ACL24日 準々決勝第2戦
2008/09/24(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦は24日、各地で4試合が行われる。初戦のホーム戦を1-1で引き分けた鹿島は、豪州・アデレードのハインドマーシュ・スタジアムでアデレード・ユナイテッドと対戦する。キックオフは午後7時30分(日本時間午後7時)。勝利か2得点以上での引き分けが準決勝進出の条件になり、厳しい状況にあるが、逆境をはね返す底力に期待したい。
公式記者会見でオズワルド・オリベイラ監督は「アデレードにアドバンテージがあるし、プレッシャーになっているのは事実。しかし、それに対処するやり方は分かっている」と語った。小笠原の離脱に関しても、「常に自分たちのプレースタイルでやる。小笠原抜きのゲームも経験、いいゲームをしている」と仕上がりに自信を見せた。中田は「オガサ(小笠原)がケガをしたことは残念だが、みんなが『オガサのために』と団結している。勝って次に進む意欲は十二分にある」と意気込んだ。
チームはこの日、試合会場のハインドマーシュ・スタジアムで公式練習。同スタジアムはシドニー五輪で日本が米国にPK戦で敗れ、日本サッカー界にとっては因縁の場所。選手らは芝の感触を確かめるように約1時間、体を動かした。曽ケ端は「ゴール前の芝がボコボコしている以外はいい」、オリベイラ監督も「祝福したいくらい素晴らしい」と話し、グラウンドコンディションは良好。素早くつなぐサッカーが見られそうだ。
第1戦はアデレードの体格を生かした当たり、高さに苦戦したが、青木は「パワーはあるけど、球際で負けないようにしたい」、増田は「相手より厳しくいく。戦術より勝ちたいという気持ちだと思う」とそれぞれ表情を引き締めた。けがで離脱していた本山も復帰予定で「コンディションは良くなっている。あとはやるだけ」と気合を入れた。
![](https://www.geocities.jp/csrd1/0808blog/080924ibaraki.jpg)
【写真説明】
アデレードのヴィドマー監督と握手する鹿島・オリヴェイラ監督(右から2人目)。右端は中田、左端はドッド=ハインドマーシュスタジアム
シドニー五輪の米国戦から早八年の歳月が流れた。
あの試合を思い起こすと、ユダは予選リーグブラジル戦での負傷でピッチに立てず、本山は切り札として投入が望まれたが楢崎の負傷が怪しく送り出されることはなく試合を終えた。
その米国戦では、FWの柳沢敦がDFと競り合うたびにDFが倒れ、それをFWのファールにされリズムを崩した。
今回は屈強な豪州人である。
そんなことは無かろう。
その因縁の地にユダも本山も立つ。
二人の活躍無くしては、処理はあり得ぬ。
二人だけでなく、曽ヶ端準も青木剛も増田誓志もである。
コンディションは良好、グラウンドも良好、残るは気持ちで負けないことだけである。
この試合だけでなく、今後も続いて行く今季を占う大一番である。
2008/09/24(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦は24日、各地で4試合が行われる。初戦のホーム戦を1-1で引き分けた鹿島は、豪州・アデレードのハインドマーシュ・スタジアムでアデレード・ユナイテッドと対戦する。キックオフは午後7時30分(日本時間午後7時)。勝利か2得点以上での引き分けが準決勝進出の条件になり、厳しい状況にあるが、逆境をはね返す底力に期待したい。
公式記者会見でオズワルド・オリベイラ監督は「アデレードにアドバンテージがあるし、プレッシャーになっているのは事実。しかし、それに対処するやり方は分かっている」と語った。小笠原の離脱に関しても、「常に自分たちのプレースタイルでやる。小笠原抜きのゲームも経験、いいゲームをしている」と仕上がりに自信を見せた。中田は「オガサ(小笠原)がケガをしたことは残念だが、みんなが『オガサのために』と団結している。勝って次に進む意欲は十二分にある」と意気込んだ。
チームはこの日、試合会場のハインドマーシュ・スタジアムで公式練習。同スタジアムはシドニー五輪で日本が米国にPK戦で敗れ、日本サッカー界にとっては因縁の場所。選手らは芝の感触を確かめるように約1時間、体を動かした。曽ケ端は「ゴール前の芝がボコボコしている以外はいい」、オリベイラ監督も「祝福したいくらい素晴らしい」と話し、グラウンドコンディションは良好。素早くつなぐサッカーが見られそうだ。
第1戦はアデレードの体格を生かした当たり、高さに苦戦したが、青木は「パワーはあるけど、球際で負けないようにしたい」、増田は「相手より厳しくいく。戦術より勝ちたいという気持ちだと思う」とそれぞれ表情を引き締めた。けがで離脱していた本山も復帰予定で「コンディションは良くなっている。あとはやるだけ」と気合を入れた。
![](https://www.geocities.jp/csrd1/0808blog/080924ibaraki.jpg)
【写真説明】
アデレードのヴィドマー監督と握手する鹿島・オリヴェイラ監督(右から2人目)。右端は中田、左端はドッド=ハインドマーシュスタジアム
シドニー五輪の米国戦から早八年の歳月が流れた。
あの試合を思い起こすと、ユダは予選リーグブラジル戦での負傷でピッチに立てず、本山は切り札として投入が望まれたが楢崎の負傷が怪しく送り出されることはなく試合を終えた。
その米国戦では、FWの柳沢敦がDFと競り合うたびにDFが倒れ、それをFWのファールにされリズムを崩した。
今回は屈強な豪州人である。
そんなことは無かろう。
その因縁の地にユダも本山も立つ。
二人の活躍無くしては、処理はあり得ぬ。
二人だけでなく、曽ヶ端準も青木剛も増田誓志もである。
コンディションは良好、グラウンドも良好、残るは気持ちで負けないことだけである。
この試合だけでなく、今後も続いて行く今季を占う大一番である。