鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

興梠日本代表への第一歩

2008年09月18日 | Weblog
岡田監督が視察「興梠、代表可能性はある」
2008.9.18 05:06
 アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦(17日、鹿島1-1アデレード、カシマスタジアム)日本代表の岡田監督は鹿島-アデレードを会場で視察した。相手は南アW杯アジア最終予選で日本と同じA組の豪州のチームだったが「全然そんな目では見ていない。(豪州戦は)2月だし、代表もいないし」と鹿島選手のチェックに専念。A代表招集歴のあるFW田代については「まずチームで定位置を取らないと」と厳しかったが、先発したFW興梠には「試合に出ている以上、可能性はある」と語った。

岡田監督が田代にゲキ、興梠は招集に含み
 【ACL 鹿島1―1アデレード】日本代表の岡田監督が鹿島―アデレード戦を視察した。鹿島にとって痛恨の引き分けとなったが「対等以上にやっている。チャンスもつくっているし、そういうこともある」と前向きにとらえた。かつて日本代表に招集したFW田代には「チームでポジションを取らないと」とさらなる成長をうながし、先発したFW興梠については「チームで出ている以上は可能性がある」と初招集に含みを残した。
[ 2008年09月18日 ]

3月19日に日本代表リストアップ報道されてから早半年、岡田日本代表監督が口を開いた。
「チームで出ている以上は可能性がある」
明らかに報道陣の誘導尋問を交わす回答である。
興梠慎三の日本代表選出があるかと問われれば、誰でも可能性は否定しないであろう。
異常な得点率と、他の日本人FWに無いプレイスタイルは日本代表に呼びたくなる気持ちを抑えられぬと言えよう。
しかしながら、得点という結果を残さなかった試合後に呼ぶと言える代表監督はあり得ぬ。
ところで、鹿島で定位置を取り戻せと叱咤された田代有三であるが、アディショナルタイム最後のヘディングが決まっておれば別の言葉で迎え入れられたであろう。
復調の兆しが見て取れた。
次はシュートを枠へ飛ばしヒーローとなるのだ。
それを我らは望んでおる。

アデレード戦報道

2008年09月18日 | Weblog
鹿島荒れピッチに泣きドロー/アジアCL

後半、芝生がめくれ上がる中、ドリブルする鹿島FWマルキーニョス
<アジアCL:鹿島1-1アデレード(オーストラリア)>◇準々決勝第1戦◇17日◇カシマ
 鹿島がまさかの「ホームの洗礼」を浴びた。アデレード(オーストラリア)をホームに迎えた準々決勝第1戦は、猛攻を仕掛けたが、荒れたピッチで伝統のパスサッカーの威力が減退。選手の疲労度も倍増した。前半38分に先制点を許し、同ロスタイムにDF内田が幸運なオウンゴールを誘って追いついたが、1-1の均衡を打ち破れないままドローに終わった。アウェーゴールを献上する劣勢の状況で、24日にアウェーでの第2戦に挑む。

 慣れ親しんだはずのピッチが恨めしかった。芝がめくれ、土がむき出しの部分が点在した。そんな荒れ果てた戦場が容赦なく体力を奪う。勝ち越し点を狙った後半ロスタイムには、もう動けなかった。スローインに誰も動き出せない。パワープレーを狙ったロングフィードも前線への上がりが遅く、プレーを始められない。時間は刻々と過ぎ試合終了が告げられた。

 DF岩政が影響を説明した。「下が緩んでいる中で、中3日の連戦。相手も単純に身長が大きいとかではない。太いというより『ぶとい』。上半身も下半身も疲れ方が違う」。相手の平均身長は約2センチ差の182・1センチだが、体重では約7キロ差の81・6キロ。肉厚の高いカベは想像以上の疲労度を招いた。

 それだけに空中戦を避け、地上戦に持ち込みたかった。だが凸凹の芝がそれを許してくれなかった。足へのダメージは大きく、DF新井場は右太もも裏に違和感を訴えて前半で交代。この試合に向けて温存していたMF本山も13日の川崎F戦後に右内転筋痛を訴え、欠場した。影響は否定できない。

 7月下旬から芝が悪化の一途をたどった。「サマーパッチ(夏の斑点)」と呼ばれる特効薬のない病気がまん延。猛暑の今夏は芝の温度が最高42度まで上昇し、ゲリラ豪雨が降り続き、病気が拡大した。「使わない方がいい」と言う選手もいたが、天皇杯県大会などの行事や、重要な一戦を前にした非公開練習のために、試合日以外でも使用せざるを得なかった。

 敵将のビドマー監督は来日後に「芝にガッカリした」と口にしたが、チーム関係者は「オーストラリアはラグビーと兼用の会場が多いから慣れている」と気にしなかった。皮肉にもホームの逆転現象が生まれた。

 準々決勝はアジアサッカー連盟主催の大会で過去5回中3回もはね返された鬼門。ホームの芝には牙をむかれたが、幸いにも第2戦のアウェーの芝は抜群の状況だという。MF小笠原は「アウェーで勝ちに行く状況は楽しみ」と逆境を歓迎した。【広重竜太郎】

 [2008年9月18日9時29分 紙面から]

内田強運発揮OG誘うクロス/アジアCL

鹿島DF内田(左)のセンタリングが相手に当たりオウンゴールとなる
<アジアCL:鹿島1-1アデレード(オーストラリア)>◇準々決勝第1戦◇17日◇カシマ
 鹿島DF内田篤人(20)がラッキーボーイとなった。0-1で迎えた前半ロスタイム、前線のFWマルキーニョスへ合わせたグラウンダーのクロスは相手DFがクリアミスし、ゴール左隅に転がり込んだ。6月のW杯アジア3次予選バーレーン戦では幸運なヘッド弾で決勝弾を挙げたが、この日も強運ぶりを発揮。「向こうのサイドを崩せることが判明したのが大きい。次は勝ちます」と前を向いた。

 [2008年9月18日8時9分 紙面から]

鹿島はホームで痛い引き分け/ACL
2008.9.17 21:33

ホームでの第1戦をものにできずガックリとうなだれる鹿島アントラーズのイレブン =県立カシマサッカースタジアム (撮影・大橋純人)【フォト】
 サッカーのアジア・クラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグは17日、茨城・カシマスタジアムでホームアンドアウェー方式の準々決勝第1戦を行い、ホームの鹿島はアデレード(オーストラリア)と1-1で引き分けた。

 鹿島は前半38分に先制を許したが、前半のロスタイムに内田の右クロスがオウンゴールを誘って追いついた。後半は押し気味に試合を進めたが、勝ち越し点は奪えなかった。準決勝進出を懸けた第2戦は24日、アデレードで行われる。

 必勝を期したホームの第1戦で、アウェーゴールを許しての引き分け。鹿島は悲願のアジア王者に黄信号がともった。オリベイラ監督は「難しいタフな試合だった」と元気がなかった。

 1次リーグ6試合を2失点で乗り切ったアデレードの組織的な守りに最後まで苦しんだ。前半38分、ドッドに頭で先制を許す苦しい展開。ハーフタイム直前に内田のセンタリングが相手に当たって入る幸運なオウンゴールで追い付いたが、勝利には結び付けられなかった。夏場から芝の状態が悪い本拠地で、またも本来のパスサッカーを展開できなかった。

 終盤にはFWの佐々木と田代を投入し、がむしゃらに勝ち越し点を狙う采配(さいはい)も実らない。引き分けを狙ってか、無理をしなかった相手にまんまと逃げ切られた。

 前身のアジア・クラブ選手権を含め、鹿島はこの大会でベスト4に入ったことがない。敵地で迎える第2戦は0-0では敗退が決まるため、危険を承知でゴールを狙わなくてはならない。Jリーグ1部(J1)で最多の優勝5度を誇る強豪がピンチに追い込まれた。

★鹿島の攻撃は怖くない?
 大型選手をそろえたアデレードは鹿島の猛攻にも慌てず、オウンゴールの1点だけにしのいだ。

 センターバックとして相手の攻撃を防いだ身長195センチのオグネノブスキは「鹿島の攻撃は速かったが、われわれの守備を崩すほどのパワーはなかった。怖かったのはミドルシュートだけ」と余裕の表情だった。

アデレード・ビドマー監督
「引き分けはとてもいい結果だ。全員が最大限の力を出した。オウンゴールは試合の一部だし仕方がない」

鹿島・オリベイラ監督
「守ってからカウンターを狙ってきた相手にワンチャンスで先制点を決められ、試合が難しくなった。こちらもチャンスを多くつくることはできたが…。判定もアンバランスだった


アウェーで勝つ!鹿島、痛恨ドロー/ACL
2008.9.18 05:07

ゴール前で懸命にボールに飛びつく小笠原(左)。Jの試合とは勝手が違った(撮影・大橋純人)【フォト】
 アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦(17日、鹿島1-1アデレード、カシマスタジアム)悲願のアジア王者を目指す鹿島が、ホームでアデレード(豪州)と痛恨の1-1ドロー。前半38分に先制を許し、同ロスタイムにオウンゴールで追いついたが、攻撃はことごとくはね返された。アウェーゴール制のため、24日の第2戦は0-0だと敗退する。4強入りへ、敵地でのゴールが絶対条件となった。

 笑顔で抱き合う相手とは対照的に、下を向く鹿島の選手たち。本拠地で、秋風が身にしみる結末が待っていた。
 「勝っている試合だった。もったいなかった」
 DF内田がタメ息をついた。前半38分に先制点を献上後、同ロスタイムに、すぐ追いついた。
 「高いボールは無理だと思ったから、なるべく低いボールを狙った」
 内田の右クロスが相手DFに当たりオウンゴール。ハーフタイムは絶好のムードで迎えた。

 しかし、相手の倍のシュート24本は、1次リーグ6試合で最少の2失点の堅守にことごとくはね返された。1メートル90超のDF陣。抜き去ったと思っても「球際で足が出てくる」とDF中田。Jリーグでは経験のない体格差で、DF岩政は「体の厚さが違う」。オリベイラ監督は「ゴール前に9人もいれば守備は安定する」と皮肉をいうのが精いっぱいだった。

 J1最多の優勝5度を誇る鹿島も、前身のアジア・クラブ選手権を含め、過去5度出場したこの大会でベスト4に入ったことがない。2試合の合計スコアが同点の場合、アウェーでの得点が倍に加算されるため、第2戦で0-0ならまたも敗退。危険を承知でゴールに迫る必要がある。

 主将のMF小笠原は「向こうで勝てばいい。相手はパス回しとドリブルに弱いことも分かった」と強気の姿勢を貫くしかなかった。
(峯岸弘行)

鹿島痛すぎるドロー…オージーの壁崩せず

<鹿島・アデレード>連係がうまくいかず、厳しい表情で指示を出す小笠原(中央)
Photo By スポニチ

 J王者が苦境に立たされた。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)は17日に準々決勝第1戦が行われ、鹿島はホームでアデレード(オーストラリア)と対戦。平均身長が1メートル80を超える大型軍団相手に苦戦し、前半37分に失点。前半終了直前にオウンゴールで追いついたが、1―1で痛恨のドローとなった。準決勝進出が懸かる第2戦は24日にアウェーで行われる。

 試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、場内には重い空気が立ちこめた。必勝を期したホームで、相手の2倍となる24本のシュートを放ちながら痛恨のドロー。本職の中盤で今季初の先発となったMF増田は「サイドからは崩せたけど、中でほとんどはね返された。シュートコースも少なかった」と肩を落とした。

 経験したことのない、フィジカル面の強さだった。アデレードは序盤から“オージーパワー”を前面に押し出すサッカーを展開。クロスは平均身長1メートル87のDF陣にことごとくブロックされ、エリア外からのミドルシュートも、1次リーグわずか2失点の分厚い壁に阻まれた。増田が「Jだと強い選手がチームに数人いる。でも、アデレードはほとんどの選手が強かった」と話せば、DF岩政も「体の厚さが違う」と驚きを隠せなかった。

 前半37分にはその強さに屈した。右サイドを崩され、警戒していたヘディングで失点。内田のクロスがオウンゴールを誘発して追いついたが、ホーム&アウェーで争われる決勝トーナメントは2試合の勝敗、合計得点とも同じならアウェーゴールは2倍換算となる。増田は「苦しい状況になった」と認めるしかなかった。

 アウェーの第2戦で0―0なら敗退。1次リーグでホーム2勝1分けと不敗を誇るアデレード相手に、リスクを承知で攻める必要がある。それでも、増田は「もっと速いボールを回せば、相手のDF陣も一瞬、間が開いてくる」と攻撃の糸口はつかんだ様子。主将のMF小笠原も「向こうで勝てばいいだけ。逆にやりがいがある」と話した。悲願のアジア制覇を目指すJ王者が、ここで負けるわけにはいかない。

[ 2008年09月18日 ]

鹿島、オウンゴールで追いつくもドロー…アジアCL準々決勝

後半35分、ゴール前に鹿島・マルキーニョスが飛び込むも、GK・ガレコヴィッチ(右)がセーブ
 ◆アジアチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦 鹿島1―1アデレード(17日・カシマ) 先制点を許した鹿島は前半ロスタイム、内田のクロスが相手DFのクリアミスによりオウンゴールとなり同点に追いついたが、後半は両者無得点に終わった。

 アウェーの第2戦は、9月24日、アデレードで行われる。 

 悲願のアジア王者に黄信号がともった鹿島のオリベイラ監督は「ワンチャンスで先制され、試合が難しくなった」と残念がった。

 ホームの芝生は夏場から状態が悪く、ボール扱いに慎重になって本来のパスサッカーを見せられない。内田は「思い切りが足りなかった。もっと大胆にやればよかった」と悔やんだ。

 鹿島・オリベイラ監督「守ってからカウンターを狙ってきた相手にワンチャンスで先制点を決められ、試合が難しくなった。こちらもチャンスを多くつくることはできたが…。判定もアンバランスだった

 アデレード・ビドマー監督「引き分けはとてもいい結果だ。全員が最大限の力を出した。オウンゴールは試合の一部だし仕方がない」

(2008年9月17日22時11分 スポーツ報知)

鹿島、痛恨ドロー 内田のパスからオウンゴールだけ…アジアCL準々決勝

前半32分、アデレード・オグネノブスキー(左)をかわしシュートを放った鹿島・内田
 ◆アジアチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦 鹿島1―1アデレード(17日・カシマ) 鹿島がホームでアデレード(豪州)と対戦し1―1の敗戦同等の引き分けに終わった。前半38分、MFドッドに先制点を献上。猛攻を仕掛けたが、前半ロスタイムにオウンゴールで追いつくのがやっと。24日の第2戦で90分間で準決勝進出を決めるには、2得点以上の引き分けか、勝利が求められる。攻撃のキーマンDF新井場徹(29)も負傷交代するなど、アジア初制覇を目指すJ王者が、早くも試練に立たされた。

 明暗を分けた。ひも一本で隔てられた取材エリア。アデレードの選手バスが拍手で見送られる中、鹿島イレブンはうつむきながら、言葉少なにバスへと駆け上がる。「もうこれで勝ちに行かなければいけないということ」とDF岩政。ホームで1―1のドローに終わり、鹿島はまるで敗者のようにうなだれた。

 前半38分、警戒していた空中戦で先制点を献上。前半ロスタイムにオウンゴールで追いついたが、その後は自力でネットを揺らすことができなかった。相手の倍となる24本シュートを放ったが、MF増田は「DFの真ん中を固めてきて、シュートコースがほとんどなかった」とことごとくはね返され、敗戦同様のホイッスルを聞いた。

 24日のアウェー戦で大きな不安を抱える。90分間で準決勝進出を決めるためには2得点以上の引き分けか、勝利しかない。MF小笠原は「勝ちにいくしかない状況も、それはそれで楽しい。やりがいがある。点を取るしかないので」と前を向くが、オウンゴールの1得点のみでは、説得力を持たない。

 さらに、代えのきかないDF新井場が、右太もも裏の違和感で途中交代。第2戦には間に合う見込みだが、万全の調子で迎えることは難しい。代役のDF中田も疲労が蓄積すると、古傷の左ひざに水がたまるため、週2試合の出場は回避している。右内転筋を痛めているMF本山の出場も不透明な状況だ。20日にリーグ柏戦があり、中3日で迎える第2戦。勝利への前向きな要素はない。

 「かなり強い気持ちでいかないと勝てない相手。すごく追い込まれたと思う」と岩政は声を振り絞る。がけっぷちに追い込まれたJ王者。悲願のアジア初制覇へ、暗雲がたれ込めた。

 ◆鹿島の勝ち抜け条件 2試合合計で同点の場合、アウェーゴールの多いチームが勝利となるため、0―0の引き分けなら鹿島の敗戦となる。勝ち抜けには勝利か2得点以上奪っての引き分けが必要。1―1の場合は15分ハーフの延長戦、PK戦で勝敗を決める。

(2008年9月18日06時02分 スポーツ報知)

鹿島悲願へ黄信号 1-1ドロー ACL準々決勝第1戦
■選手に及第点 オリベイラ監督
 「このスコアは高いレベル同士の戦いではあり得る」。鹿島のオズワルド・オリベイラ監督は、1-1というホームでの第1戦を冷静に振り返った。
 失点のリスクを嫌ったアデレードは、守備を重視し少ない人数でのカウンターを徹底。しかし、長短のメリハリをつけたパス回しから度々好機をつくったのは鹿島で、試合全体を通して24本のシュートを放った。1点ビハインドを追い付いた選手にも「相手が守りを固める中、よく同点に追いついた」と及第点を与えた。
■鹿島・DF内田篤人
「(オウンゴールは)マルキを狙った。自分では入ると思ってなかったし、たまたま入っただけ。狙ったわけじゃない。アウェーでは相手を崩さないと困る。次は頑張る」
■勝つしかない
 鹿島・MF中田浩二「(左サイドバックは)鹿島では練習も含めて初めてだったが、ああいう状況なので起点を作ろうと思った。次は相手の特徴をつかんで入れる。厳しい状況だが、点を取って勝つしかない」
■結果は悪くない
 鹿島・岩政大樹「先制点を奪われたことを考えれば悪くない結果。次はむこうのピッチにもよるが、いい状態なら十分崩す形はつくれると思う」


【写真説明】
鹿島-アデレード 後半、競り合う鹿島・興梠(中央)、内田(右)=カシマスタジア


結果だけを見れば非常に厳しいようにも思える。
しかしながら、体格だけでサッカーをするわけでもないし、ましてや選手をゴール前に並べるだけで守りきれるわけではない。
1チャンスをものにするだけで形勢は逆転するのだ。
何を悲観することがあろうか。
最後に笑えばよいことを我等は知っておるのだ。
アウェイをものともせぬメンタルこそが重要である。

アデレード戦コメント

2008年09月18日 | Weblog
鹿島アントラーズ :監督
相手は最初から守るという戦法でカウンター1本から得点につなげる狙いがあったなか、実際に先制されてしまった。ただ、ビハインドとなった後も選手たちはよく戦ってくれたし、同点に追いついてくれた。これだけの大会でレベルの高いチーム同士の戦いならこの(1-1という)スコアはおかしくはない。相手が第 2戦に勝負をかけているのは明らかであった。チャンスも多く作っていたが、もう少し慌てずにプレーすればまた違っていたかもしれない。来週の第2戦へのアデレードでの勝負にむけてがんばりたい。
(中田の投入については?)
新井場が足の痛みを訴えていたのでハーフタイムに交代させた。


【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs アデレード・U】オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
9月17日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 1 - 1 アデレード・U (19:00/カシマ/7,004人)
得点者:38' トラヴィス ドッド(アデレード・U)、44' オウンゴール(鹿島)

●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島):
Q:ホームの初戦で1-1という結果でした。その結果をどのように捉えているかと、後半から中田浩二選手を起用した意図を教えて下さい。
「1-1というスコアは、高いレベルのチーム同士の戦いであれば、そういうスコアがあってもおかしくはないと思います。相手も高い能力をもった選手を揃えているわけですから、この結果で第2戦のアデレードでの勝負になった思います。中田浩二選手の投入とは、新井場選手が足の痛みを訴えてプレーできないということでしたので起用しました」
Q:相手の守備については、事前に研究したよりも堅いと感じましたか?
「ゴール前に9人も揃えば堅いという見方もできるでしょうが、うちが多くチャンスをつくったのは、グラウンダーでうまくパスを繋いだとき。その場面から得点につながりました。そのほかにも何度もチャンスはあったわけですから、それを慌てずに繋いでいけばチャンスはつくれるということは、わかったことです」
Q:チャンスが多いながらも1-1という結果をどう思いますか?(海外メディアより)
「向こうの戦法は明らかになっており、守ってカウンターを狙っていくという形を徹底的にやっていっていたわけで、そのなかでカウンターを1本成功し、うちがビハインドの状況になりました。ただ、そのあと選手たちもよく戦ってくれたと思いますし、同点に追いついたというのもありました。こういう大会のレベル、これだけのレベルの高いチーム同士の戦いになってくると、こういったスコアもありうるわけで、試合の最初から彼らの戦法は第2戦に勝負を賭けるというのは明らかだった。そこを落ち着いてやれればもう少し良い結果が得られたと思います。ただ、まだ1戦目が終わっただけですので、2戦目に向けてがんばっていきたいと思います」
Q:後半、増田選手に代えて佐々木選手を投入した意図は、勝たなければいけない、攻めなければいけないというメッセージだったのでしょうか? また、それまでの増田選手のパフォーマンスはいかがでしたでしょうか?
「増田選手に関しては別に何かがおかしかったわけではないです。チームとして一定の時間まではこうやって、途中まではこういうふうにやっていくというのは選手に伝えてあったことで、増田選手が交代するまでは要求された役割、高いパフォーマンスと機能という部分ではよくやっていたと思います。ただ、どこかでリスクを負わなくてはいけない、相手のディフェンスを引きはがすという作業をしながら内を使ったり内でシュートを打つ状況をつくりたいというのがありました。そこで佐々木選手を投入して彼のスピードとパワーをうまく生かせればという狙いがありました。そこから2回ほど明らかなチャンスをつくってくれたと思いますし、そういった意味では機能と役割を果たしてくれたのではないかと思います」
Q:後半、マルキーニョス選手が左に張ってチャンスをつくったのですが、それでも崩し切れなかったのは、なにか足りなかったと思います。その理由はどうお考えですか?
「もう少し、多くのチャンスをつくれればというのはありました。両サイドから崩すということを考えたとき、中央は人数が多い。そこを無理して中央突破を狙うより、サイドで徹底的に起点をつくって相手にギャップができたところに選手が飛び出して得点を決める。あるいは動き出しひとつで崩していくということを狙っていました。チャンスはつくっていたと思いますし、もっとつくれたとも思います。あとは2点目が入るか、入らないかの違いくらいだったのではないかと思います」

以上

【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs アデレード・U】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●新井場徹選手(鹿島):
「左ももにちょっと違和感を感じた。
(怪我の具合は?)
まだよくわからない。様子見で。次に出られるかはまだわからない」
●興梠慎三選手(鹿島):
「前を向けたらチャンスがありましたけど。(相手のディフェンスは)中央のザゲイロ(センターバック)の2人は良かったし前半はガツガツきた。後半には疲れが出て来てたんだけど、単純にセンタリングを上げても難しかった。次のアウェイまで時間があるので、サイドの崩しを練習できればいいと思う。クロスの入り方とかもっと工夫しないと。次のアウェイで絶対に勝ちにいく。中盤の回しが今日も少なかった」
●小笠原満男選手(鹿島):
「チャンスが作れていないとは思わない。向こうでやっても勝てない相手ではないので、いつも通りのサッカーをしたい」
●大岩剛選手(鹿島):
「向こうに先制点をやってしまったのがゲームの流れを変えた。うちがもっと支配していけたはず。後半は色々なオプションを使って攻めたけどダメだった。気持ちを切り替えて次のJリーグを戦いたい」
●中田浩二選手(鹿島):
「監督からは守備気味でいいと言われたけど、スペースがあったので前に行った。練習を含めて初めてだった。ああいう状況だったので起点をつくろうと思っていた。自分でドリブルとかはできないし、マルキ(マルキーニョス)がうまく入ってくれるので、オレなりにはできたと思う。ただ、相手は守りが堅かった。ちょっと遅いのかなと思っていたけど、前半からカウンターを狙ってきていたし、みんなも足が出てくるのに苦労していた。口でどれだけ言っても体験しないとわからない。体験できたから次はうまくやれると思う。今日より相手の特徴がわかっている。勝つしかない」
●増田誓志選手(鹿島):
「スタメンは今日言われました。相手のフィジカルは強かった」

以上

結果には不満が残るが、最悪ではなかった。
得点という記録はなかったがチャンスはあった。
悲観する内容でもない。
後はプレイの精度を上げ、確実にしていくこと。
それだけで良いのである。