選手は3年半海外で活躍していたこともあって、まだ日本のサッカーに慣れていないし、膝の調子も完ぺきではない。でも、近い将来、皆さんが期待している高いパフォーマンスを見せてくれると思う。
伊野波選手の起用については、水曜の試合を考えてもらえればわかると思うが、大岩選手の大事をとってローテーションをした。また、伊野波選手が一番適しているポジションはセンターバックだと思うし、彼は将来的にセンターバックを背負う存在だと思っている


【J1:第25節 柏 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント ※コメント追加しました [ J's GOAL ]
9月20日(土) 2008 J1リーグ戦 第25節
柏 1 - 1 鹿島 (15:04/柏/10,669人)
得点者:22' ポポ(柏)、89' マルキーニョス(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:興梠に代えて田代を先発で起用した意図は?
「田代は去年ずっとレギュラーでやっていたし、その活躍もあって日本代表にも選ばれている。確かに最近は興梠が先発で出ているが、田代が出てもおかしくない。我々はそういうチーム層を持っている。また興梠がいろいろな箇所に痛みや違和感を訴えていたので、そういう部分で大事を取って、話し合いのもとで先発させなかった」
Q:小笠原のケガの具合は?
「このあと病院に行って、精密検査を受けて、またケガの状態を把握したいと考えている」
Q:後半に内田がかなり高い位置を取っていたが、これはチームとしてのねらいか?
「今回、残念ながら新井場が出場できず、中田を左サイドで使わざるを得ない状況だった。みなさんご存じのとおり、彼には本職ではない左サイドをやってもらっているので、どうしても右からの攻撃が多くなる。中田にはフィードだったり、バランスを考えながらプレーする部分を要求し、逆に内田には攻撃的に出てもいいと言った。ただ、攻撃的にいってもいいが、サイドバックというポジションなので必ず守備は気にしてほしいと。どのポジションを取るかは自由だが、守備になったときには帰ってくるようにとは要求していた。それと相手が引いた状態になり、高い位置を取れる状況になったので、内田自身が考えて判断したと思う」
Q:大岩選手が外れたDFラインと中田選手のパフォーマンスへの評価は?
「いろいろと変更をせざるを得ない状況だった。試合のタフさだったり、試合間の回復の時間が短かったり、そういう部分でどうしても部分的にターンオーバーをして、選手を温存させなければいけない。痛みや違和感を感じるという選手からの報告もあって、そういう部分で大事を取り、選手をローテーションすることを考えている。伊野波が左のセンターバックに入ったが、彼には今年から加入していろんなポジションをやってもらっている。彼がいろいろなことをできるのは分かっているので、そういうところを要求した。センターバックは彼が一番できるポジションであり、今回大岩は大事を取った。特に水曜の試合のタフさを考えてもらえれば、その意味も分かってもらえると思う。そうせざるを得ない決断だった。伊野波は本当に素晴らしい能力を持ち、将来的には鹿島のDFラインを背負う人材だと思う。一時期はいい形でいって、ケガをして少し調子を落として、また盛り返してきて、今はいい調子で来ているし、いつでも使える状態になっている。
 中田については、皆さんご存じのとおり、3年半海外でプレーしていた。半年はフランスで、そのあと3年間はスイスのサッカーに慣れ、そこでずっと活躍していた。当然ながら、日本のサッカーとスイスのサッカーはスピードなども含めて、すべてにおいてまったく違うサッカー。半年や1年で帰ってくるのと、3年半ブランクがあって帰ってくるのとでは、まったく違う状況になってくるし、彼には慣れる時間が必要だし、いくら言葉が分かったとしても、なかなか難しい部分はある。それに、5月初めにひざのケガをしてしまって、直後に日本に戻ってきたということもある。ひざの痛みがありながらもうまく練習をして、調整していくという方法を取っている。当然、完璧な状態にはない。完璧な状態になければ、高いパフォーマンスを発揮することは難しい部分はある。ただ、それだけの高い能力を持った選手であり、自分ができる範囲のものをしっかりと見せる力を持っているので使っている。今後は痛みがなくなるように、ほかのスタッフとともに進めている。近いうちに我々が期待している高いパフォーマンスを見せてくれるのではないかなと。私自身は、彼のいいときを皆さんほど知ってはいないが、また高いパフォーマンスを発揮してくれると大きく期待している」

以上

【J1:第25節 柏 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
Q:CKのときに旗で攻撃されていたが?
「あれは別に届いていないので大丈夫です」

●中後雅喜選手(鹿島):
「ほかの試合もあるし、とりあえず勝点1でも積み上げていかないと、どんどん離されてしまうので。(今後も)もちろん勝点3を狙いにいきたい」
●佐々木竜太選手(鹿島):
「(ACLでもチャンスがあると思うが)出たら頑張ります」