鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

石川竜也移籍コメント

2007年01月18日 | Weblog
【山形 2007シーズン新体制発表・新加入選手記者会見】記者会見での新加入選手コメント [ J's GOAL ]
●石川竜也選手(背番号13/DF):
「石川竜也と言います。よろしくお願いします。山形という土地は初めてなんですけれども、1日でも早く山形の土地であったり、チームの状況であったり、監督の考え方であったりを理解して慣れて、試合に出ることでチームの勝利に貢献したいと思っています。年齢的にも、山形は若い選手がいっぱいいるということも聞いていますし、できる限り僕なりの今までの経験であったり、考えというものを伝えながら頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

Q:山形に来た理由と、今季の個人的な目標を聞かせてください。
去年半ばから東京Vのほうでやらせてもらって試合に出て、自分のなかで感じたことがありました。それは、試合に出るということが選手にとってすごく必要だということです。僕が鹿島で4年半やったのと、東京Vの半年間試合に出た違いを強く感じたなかで、山形のほうからオファーをいただきました。正直、鹿島も監督が代わるということでチャンスがあると思っていたんですけども、僕としては誘っていただいたというチームで、1年間通して戦ってみたいという思いがあったのがいちばんの決め手でした。僕のプレーの特長というのは、左利きということもあって、センタリングであったりフィードだと思いますが、山形はポゼッションサッカーだということも知ってますし、僕がレギュラーとして出て、ゲームの流れであったり、厳しい戦いを勝てるようなプレーができるようにしていきたいなと思っています」

経験者の言葉は重い。
公式戦に出場することの重要性を説いているのである。
石川に関しては、今は述べるべき事もないのだが、彼の経験を生かすことが出来れば山形にとっても幸せであろう。
サッカーというスポーツは、週に2試合が限度で(出来れば1試合にしたいところであるが)、11人のポジションに3人の交代枠しかない。
戦術を浸透させるには固定メンバーで戦う必要もある。
従って、不慮の負傷や出場停止による機会に大きくアピールしない限り紅白戦要員となってしまう。
確かにチームを強くする噛ませ犬としての存在も重要な役目ではあろう。
だが、選手として契約している身でそれは悲しい。
高額な給与でその身に甘んじる選手を飼っているクラブもあるが、誰の目にも不遇であるとしか映らない。
オファーがあれば出そうではないか。
不遇を託っていれば手を差し伸べようではないか。
かつて新井場や大岩を獲ったように良い選手には手を差し伸べたい。
逆に機会のある選手は積極的に出していくべきなのだ。
それがチームという生き物の活性化に繋がる。
ただし、年齢への拘りは捨てるべきである。
今の単年契約で事を進めるに当たってはあまり意味のないものであるからである。
その年にチームに貢献するか否か。
それ以上でもそれ以下でもないはずである。
積極的に育成を担い、選手を販売する方針に移行するというのであれば別であるが、今の鹿島はそうではなく優勝を目指すクラブなのである。
ただ別の案として、若い世代もしくは契約年数の浅い選手の公式戦を別に組むという方法もあろうかと思う。
地域別にリーグ戦を行うのだ。
時代は動いている。
かつてのように公式戦以上に激しい紅白戦で鍛える時代ではない。
効率よい育成と成績を残すための施策を常日頃から提案していかなければ生き残ることは不可能。
関白は返上し征夷大将軍を目指すのだ。
武家の最高位は征夷大将軍である。
これで豊臣の家臣ではなくなることが出来ようぞ。